「2人の名優」が共演している「名作映画」、あの笑顔は心が震えます
30年ぶりに目覚めた男の笑顔、
私は忘れる事が出来ません。
「2人の名優」が共演している「名作映画」のワンシーンです。
あの純粋無垢な笑顔に、私は心が震えました。
人間が30年ぶりに見せる笑顔には、人の心を揺さぶる強力なパワーがあります。
この「名作映画」で、そのパワーを感じてください。
「2人の名優」の笑顔に注目です。
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「名優」について
「名優」、どうやって定義するのでしょうか?
1番簡単なのは、
「映画」の有名な賞レースで賞を取ることですかね。
主演だ助演だと、賞を取っていれば「名優」として世間一般にも認知されます。もちろん、「映画」の内容によっても左右されるんでしょうけど、私のような一般人に「名優」と思わせるには、賞レースで賞を取ってくれると分かりやすいです。
「主演(助演)男優賞を受賞した名優が出演している映画」
これだけで、その「映画」を観てみようと思わせることができます。強いキーワードになりますね。
ただ、
賞レースだけが全てではありませんので、難しいところですけど、
今回紹介する「映画」には賞レースで賞を取っている「名優」が2人も出演しています。だからおすすめ、という安易な発想ではないです。
「2人の名優」が共演している「名作映画」だから、
感動できるからです。
「2人の名優」が共演
まずは、この人。
ロビン・ウィリアムズ(1951年7月21日〜2014年8月11日)
映画 | アカデミー賞 | 受賞歴 |
グッドモーニング・ベトナム(1988年) | 主演男優賞 | ノミネート |
いまを生きる(1990年) | ||
フィッシャー・キング(1992年) | ||
グッド・ウィル・ハンティング(1998年) | 助演男優賞 | 受賞 |
世界的に有名な、「名優」と呼ばれる「俳優」さんです。この他にも、たくさんの「映画」で私たちを楽しませてくれた「名優」ですね。2014年に亡くなっています。残念です。
そして、この人。
ロバート・デ・ニーロ(1943年8月17日〜)
映画 | アカデミー賞 | 受賞歴 |
タクシードライバー(1977年) | 主演男優賞 | ノミネート |
ディア・ハンター(1979年) | ||
ケープ・フィアー(1992年) | ||
世界にひとつのプレイブック(2013年) | ||
ゴッドファーザー PARTⅡ(1975年) | 助演男優賞 | 受賞 |
レイジング・ブル(1981年) | 主演男優賞 | 受賞 |
こちらも言わずと知れた、世界的に有名な「名優」です。今年で76歳です。もしかすると、「名優といえば誰?」という問いに、1番最初に頭の中に浮かぶ「名優」かもしれません。
この「2人の名優」が共演です。
有名な「名作映画」、紹介します。
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「2人の名優」が共演、感動できる「名作映画」
「レナードの朝」
Awakenings(1990)-Trailer HD Remastered
監督 | ペニー・マーシャル |
出演 | ロバート・デ・ニーロ |
ロビン・ウィリアムズ | |
ジュリー・カブナー | |
ルース・ネルソン | |
アメリカ公開 | 1990年12月22日 |
日本公開 | 1991年4月5日 |
第63回アカデミー賞 | 作品賞 | ノミネート |
主演男優賞(ロバート・デ・ニーロ) | ||
脚色賞 |
ネタバレをせずに、紹介します。
人付き合いの苦手な医師(ウィリアムズ)が、慢性神経病患者専門の病院に赴任してきます。
彼はそもそも研究専門の医師で、患者に接したことがほとんどありません。
研究者としては優秀ですが、医師として患者に接するのは慣れていません。
医師はなんとか、本来の誠実な人柄で真摯に仕事をこなしていき、
ある日、患者たちに反射神経が残っていることに気づきます。
様々な訓練の末、医師は、まだ公式に認められていないパーキンソン病の新薬を使うことを考えて、
最も重症な患者レナード(デ・ニーロ)に投与しようと、上司とレナードの母親に許可を求めます。
許可をもらった医師は、レナードに新薬を投与、
最初はなかなか成果が現れませんが、ある夜、レナードが自力でベッドから起き上がり医師と言葉を交わします。
約30年ぶりの目覚め、約30年ぶりの笑顔です。
この成功を踏まえ、医師は他の患者にもこの薬を使用していき、期待通りの成果を上げていきます。全ての患者が機能を回復して、患者たちは生きる幸せを噛み締めます。
しかし、幸せな時間というのは長く続きません。
レナードの病状が・・・。
「2人の名優」が共演、心が震えるほど感動する「名作映画」です。
この「名作映画」を観た方達のレビューを、紹介します
・「レナードの朝」を観たAさんのレビュー
あるシーンとあるセリフで2回涙が止まらなかったです。
ウィリアムズとデニーロ、2人とも代表作は他にあるとはいえ素晴らしい演技です。
実話なので綺麗事では済まされず、ただその事実と展開が胸を打ちます。
最初は気にも留めなかったピアノの旋律が最後の最後に違って聞こえてきます。
これは、ヒューマンドラマというより愛と友情の傑作です。
・「レナードの朝」を観たBさんのレビュー
見事な構成!素晴らしいコンセプト!
