無冠の名作「グリーンマイル」、ファンタジーを通して観る感動ドラマ

2020年12月25日

トム・ハンクス主演、

好き嫌いはありますけど、ハズレの少なさは異様ですよね。

トム・ハンクス主演でハズレ「映画」、
ほぼ出会っておりません。

ビッグ」で存在を知り、
フィラデルフィア」で度肝を抜かれ、
フォレスト・ガンプ/一期一会」でアカデミー主演男優賞
アポロ13」で宇宙飛行士の人間ドラマに心を揺さぶられ、
プラベート・ライアン」で最高の戦争映画に出会った私は、

グリーンマイル」で感動させられました。

 

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無冠の名作「グリーンマイル」

 

グリーンマイル

The Green Mile(1999)Official Trailer

監督・脚本 フランク・ダラボン
原作 スティーヴン・キング
出演(役名) トム・ハンクス(ポール・エッジコム)
デヴィッド・モース(ブルータス・ハウエル)
バリー・ペッパー(ディーン・スタントン)
ジェフリー・デマン(ハリー・ターウィルガー)
ダグ・ハッチソン(パーシー・ウェットモア)
マイケル・クラーク・ダンカン(ジョン・コーフィ)
サム・ロックウェル(ワイルド・ビル)
マイケル・ジェッター(デル)
アメリカ公開 1999年12月10日
日本公開 2000年3月25日
第72回アカデミー賞
作品賞脚色賞録音賞ノミネート「グリーンマイル」

助演男優賞ノミネートマイケル・クラーク・ダンカンジョン・コーフィ
スティーヴン・スピルバーグのコメント
「途中で堪えきれずに、4回号泣してしまった」

 

 

「グリーンマイル」を、ネタバレをせずに紹介します

1999年、ポールおじいちゃんが昔を思い出しています。

1935年、アメリカの刑務所、死刑囚監房で看守を務めていたポール

・ポール・エッジコム(トム・ハンクス)
コールド・マウンテン刑務所Eブロックの看守主任を務めているポール
在職中、78回の死刑執行の指揮をとった看守です。
当時、看守の間では「ラストマイル」と呼ばれていた死刑囚棟を、
床が色褪せた緑色をしていた事により、「グリーンマイル」と呼んでいました。
処刑装置である電気椅子の事は「オールドスパーキー」。
仕事とはいえ、罪を償わせる為に処刑を断行しないといけないポールたち看守、
常に心の葛藤と共に過ごしています。

そんなポールの元に、
ある死刑囚が移送されて来ました。

・ジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)
双子の少女を強姦殺人した罪で死刑囚となったコーフィ
移送トラックが傾くほどの大男、筋肉が盛り上がった体格をしている2メートル以上の巨漢です。
罪状は凄惨な事件の犯人、そんな体格ですから、恐れるには十分すぎるほどですけど、
性格はいたって優しく、言葉遣いも丁寧です。
罪状と体格、性格と立ち振る舞いにギャップがありすぎるコーフィ
彼には特殊な才能が備わっていました。

その恩恵を受けたポールは、ますます疑問を強めていきます。

コーフィに備わっている才能、
人の体に巣食っている病の元を治癒できる能力が備わっています。
病気を治せる能力持ち主です。

神様に与えられたであろう不思議な能力を持つコーフィ
しかし、彼は死刑囚です。
ポール達看守が、コーフィの力を目の当たりにしていますけど、
彼は死刑囚です・・・。

死刑囚の最後、
その最後の時まで、まともに彼らと関わるのは看守達です。
死刑囚達の罪は重く、自らの死をもって罪を償わなければいけません。
罪を償わせるその時まで、看守達は彼らと共に過ごしていきます。
大事件の犯人だろうと、神様から授かった能力を持っているコーフィだろうと、
看守達は自分の仕事を全うします。葛藤しながら、疑問に思いながら・・・。

死刑囚の最後の時、
死刑台へ続いている、色褪せた緑色をした床の道、
グリーンマイル
短い道ですけど、その道には死刑囚と看守達の葛藤と苦悩が染み込んでいます。

無冠の名作グリーンマイル」、
3時間で描かれた感動ドラマです。

 

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「グリーンマイル」を観た方達のレビューを、紹介します

 

 

「グリーンマイル」を観たAさんのレビュー

本当に心に残り続ける映画です。
この映画の良さを伝えるには、私の言葉はあまりにも軽すぎます。
とにかく観て、心で感じて欲しい名作です。

 

