アンソニー・ホプキンス主演『ファーザー』あらすじ/感想/アカデミー賞、必見です

2021年10月31日

2021年4月25日、
第93回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたのは5人。

そして、1人のベテラン俳優が同部門における最年長受賞者に輝きました。

第93回アカデミー賞 主演男優賞:ノミネート/受賞

Mank/マンク
ゲイリー・オールドマン(ハーマン・J・マンキーウィッツ役)

「サウンド・オブ・メタル -聞こえるということ-」
リズ・アーメッド(ルーベン・ストーン役)

「マ・レイニーのブラックボトム」
チャドウィック・ボーズマン(レヴィー・グリーン役)

「ミナリ」
スティーヴン・ユァン(ジェイコブ・イー役)

ファーザー
アンソニー・ホプキンス(アンソニー役)

アカデミー賞の授賞式当日、
ウェールズに滞在していたアンソニー・ホプキンス

本人も予想外の出来事だったらしいですけど、
ファーザーを視聴した後なら、自信を持ってこう言えます。

当然!

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アンソニー・ホプキンス主演『ファーザー』あらすじ/感想/アカデミー賞

ファーザー

THE FATHER Official Trailer(2020)Anthony Hopkins Movie

原作
フローリアン・ゼレールが2012年に発表した戯曲「 Le Père 父」

監督
フローリアン・ゼレール

出演(役名)
アンソニー・ホプキンス
(アンソニー)

オリヴィア・コールマン
(アン)

マーク・ゲイティス
(男性)

イモージェン・プーツ
(ローラ)

ルーファス・シーウェル
(ポール)

オリヴィア・ウィリアムズ
(女性)

日本公開2021年5月

監督はフローリアン・ゼレール。
彼が2012年に発表した戯曲「Le Père(父)」を原作として、
映画監督デビュー作となったのが、
アンソニー・ホプキンス主演ファーザーです。

 

あらすじ

ファーザー』あらすじ

認知症の兆候が見え始めた80歳のアンソニー。

娘のアンはそんな父親の心配をし、
ヘルパーを雇おうとするが、気難しいアンソニーは度々難癖をつけて、
ヘルパーを追い出す始末だった。

しかし、

アンソニーの認知症は悪化の一途を辿り、
どんどん記憶が失われ、
自分が今置かれている状況を把握する事すら出来なくなっていく。

そんな自分の不甲斐なさに苛立ちを募らせるアンソニー、
娘に当たってしまう事も・・・。

それでも、

アンは忍耐強く、そして、懸命に父親をサポートしていたが、

アンの体力と気力は消耗するばかり。

認知症の父親アンソニーと、
目を背けず共に暮らしていく娘アン苦悩・・・。

ファーザー

主演は、
”アンソニー”役が大絶賛されている名優アンソニー・ホプキンス

認知症の父親と共に暮らす娘”アン”役にオリヴィア・コールマン

映画自体の評価も非常に高く、
出演者の演技の評価も非常に高いファーザー
1度は観ておいて損の無い作品です。

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おじさんの感想

おじさんの声
おじさんの声
『ファーザー』の感想

 

(面白いと言える映画ではない、強烈なだけ)

9

 

いきなりですいませんが、

 

映画『ファーザーに娯楽的な面白さは一切感じません。
観る人によっては、恐怖体験と感じることもあるでしょうし、
身近な人とダブり、途中で、視聴している行為そのものが、苦痛に感じる人もいるかもしれません。

 

私は幸いまだ、そのような経験が無かったので、
苦痛といった感情はありませんでしたけど、
観終わった時、1つだけ強烈に感じてしまい、

 

「もう1回観ようとは思えない、けど、これは・・・」

 

と、圧倒されたことは事実です。

 

俳優陣の演技は素晴らしい、そんな事は分かりきっております。

 

ただ1つ、ただ1つ強烈に思ったのは、

 

追体験、でした。

 

視聴者の頭の中は、物語の冒頭から「?」がいくつも浮かび、
物語が進むにつれ、そのうち、
これは、
認知症のアンソニーが見ている景色”なんだと、
視聴者に突きつけてくるような感じなんですよね。

 

