「七尾与史」の「ミステリー小説」、今度はカレーで人類の危機?
”凶器は・・・バナナの皮!?殺人事件”
これが、
今回紹介する「小説」の、前の作品に書かれている副題です。
フザケタタイトルを副題にしている「小説」だったのですが、
読んでみると、
意外と楽しめてしまう「小説」なんですね。肩に力を入れないで読み進められる「小説」でした。
で、
今回紹介する「小説」は、
そのフザケタ副題が付いていた作品の続編です。PART2です。
副題はもちろん、
フザケテいますよ。
「七尾与史」の「ミステリー小説」
「死亡フラグが立ちました!カレーde人類滅亡!?殺人事件」七尾与史
前作は「バナナ」、今作は「カレー」です。
しかも、人類滅亡なんて物騒なタイトルを副題にしている「小説」、
ポピュラー過ぎる「カレー」が、人類の危機を招くかもしれないなんて思うと、身の毛が・・・。
いやいや、
「はぁ〜??」
という感情しか湧きませんよね。
では早速、ネタバレをせずに紹介します。
前作「死亡フラグが立ちました!凶器は・・・バナナの皮!?殺人事件」と同様、
主人公は2人です。
オカルト雑誌の貧乏ライターの陣内。
天才投資家で不死身、あらゆる常識の斜め上に鎮座している本宮。
彼らが大活躍する「ミステリー小説」です。
廃刊寸前のオカルト雑誌「アーバン・レジェンド」の編集長・岩波美里から、
無茶苦茶な指令を受けた陣内。
「今年、人類は滅亡する。あなたは原因を突き止める!そして食い止める!それを記事にする!」
今年はあと半年、人類滅亡を食い止めて、記事にしなくてはなりません。
陣内が今追っているネタは「呪いの映像」、
これを人類滅亡とつなぎ合わせて記事にしていく事になりました。強引に。
しかし、
そもそも「呪い」自体を信じていない陣内、
調べる事すら無駄に思えるし、どうやって調べていったらいいのか悩んでしまいます。
陣内はある方法を思い付きます。
本宮さんだ!
あの、無駄に不死身で天才な本宮さんに、
今回も助けてもらおうと陣内は考えつきます。
「本宮さんは誘拐されたみたいだけど、無駄に不死身だから大丈夫だろう」
「呪いの映像」の真相を追い始めた陣内は、やがて、
恐ろしい人類滅亡計画に辿りつき・・・。
なぜ副題に「カレー」が入っているのか?
「呪いの映像」とは何か?
そして、
本宮が誘拐された理由は何か?
「七尾与史」が贈る「ミステリー小説」
「死亡フラグが立ちました!カレーde人類滅亡!?殺人事件」を読んで、
確認してください。
「七尾与史」の「ミステリー小説」を読んだ方達のレビューを、紹介します
・「死亡フラグが立ちました!カレーde人類滅亡!?殺人事件」を読んだAさんのレビュー
最初は世界観について行けずに、あー、間違った本を買ってしまったと後悔していました。
しかし、読み進めて行くうちにストーリーとキャラクターの魅力にどんどん引き込まれていって、続きが気になって仕方なくなって、最後まで一気読みしてしまいました。
本宮さんの洞察力と強運の持ち主具合が読んでいて痛快でした。
初回のストーリーも読んでみようと思います。
スマホの死亡フラグアラーム機能、自分のスマホにも欲しいです。
・「死亡フラグが立ちました!カレーde人類滅亡!?殺人事件」を読んだBさんのレビュー
シリーズ2作目。
今回、陣内と本宮は呪い事件に巻き込まれます。
本宮の頭脳は、凄いと思います。
突拍子もない事をいい、接点がないと思っていた事件が繋がっていくところが面白かったです。
・「死亡フラグが立ちました!カレーde人類滅亡!?殺人事件」を読んだCさんのレビュー
C級にギリギリ行かないB級加減が巧妙。
意味不明にスペックの高い本宮さん、大好きです。
死亡フラグアプリ高機能。路上で◯◯◯発見から、食べ終わるまでのくだりは笑いをこらえきれません。
ホントここ、最高潮でした。
サブタイトルのカレー、使われ方が面白すぎます!
