「127時間」、ダニー・ボイル監督が描く壮絶な「実話」です
「トレインスポッティング」で有名な、
ダニー・ボイル監督が手掛けた「実話映画」、
「127時間」を紹介します。
約6日間、「127時間」という途方もない時間を、
ただひたすら生き延びた男の物語です。
最悪の状況下での「127時間」です。
岩に右手を挟まれ、身動きはとれず、
誰にも声が届かない荒野のど真ん中、絶望的な状況での「127時間」、
実話です。
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「127時間」、実話です
「127時間」
127 HOURS-Full Length Official Trailer HD
監督 | ダニー・ボイル |
脚本 | ダニー・ボイル |
サイモン・ボーファイ | |
原作 | アーロン・ラルストン |
出演(役名) | ジェームズ・フランコ(アーロン・ラルストン) |
ケイト・マーラ(クリスティ・ムーア) | |
アンバー・タンブリン(ミーガン・マックブライド) | |
クレマンス・ポエジー(ラナ) | |
リジー・キャプラン(ソニヤ・ラルストン) | |
アメリカ公開 | 2010年11月5日 |
日本公開 | 2011年6月18日 |
ネタバレをせずに、紹介します。
この物語は実話です。
・登山家アーロン・リー・ラルストン
1975年10月27日生まれ、アメリカの登山家、演説家です。
2003年5月、
アメリカ・ユタ州の渓谷で事故に遭い、その事故を自伝として小説化したのが、
「奇跡の6日間」です。
そして、「奇跡の6日間」を映画化したのが「127時間」。
・アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)
2003年4月25日金曜日夜、
アーロンは、ユタ州のキャニオンランズ国立公園に出発しました。
翌朝、アーロンは自転車で走り、その後、徒歩で目的地を目指します。
道中、
道に迷っていたクリスティ(ケイト・マーラ)とミーガン(アンバー・タンブリン)の2人組と出会い、
アーロンはガイドを買って出ました。
2人を、幅の狭い峡谷を通って地下プールへ案内し、3人はなんどもそのプールに飛び込み、
ビデオカメラでその姿を撮影しました。
遊び終わって、2人と別れ、
アーロンは再び目的地を目指します。
そして、
目的地で、
キャニオニング(アウトドアスポーツのトレッキング、クライミングなどを用いて、渓谷の中を目的のポイントまで下って行く活動の事)を楽しんでいたアーロンは、
岩と共に滑落して、
右手が岩と壁の間に挟まれてしまいます。
身動きが全くとれない状況となったアーロン、
大声で助けを呼んでも届かず、アーロン1人の力ではどうにもできない岩に右手を挟まれ、
時間だけが刻一刻と刻まれていく状況、
そんな状況で「127時間」・・・。
わずかな食料と水、万能ツールの全く役に立たないナイフ、
ビデオカメラ、
極限状態でアーロンが持っているのはこれぐらいです。
この状況をビデオに記録し始め、
いよいよ極限がアーロンを覆い尽くして、「127時間」に終止符が打たれる事に・・。
登山家アーロン・リー・ラルストンの身に実際に起きた事故を基に、
ダニー・ボイルが映画化した「127時間」、
痛々しくて、観続けるのに苦痛を伴いますけど、
生きる、その根本を垣間見る事が出来る作品です。
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「127時間」を観た方達のレビューを、紹介します
・「127時間」を観たAさんのレビュー
い、痛いーーーーっ!!
結末は知っていても、その瞬間は怖すぎます。
相当な強い精神力なんでしょうね。
人間誰しも、いろんな試練がありますけど、こんな試練だけはイヤです。
色々思い悩む事があっても、こんな試練よりはマシだと、頑張れる気がします。
・「127時間」を観たBさんのレビュー
岩に挟まれてしまった人の実話。
怖い、痛い、こんな絶望的な状況で人は何を思うのか・・という映画ですけど、
これをダニー・ボイルが手がけると、どこかスタイリッシュになってしまうから不思議です。
やっぱり色の使い方が上手いんですかね。
本来ならほぼ砂色な映画なはずですが、思い返すとなんだかカラフルな映像が蘇ります。
・「127時間」を観たCさんのレビュー
実話なんて本当に驚き!!
