「SF映画」の名作、過去に戻って死のウイルスから「世界を救え」
「SF映画」のSF、
S(サイエンス)、F(フィクション)
宇宙人が出てきたり、タイムマシンで過去や未来へ行ったりと、
非現実の世界を映像で楽しむ、それが「SF映画」ですね。
「名作」と呼ばれる「SF映画」も数多く存在します。
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「SF映画」の「名作」
代表的な「SF映画」の「名作」といえば、
「2001年宇宙の旅」でしょうか。
相当古い映画です。1968年の作品、いまだに代名詞的な存在として名前が上がります。
ですけど、ピンとこないですよね。私みたいなおじさんでも、これを一番最初に上げようとは思いません。映画通みたいにカッコつけた選択のような気がしてしまいます。
そこでやはり、こっちです。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
過去、現在、未来、時間を旅する主人公の物語、
この映画をつまらないと評価している人に、私は会ったことがありません。
これぞ「SF映画」の代名詞と言える作品だと思っています。個人的にですけど。
そんなデロリアン好きのおじさん、
時間をテーマにした「SF映画」を好んで観る傾向にあります。
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時間を旅する「SF映画」
時間を旅する「SF映画」、調べてみるとそこまで多くはないですね。
ただ単に、有名な作品が少ないだけかもしれませんけど。
もしかしたら、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の存在が、
時間をテーマにした「SF映画」を作らせない要因になっているのかも、
なんて思ってしまいます。
同じ土俵で比べられたら悲惨ですよ。太刀打ちできません。
ただ、たまに、
時間という同じ土俵に上がってきて、時間以外のテーマをプラスして存在感を示す映画が現れます。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とは違った色合いで視聴者を魅了する、
時間を旅する「SF映画」、
紹介したいと思います。
「時間旅行」と「陰謀論」をモチーフにした「SF映画」
「12モンキーズ」
12 Monkeys-Trailer
【監督】
テリー・ギリアム
【脚本】
デヴィッド・ピープルズ、ジェネット・ピープルズ
【製作】
チャールズ・ローヴェン
【製作総指揮】
ロバート・コスバーグ、ロバート・カヴァロ
ゲイリー・レヴィンソン
【キャスト(役名)】
ブルース・ウィリス(ジェームズ・コール)
マデリーン・ストウ(キャサリン・ライリー博士)
ブラッド・ピット(ジェフリー・ゴインズ)
クリストファー・プラマー(ドクター・ゴインズ)
デヴィッド・モース(ドクター・ピータース)
ジョン・セダ(ホセ)
キャロル・フローレンス(ジョーンズ)
【日本公開】
1996年6月29日
【第68回アカデミー賞】
助演男優賞ノミネート:ブラッド・ピット
衣装デザイン賞ノミネート:ジュリー・ウェイス
「12モンキーズ」簡単なあらすじ
ネタバレせずに、紹介します。
1996年、ウイルスによって全人類の99%が死滅。
生き残った人類は2035年、
地下の暗闇に住んでいました。
この人類を死滅に追い込んだ強力なウイルスをなんとかしようと、
犯罪者として服役しているコールが、特赦を条件に任務を与えられます。
過去に戻って
ウイルスをばら撒いたと言われている「12モンキーズ」という組織。
「この組織を探り、ワクチンを作るために、必要となる純粋なウイルスのありかを突き止めて入手して来い」
これがコールに与えられた任務です。
「12モンキーズ」が本当にウイルスを散布したのか、
それとも、他に真犯人はいるのか、
全人類の99パーセントが死滅する強力なウイルスを巡る「時間旅行」、
人類を滅亡させようとする「陰謀」、
犯罪者として服役しているコールは、
「時間旅行」をして、この「陰謀」を止めることができるのでしょうか。
〜「12モンキーズ」〜
この「12モンキーズ」、「SF映画」の「名作」です。
この「映画」を観た方達の感想を、少しだけ
・「12モンキーズ」を観たAさん
世界が滅びる前からして、異様に漂ってくるこの終末感は一体何なんでしょうか。
この映画を撮影した90年代の、この張り詰めた空気感が、
この映画をより格調高いものにしているように思えてなりません。
・「12モンキーズ」を観たCさん
ブラッドピットに魅せられ続けた2時間でした。
狂った役はファイトクラブで観ていたけど、桁違いに狂っていた、凄かったです。
止まらないセリフに合わせた、不気味な動きも醸し出すオーラも完全にヤバい人でした。とりあえず、このブラピは最高だから観て欲しい作品です。
・「12モンキーズ」を観たCさん
最高!
常に画面上から漂ってくるテリーギリアム感にクラクラしながら、飽きる事なく楽しめる練られた脚本、役者陣も素晴らしいです。
抑えた演技からの感情の起伏を、繊細に演じたブルースウィルスも然る事ながら、
ブラッド・ピット!
