「○○フラグが立った」、こんな○○はイヤだ!な、小説

2019年12月10日

 

以前にも書かせていただきましたが、

私はよく、

「このミステリーがすごい!」大賞関連の小説を読みます。

読んだ事のある作家が書いている小説なら、全く躊躇する事なく購入して読んでいます。
安心感がありますからね。

逆に、読んだ事のない作家の小説だと少し考えます。どうしようと。

その時に、「このミステリーがすごい!」大賞関連の小説に助けてもらっています。

今回紹介する小説も、私が当時助けてもらった小説です。

 

 

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「フラグが立つ」とは

 

フラグが立つ」、ご存知ですか?

色々調べてみると、

この「フラグ」とは、プログラミングの世界で使われている言葉です。
ある条件を満たしているかどうかを判断する為に使う変数のこと、

もうすでによく分かりませんが、

ようするに、「フラグ」が条件で、条件が満たされる事を「フラグが立つ」、

こんな解釈でいいと思います。私にはこれが限界。

ドラクエなんかだと分かり易いですね。

街で情報収集してフラグを立てて、行ける場所が増える、
行ける場所が増えた事により新たなボスと戦えるようになる。

このボスと戦うためのフラグが、街での情報収集と、
その場所に行く事、この2つの条件を満たして初めてボスと戦える「フラグが立った」という事です。
条件を満たしましたので、どうぞボスと戦ってください、勝てるかどうか知りませんけどね。

これがドラクエのようなRPGでは欠かせない作業です。
ストーリーを進める為にフラグを立てていく、楽しい作業ですよね。
何十時間、繰り返してしまいます。

 

あまり良くない「フラグが立った」時

ゲームの世界なら、プレイヤーにとって楽しい作業だとしても、

映画やドラマではどうでしょうか。

どんなジャンルでもいいですが、例えば、

主人公たちと共に行動していたのに、急に仲間のためだとカッコつけて、
その場から単独行動をしだしたヤツを観ると、視聴者はこう思ってしまいます。

「あ、死亡フラグだわ」

カッコつける、単独行動をする、はい「フラグが立ちました」と。

だいたい当たりますね、この予想は。

無事にその後合流するなんて事は、ほとんどありません。
映画やドラマだと、
これを「フラグを回収した」と納得してしまいます。良くない「フラグ」ですけど。

この良くない「フラグ」を、活字で楽しませてくれる小説がこれです。

 

 

「死亡フラグが立ちました!」 

 

死亡フラグが立ちました! 七尾与史

ネタバレせずに、簡単に紹介。

特ダネを追っている三流ライターが、
事故として処理されたある組長の死に、
死神」と呼ばれる凄腕の殺し屋が関わっていたのではと聞いてしまいます。

この「死神」のターゲットになると、
24時間以内に偶然の事故によって殺されてしまいます。
偶然の事故だと思わせる天才殺し屋です。普通では有り得ない偶然を作り出して、
最終的にターゲットを死に追いやる凄腕、恐ろしい才能の持ち主です。

事故なのか、「死神」の仕業なのか、事件を追うライター。

ライターと共に事件を追う事になる天才投資家の不思議な先輩、
組長の仇討ちを誓うヤクザ、退官間近の窓際警部と新人刑事、

彼らが徐々に「死神」を追い詰めていく、サスペンス小説です。

 

七尾与史との出会い

 

第8回「このミステリーがすごい!」大賞に、
七尾与史はこの死亡フラグが立ちました!を応募、最終選考には残りましたが、
結局受賞はできませんでした。

ただ、
内容は評価されたようで2010年7月に隠し玉(編集部推薦)として作家デビュー、
これまでたくさんの小説を発表しています。

受賞はできませんでしたが、「このミス!」大賞関連の作家さんです。
私はそれで知ることができました。

七尾与史の作品を初めて読んだのもこの死亡フラグが立ちました!です。
彼のデビュー作ですね。

非常に楽しめましたよ。

新しい作家を知ることが出来たし、
小説を選ぶ際に迷う時間を少しだけ軽減できるようにもなりましたしね。
「このミス!」大賞には感謝しています。

 

 

「死亡フラグが立ちました!」を読んだ方達のレビューを、紹介します

 

「死亡フラグが立ちました!」を読んだAさんのレビュー

死神と言われる殺し屋。ジョーカーのカードを渡された人は24時間以内に必ず死ぬ。
その方法は?凶器はバナナの皮?
何重にも張り巡らせた用意周到な方法で事故死に追い込ませます。
果たして結末は、貴方はすでに死亡フラグが立ちました。

 

「死亡フラグが立ちました!」を読んだBさんのレビュー

ストーリー展開がテンポよく、サクサク読めます。
後書きによると、当初よりも半分以上量を削ったんだとか。タイトル通り、
小難しいミステリーというよりも死神のトラップを見破れ!なノリです。
ラストは、なんだかドタバタ・・・続編あるかもよ?な雰囲気です。
たまには軽い殺人(でも意外性あり!)を読みたい人にもってこいの作品です。

 

「死亡フラグが立ちました!」を読んだCさんのレビュー

なんなんですか?!このストーリー展開は。
伏線の貼り方がズルすぎます。ストーリーの中では、全く接点が見出せないのに、
読み進めていくとある時に・・・「ふぁっ?!」と声が出てしまうほどの繋がりがあったりして面白かったです。
滑稽な感じがあるけれど、底知れないシリアスさというか不気味さもあって、
最後が最後だけにこれは続きがかなり気になるお話です。

 

「死亡フラグが立ちました!」を読んだおじさん

この死亡フラグが立ちました!は、七尾与史のデビュー作です。何冊も書いてきたベテラン作家の作品ではありません。納得できない部分も多々あるとは思いますが、エンターテイメント作品として楽しんでもらえれば良いなと、私は思っています。

ですので、

本格ミステリーを読みたい方には、厳しい作品だと思います。

殺し屋が出てくるのに、この作品の世界観は全く暗くありません。笑ってしまう場面が多々あります。

読み進めていきながら作品の世界観に没頭していくのではなく、

読み進めていきながら映画として頭に描いて、楽しんでしまえばいい作品だと思います。

明るいミステリー小説が読みたい方に、オススメしたいなと。

 

 

 

最後に

 

七尾与史の作品は全て読んでいます。基本、楽しめる作品ばかりですね。

ドS刑事シリーズやバリ3探偵圏内ちゃんシリーズなど、
肩に力を入れずに楽しめる作品が多いです。

本格ミステリーとは言い難いですが、楽しめるミステリーとして、
今後も読んでいこうと思っています。
ミステリーものが得意ではない方にもオススメできますね。サラッと読めますよ。

 

ただ、気をつけてくださいね。

七尾与史を知る、小説を読んでみる

フラグが立ちました

七尾与史の、全ての作品を読む事になってしまいますよ。

 

 

 

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