「ヘルドッグス」シリーズ2作目にして前日譚『煉獄の獅子たち』あらすじ/評価/感想

深町秋生「ヘルドッグス」シリーズの2作目、
前作「ヘルドッグス 地獄の犬たち」の前日譚、
煉獄の獅子たち

煉獄の獅子たち』深町秋生

✅ シリーズ1作目に繋がる過去エピソードを描いている

✅ 相変わらずの深町ワールド全開!、強烈な読み応えのある1冊

✅ シリーズ3作目の完結編も近日発売予定

深町秋生の「ヘルドッグス」シリーズは、
計3作で完結となるようです。映画も公開されますし、
触れておいて損の無いシリーズ物ではないかと。

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「ヘルドッグス」シリーズ2作目『煉獄の獅子たち』あらすじ/評価/感想

煉獄の獅子たち』深町秋生

主な登場人物
  • 氏家必勝:東鞘会会長
  • 氏家勝一:東鞘会ナンバー3、数寄屋橋一家総長、和鞘連合総長
  • 織内 鉄:勝一の秘書兼護衛
  • 神津太一:東鞘会ナンバー2、神津組組長
  • 新開徹郎:神津組若頭補佐
  • 新開眞里子:徹郎の妻、織内の姉、クラブ経営者
  • 十朱義孝:神津組若頭
  • 三國俊也:神津組若衆
  • 我妻邦彦:警視庁組対四課広域暴力団対策係
  • 八島玲緒奈:三國のラウンジで働いていたホステス
  • 木羽保明:組織犯罪対策特別捜査隊(組特隊)隊長
  • 阿内 将:組特隊副隊長

シリーズ1作目「ヘルドッグス 地獄の犬たち」の前日譚、
シリーズ2作目煉獄の獅子たち

文庫で450ページを超える強烈な物語となっています。

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あらすじ

煉獄の獅子たち』あらすじ

関東最大の暴力団・東鞘会を率いる大侠客、
氏家必勝に死期が近づいていた。

次なる覇王を目指す実子の勝一は、
台頭著しい会長代理の神津太一に後継者の座を阻まれ、
父との決別を誓う。

そして、
新たに和鞘連合を結成した勝一は、
子分の織内に神津暗殺を命令、両者の対立は血で血を洗う内部抗争へと発展していく。

一方、
ヤクザを憎む警視庁の我妻は、
非合法をも厭わぬ捜査で東鞘会に迫っていた。

内部抗争の中で動き出す氏家勝一と織内。

単身で東鞘会へ近づく警視庁の我妻。

そんな男たちの前に立ちはだかる、

東鞘会の十朱義孝・・・

煉獄の炎が男たちを焼き尽くす。

煉獄の獅子たち

 

 

評価

深町秋生煉獄の獅子たち
2022年8月3日現在の評価です。

Amazon:70件のレビュー平均〉

4
(4.1)

honto:14件のレビュー平均〉

4
(4.4)

楽天ブックス:12件のレビュー平均〉

4
(4.2)

 

 

おじさんの感想

おじさんの声
おじさんの声
煉獄の獅子たち』の感想

 

シリーズ1作目「ヘルドッグス 地獄の犬たち」の前日譚、
シリーズ2作目『煉獄の獅子たちを読ませていただきました。

 

日本国内で巻き起こった出来事とは到底思えない描写の数々ではありましたが、
気付けば一気読み、
非常に面白かったです。

 

映画版「ヘルドッグス」に気を取られておりましたけども、
公開前にして、
「映画もシリーズ化されるのではないか?」と思ってしまいますね。

 

それぐらい、文字や文章から頭の中に思い描く映像が強烈で、
“悲しくも残酷な現実を突きつけられながら、信じる我が道をひたすら歩き続ける男たち”の物語に、
凄まじい中毒性を感じずにはいられません。

 

煉獄の獅子たちのラストなんて、
ちょっと鳥肌が立つぐらいでした。

 

矛盾しているようで申し訳ないんですが、

 

“悲しい決断なのに、強烈な高揚感”を感じるようなラスト。

 

痛々しいんですけど、なんかブルっとくるぐらいカッコイイ・・・。
男、ならではといった感じでしょうか。

 

もちろん、ラストだけが面白かった訳ではありません。

 

男臭い物語かと思いきや、
煉獄の獅子たちに登場する女性陣もなかなか強烈で・・・、
ネタバレはほどほどにしておきます。

 

仮に、シリーズをまだ1冊も読んでいないのなら、
1作目の「ヘルドッグス 地獄の犬たち」から読み進めたほうがよろしいかと。
私は、十朱義孝と氏家勝一のその後を知った状態での読書でしたので、
異様に面白く感じてしまいました。

 

「ヘルドッグス」シリーズ2作目、1作目の前日譚煉獄の獅子たち』、
1作目を読んだ後、過去エピソードを振り返るように読み進めると、より楽しめると思いますよ。

 

 

 

映画「ヘルドッグス」

映画「ヘルドッグス」

ヘルドッグス 本予告

【監督/脚本】
原田眞人

【原作】
深町秋生「ヘルドッグス 地獄の犬たち」

【キャスト(役名)】
岡田准一(兼高昭吾/出月梧郎)
坂口健太郎(室岡秀喜)、松岡茉優(吉佐恵美裏)
MIYAVI(十朱義孝)、北村一輝(土岐勉)
大竹しのぶ(衣笠典子)、金田哲(三神國也)
木竜麻生(勝所杏南)、中島亜梨沙(ルカ)

【日本公開】
2022年9月16日に公開予定

【詳細はこちら】
映画「ヘルドッグス」公式サイト

深町秋生「ヘルドッグス」シリーズの1作目、
「ヘルドッグス 地獄の犬たち」が映画化され、公開が控えています。

2022年9月16日に全国で公開予定です。

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完結編のシリーズ3作目は8月24日発売

「天国の修羅たち」深町秋生

「天国の修羅たち」深町秋生
「ヘルドッグス」シリーズ3作目にして完結編

【あらすじ】
ヤクザにも物怖じしない、恐れ知らずの老ジャーナリストが殺害された。
犯人を追う警視庁捜査一課の神野真里亜は、元同僚の鑑識官から、信じられない人物が捜査線に上がったことを知らされる。
真実を明らかにするべく独自に調査を進める真理亜は、気がつけば警視庁を揺るがす陰謀に巻き込まれていた……。
読む者すべてを圧倒する、映画原作「ヘルドッグス」慟哭の完結編!
〈転載元:Googleブックス「天国の修羅たち」

【発売予定】
2022年8月24日に文庫で

シリーズ1作目「ヘルドッグス 地獄の犬たち」、
シリーズ1作目の前日譚を描いた2作目煉獄の獅子たち
そして、
シリーズ3作目にして完結編「天国の修羅たち」。

深町秋生の「ヘルドッグス」シリーズは、
8月24日に完結です。

 

 

最後に

「ヘルドッグス」シリーズの2作目、
煉獄の獅子たちを紹介させていただきました。

映画版「ヘルドッグス」の事は知っていたんですけど、
完結編「天国の修羅たち」の存在は今、この記事を書きながら知りました。

煉獄の獅子たちの文庫の帯にサラッと表示・・・。

ちょっとビックリしましたね。

シリーズ2作目をつい先日読み終えたばかり、
そこから完結編発売までが急展開です。
(私の中でですが)

もの凄く嬉しい反面、終わりを迎える悲しさもあって、
複雑な心境となっています。

何はともあれ、楽しみ!

ちなみに、映画版「ヘルドッグス」は、
動画サイトに降りてきたら視聴しようかなと・・・。

ではまた。

 

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