もうミステリーってジャンルは関係ないです。カレーはマジで笑えますよ!
・「死亡フラグが立ちました!カレーde人類滅亡!?殺人事件」を読んだおじさん
1作目が「バナナ」、今作は「カレー」、
タイトルだけを見たら、誰がこんな「小説」を買うんだと思ってしまいますが、ご安心ください、
ここにしっかりと1人、存在していますので。
レビューを多数読んで、勇気付けられましたね。
本格「ミステリー小説」かどうかは、NO!
濃厚なストーリーで読者を考えさせて、真剣に向き合わせるかどうかは、NO!
スピード感と爽快感で、読者を楽しませるかどうかは、YES!
リアリティは薄っぺらいけど、笑えて楽しめるかどうかは、YES!
本宮って何?・・・人類最終兵器!
そんな感じでですね、
あくまでも楽しく、肩の力を抜いて読み進めて欲しい「ミステリー小説」です。
「七尾与史」が贈る「ミステリー小説」、
「死亡フラグが立ちました!カレーde人類滅亡!?殺人事件」
オススメします。
「七尾与史」のフザケタタイトルの「小説」を紹介します
七尾与史(1969年6月3日〜)は、推理作家、歯科医師でもある日本の作家さんです。
フザケタタイトルと書いてしまって、申し訳ない思いで一杯なんですけど、
本当にフザケテいるとしか思えないタイトルの「小説」が多数ありますので、紹介したいと思います。
「死亡フラグシリーズ」はもう書いていますから、
「ドS刑事シリーズ」のタイトルを表にしてみます。
ドS刑事シリーズ | 年 | タイトル |
2013年4月 | 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件 | |
2013年8月 | 朱に交われば赤くなる殺人事件 | |
2014年8月 | 三つ子の魂百まで殺人事件 | |
2016年12月 | 桃栗三年柿八年殺人事件 | |
2017年3月 | さわらぬ神に祟りなし殺人事件 |
「殺人事件」という事以外、全く想像すら出来ないタイトルの「小説」ばかりです。
「ドS刑事」もどうかと思いますけど。
七尾与史の「小説」には、フザケタタイトルの作品が多数存在していますが、
読み進めてみると、意外と楽しめてしまう「小説」ばかりなんです。もちろん、中には全く受け付けない方もいるとは思いますけどね。
「小説」を単純に楽しみたいという方に、強くオススメしたい作家さんです。
ちなみに、
七尾与史の「小説」を調べていて見つけたのが、
たぶん、短編なんですけど、
「全裸刑事チャーリー」
というタイトルの短編を多数書いているようです。私は全く読んだ事がありません。
「全裸刑事チャーリーシリーズ」の1つ、
「全裸刑事チャーリー 恐怖の全裸車両」
背筋がゾクッとするほど声を出して笑ってしまいましたよ。
「死亡フラグが立ちました!カレーde人類滅亡!?殺人事件」がまともなタイトルに思えます。
「全裸刑事チャーリー」は読んだ事がないので、オススメはしておりません。
よろしくお願いします。
最後に
「七尾与史」の「小説」は、
既に、数冊紹介しています。
いつもそうなんですが、
「七尾与史」の「小説」を紹介するのは楽しい作業なんです。
一応、手元に文庫本がありますから、少し中身を確認しつつ、調べた上で記事にしていきますので、
物語をもう1度振り返るんですよ。ある程度ですが。
そうすると、また笑ってしまうんですよね、振り返りつつ。
記事にするのが楽しい「七尾与史」の「小説」、
是非、読んでみて欲しい作品です。
何回も振り返って笑えますから。
ではまた。
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