頭の中の「?」が「!」に変わった時には、
認知症のアンソニーが見ている景色”を視聴者が完全に追体験しています。

 

この映画を面白いとか面白くないとかは、流石に言えません・・・。

 

おすすめするのもどうかと思うぐらい。

 

「?」が「!」に変わった瞬間からただただ圧倒され、
約90分の再生時間が異様に短く感じる映画、
と、それだけを感想とさせていただいて、
人によりますけど、観ておいて損の無いファーザーなので、
名作として9.0、です。

 

今なら(2021年10月31日現在)、
Netflixで視聴可能となっています。

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第93回アカデミー賞(2021年)

アンソニー・ホプキンス主演ファーザー
(2021年)第93回アカデミー賞でのノミネート/受賞は以下の通りです。

作品賞(受賞は
『ファーザー』(監督:フローリアン・ゼレール)
Mank/マンク(監督:デヴィッド・フィンチャー)
ノマドランド(監督:クロエ・ジャオ)
シカゴ7裁判(監督:アーロン・キーソン)
「プロミシング・ヤング・ウーマン」(監督:エメラルド・フェネル)
「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」(監督:シャカ・キング)
 「ミナリ」(監督:リー・アイザック・チョン)
「サウンド・オブ・メタル-聞こえるということ-」(監督:ダリウス・マーダー)

 

主演男優賞(受賞は
アンソニー・ホプキンス(『ファーザー』)
ゲイリー・オールドマン(「Mank/マンク」)
リズ・アーメッド(「サウンド・オブ・メタル-聞こえるということ-」)
チャドウィック・ボーズマン(「マ・レイニーのブラックボトム」)
スティーヴン・ユァン(「ミナリ」)

 

助演女優賞(受賞は
オリヴィア・コールマン(『ファーザー』)
グレン・クローズ(「ヒルビリー・エレジー-郷愁の哀歌-」)
ユン・ヨジュン(「ミナリ」)
アマンダ・サイフレッド(「Mank/マンク」)
マリア・バカローヴァ(「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」)

脚色賞(受賞は
『ファーザー』
ノマドランド
「あの夜、マイアミで」
「ザ・ホワイトタイガー」
「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」

 

美術賞(受賞は
Mank/マンク
『ファーザー』
「マ・レイニーのブラックボトム」
この茫漠たる荒野で
TENET テネット

 

編集賞(受賞は
『サウンド・オブ・メタル-聞こえるということ-』
『ファーザー』
ノマドランド
「プロミシング・ヤング・ウーマン」
シカゴ7裁判

ファーザーは第93回アカデミー賞で6部門にノミネート。
(作品賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞、美術賞、編集賞)

そのうち2部門で受賞
”アンソニー”役のアンソニー・ホプキンス主演男優賞)。
脚本を担当したクリストファー・ハンプトンとフローリアン・ゼレール脚色賞)。

主演男優賞受賞は納得、文句のつけようがありません。

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アンソニー役/アンソニー・ホプキンスについて

ファーザーの”アンソニー”役、
アンソニー・ホプキンス(1937年12月31日〜)は、
イギリス出身の俳優、作曲家、画家です。

”ハンニバル・レクター”として有名な名優、
アカデミー賞の個人タイトルにも数多く絡んだ方ですね。

公開年タイトル(役名)アカデミー賞
1991年「羊たちの沈黙」
(ハンニバル・レクター)
第64回アカデミー主演男優賞 受賞
1993年「日の名残り」
(ジェイムズ・スティーヴンス)
第66回アカデミー主演男優賞 ノミネート
1995年「ニクソン」
(リチャード・ニクソン)
第68回アカデミー主演男優賞 ノミネート
1997年「アミスタッド」
(ジョン・クインシー・アダムズ)
第70回アカデミー助演男優賞 ノミネート
2019年2人のローマ教皇
(ベネディクト16世)
第92回アカデミー助演男優賞 ノミネート
2020年ファーザー
(アンソニー)
第93回アカデミー主演男優賞 受賞

あまりにも有名な”ハンニバル・レクター”から30年経った今でも、
アンソニー・ホプキンスと言えば”レクター”、
と強く印象に残っています。

最近では、
Netflix映画「2人のローマ教皇」が記憶に新しいところです。
映画自体も面白かったですし、アンソニー・ホプキンス演じる”ベネディクト16世”も魅力的でした。