 

「グリーンマイル」を観たBさんのレビュー

凄く切なくなる物語です。
ジョン・コーフィの最後は本当に切なすぎます・・・。
罪を着せられ、見た目だけで恐れられ、本当は心の優しい人間、化け物ではありません。
看守達の涙をこらえるシーンにもらい泣きです。
色々考えさせられる作品です。

 

 

「グリーンマイル」を観たCさんのレビュー

生きているうちに一度は観て欲しい不朽の名作の一つです。
私はもう何度観たか分かりません。
人の生死とは何か、自分は何をする為に生まれてきたのか。
何度も何度もそんな事を考えさせられ、命の重さに心が押し潰されそうになります。

「同じような事が世界中で起きている。」
彼が伝えたかったのはこのたった一言です。
このたった一言に人間の決して犯してはいけない罪が詰まっています。
人間が一人もその罪を犯さない世の中はやってくるのでしょうか。
そんな未来が見えなくて、息をするのが苦しくなりました。
三時間ある事も踏まえて、心して観て欲しい作品です。

サム・ロックウェルのファンでありながら、この役柄は本気で憎くなった程に嫌いです。
それだけ役への入り込みようが凄まじかったですね。

 

 

「グリーンマイル」を観たおじさん

当時、映画館で観た「グリーンマイル」、
観ておいて良かったと、本気で思わせる名作です。

3時間という長い「映画」なんですけど、
その長さを感じさせないぐらい、濃い人間ドラマが描かれている作品です。
普通ではあり得ないファンタジー色の強い作品ではありますが、
だからと言ってドラマ感は損なわれていません。
むしろ、強力にしているぐらいです。

ファンタジーを通して描かれている人間ドラマ
それが「グリーンマイル」です。

多分、
人によっては悲しくて観続けるのが辛くなる作品ですし、
感動して何度も涙を流しつつ、最高の名作だと感じる人もいると思います。
コーフィに感情移入、ポール達看守に感情移入、死刑囚に感情移入出来る場面も・・。
相当心が揺さぶられる作品である事に間違いはありません。
面白いから是非、とおすすめするのを躊躇してしまいますね。

有名な作品で、観ていない方も少ないとは思いますけど、
もし万が一、まだ観た事がないなら、
心を揺さぶられる事前提で、この人間ドラマを視聴してみてください。
悲しみ、辛い、許せない、不条理、現実・・、感動・・・。
あなたの心に何が残るのか予想出来ませんが、
グリーンマイル
1度だけ再生ボタンを押してください。

 

 

監督フランク・ダラボンについて

 

フランク・ダラボン(1959年1月28日〜)は、
アメリカの脚本家、映画監督、映画プロデューサー、テレビ監督です。

映画監督として、

公開年 タイトル 主演
1994年 ショーシャンクの空に ティム・ロビンス
1999年 グリーンマイル トム・ハンクス
2001年 マジェスティック ジム・キャリー
2007年 ミスト トーマス・ジェーン

1994年「ショーシャンクの空に」、
1999年「グリーンマイル」、
共に原作はスティーヴン・キング、刑務所を舞台とした「映画」です。
そして共に、評価のすこぶる高い作品ですね。

ちなみに私は、
同じ刑務所を舞台とした両作品、「グリーンマイル」の方が好きです。
これは完全に個人趣向ですので。

あと、
そんな素晴らしい作品を作り上げたフランク・ダラボン監督、
彼の作品で大嫌いなのが「ミスト」。
いつかネタにさせて頂きます。悪口ばかりになると思いますけど。

映画はこれぐらいで、
テレビシリーズの方では、
あの「ウォーキング・デッド」を企画をした張本人でもあります。
フランク・ダラボンが生みの親と言っても過言ではありません。
全世界にファンを作った超有名海外ドラマ「ウォーキング・デッド」、
フランク・ダラボンが絡んでおります。

 

 

最後に

 

アカデミー賞では不発に終わりましたけど、

人々の記憶にしっかりと刻まれた感動ドラマ

無冠の名作グリーンマイル」を紹介させて頂きました。

感動出来る「映画」の代名詞として、
今や定番になった感のある作品です。

日本で公開されたのが2000年ですから、

約20年経った感動ドラマです。

20年で錆び付いていませんので、
この先もずっと錆び付かないんでしょうね。
100年後も誰かしらを感動させているであろう「グリーンマイル」、
映画館で観ておいて良かったです。

ではまた。

 

 

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