「森のくまさん」がタイトルに入っている、「ミステリー小説」です

2020年1月30日

「◯◯◯◯◯ △△△△△△」

◯の部分に入る言葉はおどろおどろしい感じですが、

△の部分に入る言葉は可愛らしい感じで、

読む前だと、

内容が想像しづらいタイトルの「小説」を紹介します。

知らない作家の、想像しづらいタイトルの「ミステリー小説」、

結構楽しめますよ。

 

「森のくまさん」ですが、「ミステリー小説」です

 

公開処刑人 森のくまさん 堀内公太郎

第9回「このミステリーがすごい!」大賞

受賞・最終候補作 著者
大賞 完全なる首長竜の日 乾緑郎
優秀賞 ラブ・ケミストリー 喜多喜久
ある少女にまつわる殺人の告白 佐藤青南
最終候補 ホークウッドの亡霊 高山深雪
公開処刑人 森のくまさん 堀内公太郎
ハナカマキリの変容 美輪宙

第9回「このミステリーがすごい!」大賞では、最終候補止まりで落選しましたが、
第10回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉(編集部推薦)として出版されました。

 

ネタバレをせずに、紹介します。

良くも悪くもネットの普及によって起こる「ミステリー」です。

森のくまさん:主人公
ネット上ではある意味ヒーロー。通称「森くま」。
まだ逮捕されていない犯罪者を、ネットの掲示板に犯行声明を出して処刑するシリアルキラー
普通に考えれば連続殺人事件なのですが、
森くま」に処刑された人はレイプ常習犯だったり、どうしようもない鬼畜教師だったりと、
犠牲者に同情の声は少なく、ネット上で「森くま」は支持されていきます。
「ある〜日、森のなか」
童謡「森のくまさん」を歌いながら処刑をします。

 

若林健介:「森くま」を追う警部
警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係所属の警部補。30歳。ノンキャリア。
森くま」の捜査をしつつ、
健介の先輩である佐藤(板橋宿警察官襲撃拳銃強奪事件の被害者)の事件も追う。
森くま」の連続殺人事件を追い、「森くま」の正体に近づいていきます

森のくまさん」と名乗るシリアルキラー

ネットの中で「森くま」を神様扱いする追っかけ「森くまウォッチャー」も出現するほど、
世間の注目を浴びている連続殺人事件。

森くま」とは一体何者なのか?ヒーロー?

堀内公太郎の「ミステリー小説」、
公開処刑人 森のくまさん
サラッと読めて楽しめますよ。

 

 

「森のくまさん」の「ミステリー小説」を読んだ方達のレビューを、紹介します

 

「公開処刑人 森のくまさん」を読んだAさんのレビュー

タイトルとあらすじで手に取った本です。
「処刑」と「森にくまさん」がミスマッチな感じがして気になってしまいました。
簡単にまとめれば劇場型シリアルキラーの話ですけど、
最後まで読むと「こうきたか」という感じになります。続編も楽しみです。

 

「公開処刑人 森のくまさん」を読んだBさんのレビュー

いやこれは面白かった!
そのヒントに気付かなかったのはちょっと悔しいです・・。
終盤でちょっと間延び感があったのはうーん・・・って感じですけど、ラストは自分好みで良かったです。
これ続編あるんですかね?あるなら読みます。

 

「公開処刑人 森のくまさん」を読んだCさんのレビュー

古本屋で何となく手にして面白そうだったので購入です。
ミステリーはラストでがっかりすることが多いのだけど、この作品に関しては、
ミステリーらしい余韻が残るラストでしたね。
犯人当て要素よりも、登場人物のキャラクターに深みがあって、犯行動機や言動に興味深いものを感じられました。概ね楽しめた作品です。

 

「公開処刑人 森のくまさん」を読んだおじさん

森のくまさん」とは一体誰なんだ?

勘の鋭い方だと途中で解ってしまうと思います。予想がついてしまうんですね。
ミステリー小説」を読み慣れている方には不向きな作品かもしれません。

どちらかというと、
私のように「小説」は雑食気味で、
暇潰しとして「ミステリー小説」を楽しみたいあなたにオススメする作品です。

ネットの掲示板に、
犯行声明を出して処刑していく「森のくまさん」というシリアルキラーのお話です。
多少のグロさはありますけど、そこまでのグロさではないですし、
何より読みやすくスラスラと物語を進められる「小説」です。
グロさもエグさも中途半端と感じてしまうかもしれませんけど、
丁度良い塩加減とも言えますので、
タイトル通り、
不思議な感覚を持ちながらも、気軽に手に取って頂ければ大丈夫です。
楽しめます。

堀内公太郎の「ミステリー小説」、
公開処刑人 森のくまさん
オススメです。

 

堀内公太郎について

 

堀内公太郎(1972年3月8日〜)は、三重県出身の作家さんです。

主な作品に、

刊行年 出版元 タイトル
2012年 宝島社文庫 公開処刑人 森のくまさん
2013年 公開処刑板 鬼女まつり
2013年 だるまさんが転んだら
2014年 幻冬舎文庫 「ご一緒にポテトはいかがですか」殺人事件
2014年 宝島社文庫 公開処刑人 森のくまさん お嬢さん、お逃げなさい
2015年 既読スルーは死をまねく
2016年 新潮文庫nex スクールカースト殺人教室
2018年 東京創元社 タイトルはそこにある
2018年 新潮文庫nex スクールカースト殺人同窓会

正式には、東京創元社ミステリ・フロンティアです。

なぜか、
「ご一緒にポテトはいかがですか」殺人事件だけ、読んでおりません。
タイトルに興味が無いという訳ではなくてですね、ただ単に知らなかったです。今知りました。
読みます、
とは宣言しませんけど。

堀内公太郎の「小説」は、
ネットを舞台にした作品が多いです。掲示板だったりライン的なアプリだったり。


そういう意味では、
現代的な作品が多くて、読みやすい作家さんだと思います。想像しやすいですから。
想像しやすい分、読者の知識は豊富なので、多少ハードルは高くなってしまうでしょうけど、
十分「ミステリー小説」として楽しめる作品ばかりです。
タイトルは変ですが、気軽に手に取って良い「小説」が多いですよ。暇潰しになります。

公開処刑人 森のくまさん」で堀内公太郎の作品に触れておいて、

そのあと、他の作品を読んでみてください。

 

最後に

 

今回も不思議なタイトルの「小説」を紹介させて頂きました。

「このミス!」大賞関連の「小説」は多いですね、

変なタイトルの作品が。

一応、

この「ブログ」で紹介している「小説」は、

読んでみて面白かったので紹介しています。楽しめますよ、と。

読んでみて個人的にダメだった「小説」は紹介しておりません。

もちろん、

そんな「小説」は多いんですけどね。ダメだった・・2度と読まない・・そんな感じで。

公開処刑人 森のくまさん

変なタイトルの作品ですけど、気軽に楽しめると、
個人的には思っています。紹介しようと思えるぐらい、私は楽しめましたよ。

ではまた。

 

 

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