そして第93回アカデミー賞、
ファーザーでの演技が絶賛され、主演男優賞受賞

ちなみに、ゴールデングローブ賞ではどうだったのかというと・・・。

 

ゴールデングローブ賞では

第78回ゴールデングローブ賞(2021年)の、
主演男優賞<ドラマ部門>にノミネートされているアンソニー・ホプキンス

アカデミー賞の前哨戦”と言われるこの賞での結果は・・・。

主演男優賞<ドラマ部門>(受賞は
アンソニー・ホプキンス(『ファーザー』)
ゲイリー・オールドマン(「Mank/マンク」)
リズ・アーメッド(「サウンド・オブ・メタル-聞こえるということ-」)
チャドウィック・ボーズマン(「マ・レイニーのブラックボトム」)
タハール・ラヒム(「モーリタニアン 黒塗りの記録」)

Netflix映画「Mank/マンク」は視聴しましたので、
個人的には、ゲイリー・オールドマンが最大のライバルっぽい感じを受けていましたけど、
2020年に若くして亡くなった(43歳)チャドウィック・ボーズマンが受賞。

アンソニー・ホプキンスもゲイリー・オールドマンもノミネートのみ。

ちなみに、
ファーザーは第78回ゴールデングローブ賞で無冠です。

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アン役/オリヴィア・コールマンについて

アン役/オリヴィア・コールマン(1974年1月30日〜)は、
イギリスの女優です。

演技の評価は非常に高い女優さんです。

特に、2018年「女王陛下のお気に入り」で演じた”アン女王”は、
各映画賞で絶賛されています。

「女王陛下のお気に入り」”アン女王”を演じたオリヴィア・コールマン
第75回ヴェネツィア国際映画祭 女優賞 受賞
第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞 主演女優賞 受賞
第76回ゴールデングローブ賞 主演女優賞<ミュージカル・コメディ部門> 受賞
第72回英国アカデミー賞 主演女優賞 受賞
第91回アカデミー主演女優賞 受賞

アカデミー主演女優賞を受賞した経歴を持つオリヴィア・コールマンと、
アカデミー主演男優賞を受賞した経歴を持つアンソニー・ホプキンス
オスカー俳優同士が親子を演じるファーザー

この事実と、映画自体の評価も非常に高いので、
演技、作品といった点だけに注目して視聴してみるのもアリですね。

 

ゴールデングローブ賞/助演女優賞

第78回ゴールデングローブ賞(2021年)、
助演女優賞にノミネートされているオリヴィア・コールマン
結果は以下の通りです。

助演女優賞(受賞は
オリヴィア・コールマン(『ファーザー』)
グレン・クローズ(「ヒルビリー・エレジー-郷愁の哀歌-」)
ジョディ・フォスター(「モーリタニアン 黒塗りの記録」)
アマンダ・サイフレッド(「Mank/マンク」)
ヘレナ・ゼンゲル(「この茫漠たる荒野で」)

第93回アカデミー賞の助演女優賞もノミネート、
そして、第78回ゴールデングローブ賞でもノミネート止まり。

残念ながら受賞とはいきませんでしたけど、
オリヴィア・コールマンの演技が素晴らしいのは分かりきっています。

ファーザーで演じた、
”認知症の父親に苦悩するアン”役は必見
アンソニー・ホプキンスと同様に観ておいて損はありません。

今なら(2021年10月31日現在)、
Netflixで視聴可能となっています。

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最後に

 

2021年5月に日本で公開されたドラマ映画、
アンソニー・ホプキンスオリヴィア・コールマンが共演、
評価が異様に高いファーザーを紹介させていただきました。

内容が内容ですので、
面白いからおすすめとは言えない作品ですけど、
視聴者に何かを残すのは確実ですから、1度だけ再生してみてもよろしいかと。

キツイ思いをしてしまったら、すいません、謝ります。

私も強烈に残ってしまいましたし・・・。

「もう1回観ることはないけど、観ておいて良かったという、変な感情」が、
強烈に・・・。

ファーザー、1度だけ挑戦してみてください。

ではまた。

 

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