トム・ハーディ主演の伝記映画『カポネ』、2021年2月26日から劇場公開
伝説的な暗黒街のドン、アル・カポネ。
彼を題材にした映画やドラマは数多く作られてきました。
その中でも有名なのが、
✅ 「スカーフェイス」(1983年のギャング映画)
・アル・カポネをモデルとしたギャング映画
・主演アル・パチーノ、監督ブライアン・デ・パルマ、脚本オリバー・ストーン
・「暗黒街の顔役」(1932年制作のアメリカ映画)のリメイク版
✅ 「アンタッチャブル」(1987年の犯罪アクション映画)
・アル・カポネを逮捕しようと奮闘したエリオット・ネスのチームを描いた実録映画
・主演ケビン・コスナー、監督ブライアン・デ・パルマ
・アル・カポネ役はロバート・デ・ニーロ
この2本があまりにも有名ですね。
「スカーフェイス」にアル・カポネは登場していませんけど、
「アンタッチャブル」でデニーロが演じているアル・カポネは非常に印象深いです。
そして今作、2021年2月26日から公開予定となっている伝記映画、
『カポネ』
今度はトム・ハーディがアル・カポネを演じています。
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トム・ハーディ主演『カポネ』
『カポネ』
トム・ハーディ主演!映画『カポネ(原題:Capone)』米国版予告編
監督・脚本 | ジョシュ・トランク |
出演(役名) | トム・ハーディ(アル・カポネ) |
リンダ・カーデリーニ(メエ・カポネ) | |
ジャック・ロウデン(クロフォード捜査官) | |
マット・ディロン(ジョニー) | |
ノエル・フィッシャー(ジュニア) | |
カイル・マクラクラン(カーロック) | |
ジョシュ・トランク(ハリス捜査官) | |
アメリカ公開 | 2020年5月12日(配信) |
日本公開 | 2021年2月26日(劇場公開) |
・アメリカでは劇場公開が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染が拡大したため、映画館のほとんどが休業に追い込まれた。
このような事態を受けて、本作の劇場公開は断念され、デジタル配信となった。
・日本では2021年2月26日から劇場公開される予定。
あらすじ
トム・ハーディ主演の『カポネ』、
晩年のアル・カポネを描いた作品になっています。
『カポネ』あらすじ
1920年代のシカゴで絶大な影響力、力を誇っていたマフィアのドン、
アル・カポネ。
彼の晩年はあまり知られていない。
1946年、フロリダ州パーム・アイランドに、
刑期を終えてひっそりと暮らしていたアル・カポネ。
彼は梅毒のために思考力や判断力をほぼ失っていたが、
FBIはそれを演技ではないかと疑っていて、カポネ一家を監視続けていた。
幻覚症状やフラッシュバックにも悩まされ続けていたカポネ。
精神状態も悪化の一途を辿っていた。
時間と病気、時代が変りゆく中で、
アル・カポネの晩年に何が起きていたのか・・・。
〜『カポネ』〜
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アル・カポネの晩年
アル・カポネ(1899年1月17日〜1947年1月25日)は、
アメリカの有名なギャングです。
禁酒法時代のシカゴで、高級ホテルを根城に酒の密造・販売、売春業、賭博業を生業とした犯罪組織のドンとして君臨。
機関銃を使った抗争で多くの死者を出したことでも有名です。
頬の傷跡から「スカーフェイス」という通り名が付いています。
今作『カポネ』で描かれているのは、
裏社会で華々しい活躍をしていた頃のカポネではなくて、
彼の晩年、死が訪れるまでの1、2年ぐらいを中心とした物語となっているようです。
・1931年10月7日、カポネの脱税裁判が始まり、合計11年の懲役、罰金8万ドルの有罪判決を受ける。
・1931年10月24日、クック郡刑務所に収監。
・1931年8月22日、アルカトラズ刑務所に移送。収監。
・1938年、検査で初めて梅毒が発覚。
・1939年1月、ロサンゼルス近くの連邦矯正施設に移送。
・1939年11月16日、釈放。
・出所後、ボルチモアのユニオン記念病院で梅毒の治療を受ける。
・1945年、梅毒治療として、民間人で初めてペニシリンを投与されたが、病気が進行しすぎていたため、効果はほぼ無し。
・1947年1月25日土曜日、
アル・カポネは脳卒中に伴う肺炎により死亡(48歳没)。
ニューヨーク・タイムズは日曜日版で「悪夢の終わり」と伝えた。