あそこまでリアルな役作りを観たことがありません。
映像も脚本も役者も素晴らしい映画です。
・「12モンキーズ」を観たおじさん
もう20年以上前の「映画」です。
多少、映像のクオリティーという意味では、厳しいものが今となってはありますけど、
それでも十分に楽しめる「SF映画」になっています。
派手さのないタイムトラベルもの、ジックリと視聴するのに最適です。
「全人類の99%を死滅させたウイルス」と「陰謀」、
独特の色合いを見せて存在感を示している「12モンキーズ」、
1度は観ておいて損は無いと思いますよ。
この「12モンキーズ」を題材にした「海外ドラマ」もあります。
私はそちらもしっかりと観てしまいました。
内容は、この「12モンキーズ」をドラマとして引き伸ばした感じですけど、
そちらも十分に見応えのある作品に仕上がっています。
「海外ドラマ」の「12モンキーズ」を観る前に、
「映画」の「12モンキーズ」で、
内容に触れておいてください。
そうすれば、どちらも相当楽しめると思いますのでね。
テリー・ギリアム監督について
テリー・ギリアム(1940年11月22日〜)は、
アメリカ生まれのイギリス人映画監督です。
イギリスのコメディグループ「モンティ・パイソン」のメンバーの一人。
主な映画監督作は、
・1975年「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」
・1981年「バンデットQ」
・1985年「未来世紀ブラジル」
⇨第58回アカデミー賞 脚本賞/美術賞 ノミネート
・1991年「フィッシャー・キング」
⇨1991年ヴェネツィア国際映画祭 銀獅子賞(監督賞)受賞
⇨第64回アカデミー賞 5部門ノミネート
(主演男優賞/助演女優賞/脚本賞/作曲賞/美術賞)
・1996年「12モンキーズ」
⇨第53回ゴールデングローブ賞 助演男優賞 受賞(ブラッド・ピット)
⇨1996年サターン賞 3部門受賞
(最優秀SF映画作品賞/衣装賞/助演男優賞)
⇨第68回アカデミー賞 助演男優賞/衣装デザイン賞 ノミネート
・1998年「ラスベガスをやっつけろ」
・2004年「ブラザーズ・グリム」
・2009年「Dr.パルナサスの鏡」
・2013年「ゼロの未来」
・2018年「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」
ギリアムの映画で有名なのは「未来世紀ブラジル」でしょうか。
デ・ニーロもこの映画に出演しています。
私が「未来世紀ブラジル」を観たのは相当昔で、あまり覚えておりません。
独特の世界観で不思議な映画、といった印象しか・・・。
そういう意味では、
この「12モンキーズ」は大丈夫です、3回ぐらい観ました。
ギリアム監督の「12モンキーズ」を勧めるというよりは、
「SF映画」としてこの「12モンキーズ」をオススメしたいと思います。
「12モンキーズ」(無料)
「未来世紀ブラジル」(無料)
「フィッシャー・キング」(無料)
「ラスベガスをやっつけろ」(無料)
「ブラザーズ・グリム」(無料)
「Dr.パルナサスの鏡」(無料)
「ゼロの未来」(無料)
「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」(無料)
視聴するなら、
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「12モンキーズ」を勧める、もう1つの理由
ブルース・ウィリスとブラッド・ピットが共演です。豪華ですよね。
ブルース・ウィリスももちろん素晴らしいですが、特に、
ブラッド・ピットの演技が最高です。
ブラッド・ピット演じるジェフリー
✔︎ ジェフリーが精神病院に入院している最中、ブルース・ウィリス演じるコールと出会う
✔︎ 登場からずっと、キレッキレ
(適切な言葉とは言えませんけど・・・)
✔︎ アカデミー賞の助演男優賞(ノミネート)、ゴールデングローブ賞の助演男優賞(受賞)など、
ブラッド・ピットが演じるジェフリーは評価されています。
✔︎ これだけでも良いので、「12モンキーズ」は必見です。
強くてカッコいいブラピを観たい方にはオススメしませんけど、
こういう役柄もこなせるんだと、新しいブラピを発見したい方に是非、
観て欲しい作品になっています。ちょっとショックかもしれませんけどね。
「12モンキーズ」というウイルスをばら撒いたとされている組織、
そのトップをブラピが演じています。いつまでも記憶に残るブラピになると思いますよ。
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最後に
この記事の冒頭で、
「名作」と呼ばれる「SF映画」は数多く存在すると書きましたが、
個人的には、
「SF映画」は数多く存在するが、「名作」と言えるのはほんの一握りだと思っています。
結局、最終的には好き嫌いの範疇だと思いますけどね。
自分にとって「最高の映画」、「好きな映画」、これを「名作」と呼んでもいいではないかと。どっかの訳の分からない団体が決めた「名作」に踊らされることなく、自分だけの「名作」を増やしていきたいですね。
ということで、
個人的「SF映画の名作」、「12モンキーズ」をオススメします。
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