人間性とは何だろうか、幸福とは何だろうか、そう問われているような気がします。
食堂で、別れを告げ立ち去ろうとするレナードの手を、ポーラが離さずそのままダンスをするシーンは、
堪らない・・・。
・「レナードの朝」を観たCさんのレビュー
健康な今の自分が、どれだけ幸せか身に染みて再確認させられる映画です。
生きることの喜びを教えてくれます。
こんなに落ち着いてて優しい雰囲気の映画はなかなかありません。全然うるさくないです。
デニーロの圧倒的な演技力もこの映画の見どころです。名優は格が違います。ラストシーンもとっても素晴らしかったです。
・「レナードの朝」を観たおじさん
「レナードの朝」、テーマは非常に重いです。
感動できる「名作映画」には間違いないですけど、軽い気持ちで観られるような「映画」ではございません。深く考えさせられるシーンが数多く存在する「映画」ですので、観る際はご注意ください。
そして、是非観て欲しいと思ってしまうことがこれです。
ロバート・デ・ニーロの「名優」ぶりです。
今まで数多くの「映画」で演技を評価されてきたデ・ニーロですが、この「レナードの朝」でより「名優」として印象付けられるのは間違いないです。レナードという患者を演じるデ・ニーロに、私は圧倒されてしまいました。
慢性神経病に苦しんでいる患者が主役の「映画」ですので、素晴らしいだの演技がいいだのと、簡単に評価できない「映画」です。何度も言いますが、テーマは非常に重いです。「映画」を観てスカッとしたいとか、暇を潰したいとか、肩の力を抜いて「映画」を楽しみたい方は鑑賞するのを控えた方がいいと思います。
多少時間に余裕があって、重いテーマの「名作映画」を堪能したい方に、
この「レナードの朝」をおすすめしたい、そんな気持ちです。
この「映画」を思い出すと、ある「小説」を・・
「レナードの朝」、
医師・オリバー・サックス著作の医療ノンフィクションを元に作った「映画」です。
実話を元に作った「映画」なんですね。
だからというわけではないですが、
「レナードの朝」を思い出すと、必ずある「小説」を思い出してしまうんです。あくまで、個人的にですけど。
「アルジャーノンに花束を」、
知っている方もいると思いますが、
アメリカの作家ダニエル・キイスの有名な「小説」です。内容がかぶる部分があるというだけで、私はなぜか一緒に思い出してしまうんですよ。私の頭の中に引き出しがあるとするなら、同じ場所に保管されてしまっています。
「レナードの朝」を引っ張り出そうとすると、「アルジャーノンに花束を」が一緒についてくる、そんな感じです。
まぁ、それだけですけどね。
最後に
私が「レナードの朝」を観たのは何年前でしょうか。
20年以上経っているはずです。恐ろしいぐらい昔ですね。
「2人の名優」が共演しているから観たのか、
「映画」の評判が良かったから観たのか、
今となっては思い出せませんが、
「名作映画」として心に残っていることは事実です。
「レナードの朝」をまだ観ていない方、「名作映画」として心に残りますので、是非観てください。
心が震えた「映画」として、誰かに語りたくなってしまいますよ、
私みたいに。
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