痛々しいけど、退屈せず最後まで観られました!!
絶対、家族には行き先を言うと決めました!!
・「127時間」を観たおじさん
「トレインスポッティング」が大好きなので、
ダニー・ボイル監督だからと、Blu-rayを購入して視聴した作品です。
観る前、実話だとは知りませんでしたね。
ラルストンによると、
この「127時間」の中に事実と異なる描写が含まれているようですが、
ほとんどの部分は事実だと認めていますので、ドキュメンタリーに近い作品と言えます。
(3人で地下プールに飛び込んだ部分は否定しています。)
ドキュメンタリーとして、改めて思い返すと、
あんな過酷な時間を過ごしながら、生き延びるために、あのような選択をするラルストンに、
驚きと、その強さに、少し怖さも感じますね。
作品を観ている最中に、もうこれしか助かる方法はないのではないかと、
先が読めてしまう部分はあるんですけど、
これは実話です。
実際にラルストンが、極限状態の中で自らに下した決断は壮絶なものでした。
もし自分がそうなったら、同じ決断が出来るだろうか・・・。
そんな思いを抱かせる、痛々しくて怖い作品です。
1つだけネタバレをすると、
アーロン・ラルストンは今も生きています。健在です。
彼が助かる事になったあの壮絶な決断、
「127時間」で確認してください。記憶に残る「映画」になると確信しています。
ダニー・ボイルについて
ダニー・ボイル(1956年10月20日〜)は、
イギリスの映画監督、映画プロデューサーです。
主な映画監督作は、
公開年 | タイトル | 主演 |
1996年 | トレインスポッティング | ユアン・マクレガー |
1997年 | 普通じゃない | ユアン・マクレガー/キャメロン・ディアス |
2000年 | ザ・ビーチ | レオナルド・ディカプリオ |
2002年 | 28日後... | キリアン・マーフィ |
2008年 | スラムドック$ミリオネア | デーヴ・パテール |
2010年 | 127時間 | ジェームズ・フランコ |
2015年 | スティーブ・ジョブズ | マイケル・フェスベンダー |
2017年 | T2 トレインスポッティング | ユアン・マクレガー |
2019年 | イエスタデイ | ヒメーシュ・パテル |
ダニー・ボイルといえば、
1996年の「トレインスポッティング」があまりにも有名です。
ユアン・マクレガー、ロバート・カーライルが有名になった作品でもありますね。
私もモロにその波を喰らいまして、
「トレインスポッティング」にはハマったし、
ユアン・マクレガーとロバート・カーライルは大好きな俳優になりました。
レントンとベグビーですけどね。
その波を喰らったまま、
2017年の「T2 トレインスポッティング」を映画館で視聴しています。
ラストを上手いこと作りやがって!!
そんな感じで楽しめた作品ですが、あまり書かないようにしておいて、
いつの日かネタに。
ダニー・ボイル監督というだけで手にした、
アーロン・ラルストンの実話、
「127時間」
ラルストンの孤独と苦痛を一緒になって味わってしまいますけど、おすすめです。
最後に
「トレインスポッティング」が大好きなのに、
ダニー・ボイル監督の作品をネタにしたのは初めてです。
急に思い出してしまったんですよね。
そしてもう1つ、急に思い出したのが、
ダニー・ボイル監督作というだけで購入していた、
ある「映画」の存在を・・・。
「28日後...」
観なければと思いつつ、ずっと眠らせたままの作品です。
ホラーという事ですから、観る気があまり起きないんですけど、
近いうちに観ておこうと思います。
ホラーは苦手なんですが・・・、ネタの為に仕方ありません。
私がしている決断は、この程度のものです。
ではまた。
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