アル・カポネの晩年(1945〜1947年)を描いているのが、
2021年2月26日から公開予定となっている『カポネ』。
有名な映画「アンタッチャブル」とは時代背景が全く違いますね。
(ちなみに、「アンタッチャブル」で描かれている物語はほぼ、フィクションです。実在したネスチームは銃撃戦など行なっていないし、チーム内に死亡したメンバーはいません)
『カポネ』を「アンタッチャブル」と比較して視聴するのは危険でしょうね。
アクション的要素はあまり期待できそうもありません。
あくまで伝記映画、アル・カポネの晩年を描いている作品、
と思って視聴した方が良さそうです。
主演トム・ハーディについて
トム・ハーディ(1977年9月15日〜)は、
イングランド・ロンドン出身の俳優です。
主な映画出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
2001年 | ブラックホーク・ダウン | ランス特技下士官 |
2010年 | インセプション | イームス |
2011年 | 裏切りのサーカス | リッキー・ター |
2012年 | ダークナイト・ライジング | ベイン |
2013年 | オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 | アイヴァン・ロック |
2015年 | マッドマックス 怒りのデス・ロード | マックス・ロカタンスキー |
レヴェナント:蘇えりし者 | ジョン・フィッツジェラルド | |
2017年 | ダンケルク | ファリア |
2018年 | ヴェノム | エディ・ブロック/ヴェノム |
2020年 | カポネ | アル・カポネ |
代表作といえば、
2015年に公開された「マッドマックス 怒りのデス・ロード」ですね。
第88回アカデミー賞で10部門にノミネートされ、6部門を受賞した作品の主演です。
その他でいうと、
「ダークナイト・ライジング」のベイン役や、
「ヴェノム」のヴェノム役など、
バットマンシリーズの悪役、マーベル系の作品にも出演しています。
そして、「レヴェナント:蘇えりし者」のフィッツジェラルド役。
第88回アカデミー助演男優賞にノミネート。
嫌な感じの悪役から、ヒーロー役まで幅広く演じられるトム・ハーディが、
今作『カポネ』で、
晩年のアル・カポネになりきっています。
「アンタッチャブル」という映画とは比較しませんけど、
デニーロのアル・カポネとは比較して観てみたい気がしますね。楽しみです。
監督ジョシュ・トランクについて
ジョシュア・ベンジャミン・”ジョシュ”・トランク(1984年2月19日〜)は、
アメリカの脚本家、映画監督です。
今までの映画監督作は、
公開年 | タイトル | ジョシュ・トランク |
2012年 | クロニクル | 監督・原案 |
2015年 | ファンタスティック・フォー | 監督・脚本 |
2020年 | カポネ | 監督・脚本・編集・出演 |
映画監督としてはまだ3作だけですが、
36歳と若い方ですから、これからの活躍が期待されている監督さんですね。
そんなジョシュ・トランク監督の新作『カポネ』、
アル・カポネの晩年を描いた伝記映画です。
今までのカラーとは全く違います。
「クロニクル」はSFアクション、
「ファンタスティック・フォー」はマーベルのスーパーヒーロー映画。
バリバリのSFを監督していた人が、急にシリアスな伝記映画の監督へ・・・。
『カポネ』に対する批評家の評価は伸び悩んでいるようですが、
観てみない事には何もわかりませんから、
2021年2月26日からの劇場公開で楽しみたいと思います。
最後に
晩年のアル・カポネを描いた伝記映画、
トム・ハーディ主演の『カポネ』を紹介させて頂きました。
アメリカでは既に配信されていて大ヒット。
ですけど、評価はあまり芳しくないといった感じになっています。
結局は、御自身で視聴して、自分自身の評価が全て、
と言ったところでしょうか。批評家の評価を気にしたって仕方ありませんからね。
一応、個人的には気になる映画ですので、
2021年2月26日以降、劇場で視聴してみようと思っている作品です。
デニーロのカポネと、トム・ハーディのカポネを比較して楽しんでみようかなと。
ではまた。
→→ダニエル・ラドクリフ主演『ガンズ・アキンボ』2021年2月に公開予定
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