2019年「このミステリーがすごい!」大賞、大賞決定!
いつもいつも楽しませてもらっている、
「このミステリーがすごい!」大賞の関連作品。
読む「小説」に悩んだら、
とりあえず「このミス」系の作品を読んでおこうと、
いつも助けてもらっている賞です。
楽しませてもらって助けてもらって、
至れり尽くせりな「このミステリーがすごい!」大賞、
2019年の大賞が決まりました。
2019年「このミス」大賞決定!
2019年、
第18回「このミステリーがすごい!」大賞、
応募総数は502作品、
このうち1次選考を通過したのは僅か24作品。
さらに2次選考を通過したのは7作品。
この7作品が最終候補となって、大賞、優秀賞が決定。
ドラマ化を前提とした賞、U-NEXT・カンテレ賞も決定しました。
2019年、第18回「このミステリーがすごい!」大賞
賞 | 受賞・最終候補 | 著者 |
大賞 | 模型の家、紙の城 | 歌田年 |
優秀賞 | 君が幽霊になった時間 | 朝永理人 |
U-NEXT・カンテレ賞 | ユリコは一人だけになった | 貴戸湊太 |
最終候補 | わたしの殺した力士 | 走水剛 |
フィオレンティーノ | 平島摂子 | |
はぐれた金魚は帰れない | 藍沢すな | |
贋者江戸川乱歩 | 野地嘉文 | |
闇だまり | 雨地草太郎 |
大賞賞金:1200万円
優秀賞賞金:200万円
U-NEXT・カンテレ賞賞金:100万円
大賞賞金がエグい「このミステリーがすごい!」大賞、
応募総数の多さも納得です。
2019年「このミス」大賞関連作品、発売は来年
☆大賞作品:「模型の家、紙の城」歌田年(うただとし)
応募時筆名:歌明田敏
2020年1月刊行予定
(評:マニアックな領域のウンチクを巧みにミステリーに落とし込んだ作品)
「模型の家、紙の城」:あらすじ
プラモデルで男の浮気がわかり、
家のジオラマで大量殺人が明らかになる
主人公は関係のない紙の鑑定士なのに探偵役?
☆優秀賞作品:「君が幽霊になった時間」朝永理人(ともながりと)
応募時筆名:泡沫栗子
2020年内刊行予定
(評:ロジカルな推理で被害者の死亡時刻を突き止める)
「君が幽霊になった時間」:あらすじ
学園祭のお化け屋敷で少女が絞殺された
同級生コンビがロジカルに犯人を暴く青春ミステリー
☆U-NEXT・カンテレ賞作品:「ユリコは一人だけになった」貴戸湊太(きどそうた)
応募時筆名:貴志祐方
2020年内刊行予定
2020年春にドラマ配信・放送予定です。
(評:都市伝説をめぐって、人間の悪意を描く学園ミステリー)
「ユリコは一人だけになった」:あらすじ
高校に残る都市伝説をめぐって、
人々の悪意が重なり合う学園ミステリー
私達が第18回「このミス」大賞の作品を読めるようになるのは来年、
2020年に入ってから楽しむ事になります。
※作品のタイトルは、
刊行時に変わっている可能性がありますので、お気をつけて。
「このミス」大賞、過去の受賞作
「このミステリーがすごい!」大賞は、
2002年に宝島社、NEC、メモリーテックの3社が創設した、
ノベルス・コンテストです。略称は「このミス」大賞。
2002年から2019年まで、過去の受賞作は以下の通りです。
回(年) | 大賞受賞作 | 著者 |
第1回(2002) | 四日間の奇蹟 | 朝倉卓弥 |
逃亡作法ーTURD ON THE RUN | 東山彰良 | |
第2回(2003) | パーフェクト・プラン | 柳原慧 |
第3回(2004) | 果てしなき渇き | 深町秋生 |
サウスポー・キラー | 水原秀策 | |
第4回(2005) | チーム・バチスタの栄光 | 海堂尊 |
第5回(2006) | ブレイクスルー・トライアル | 伊園旬 |
第6回(2007) | 禁断のパンダ | 拓未司 |
第7回(2008) | 臨床心理 | 柚月裕子 |
屋上ミサイル | 山下貴光 | |
第8回(2009) | トギオ | 太朗想史郎 |
さよならドビュッシー | 中山七里 | |
第9回(2010) | 完全なる首長竜の日 | 乾緑郎 |
第10回(2011) | 弁護士探偵物語 天使の分け前 | 法坂一広 |
第11回(2012) | 生存者ゼロ | 安生正 |
第12回(2013) | 警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官 | 梶永正史 |
一千兆円の身代金 | 八木圭一 | |
第13回(2014) | 女王はかえらない | 降田天 |
第14回(2015) | 神の値段 | 一色さゆり |
ブラック・ヴィーナス 投資の女神 | 城山真一 | |
第15回(2016) | がん消滅の罠 完全寛解の謎 | 岩木一麻 |
第16回(2017) | オーパーツ 死を招く至宝 | 蒼井碧 |
第17回(2018) | 怪物の木こり | 倉井眉介 |
第18回(2019) | 模型の家、紙の城 | 歌田年 |
▶︎▶︎▶︎︎「このミステリーがすごい!」大賞、楽しませてもらっています-前編
▶︎▶︎︎▶︎「このミステリーがすごい!」大賞、楽しませてもらっています-後編
あくまで個人的にですけど、
海堂尊の「チーム・バチスタの栄光」、
中山七里の「さよならドビュッシー」、
この2つだけは押さえておいた方がよろしいかと。
その後に繋がる可能性が高い作家さんです。
「チーム・バチスタの栄光」から始まる田口・白鳥シリーズの先へ、
「さよならドビュッシー」から始まる岬洋介シリーズの先へ、
そして、その他の作品を読んでみようと思わせる力を存分に擁している作家、
海堂尊と中山七里をおすすめしておきます。
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最後に
第18回「このミステリーがすごい!」大賞が決定したという事で、
記事にさせて頂きました。
先日の10月1日に決定していたようです。
今日まで全く知りませんでした。
チョロっと調べたら決定していた、そんな感じでしたね。
常々書いておりますけど、
「このミステリーがすごい!」大賞関連作品は、
ほとんどの作品が読みやすいです。
活字に慣れていない方にもおすすめ出来る作品ばかりです。
言葉が合っているのかどうか難しいところですが、
「このミステリーがすごい!」大賞関連作品、
暇潰しに最適!、です。
私はここ数年、楽しませてもらいながら助けられました。
まだ触れた事のない方、
「このミステリーがすごい!」大賞、楽しめるので是非。
ではまた。
「このミス」大賞関連のおすすめ「小説」
「このミステリーがすごい!」大賞、通称「このミス」大賞、
その他のおすすめ「小説」を載せておきます。
大賞受賞とはいきませんでしたけど、
存分に楽しめる物語ばかりですので、読む「小説」に迷っているなら、
選択肢の1つとして、頭の片隅にでも入れておいて頂けると嬉しいです。
▶︎▶︎『科警研のホームズ』、「このミス!」大賞の優秀賞を受賞した著者によるミステリー
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