映画『ナイブズ・アウト』視聴【あらすじとネタバレ無しの感想】
「裕福な犯罪小説家が85歳の誕生パーティーの翌朝、喉を切られた状態の死体となって発見!」
物語はこの小説家の自殺?(警察は自殺と認定)から始まります。
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
名探偵役にはダニエル・クレイグ。
(「007シリーズ」、「ドラゴン・タトゥーの女」でお馴染みの俳優)
謎を残して死体となって発見される小説家にクリストファー・プラマー。
(2010年「人生はビギナーズ」のハル・フィールド役でアカデミー助演男優賞を受賞)
そして、小説家の遺産を巡って一悶着する家族の面々。
癖のある登場人物だらけで、全員が小説家の死に関与していそうな雰囲気の中、
着々と真実を視聴者の前にさらけ出して(少しずつですが)、
最後まで物語の終着に興味を持たせ続けるストーリー、
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
2時間しっかりと楽しめました。
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映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』あらすじ
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
Knives Out(2019 Movie) Official Trailer
監督・脚本 | ライアン・ジョンソン |
出演(役名) | ダニエル・クレイグ(ブノワ・ブラン) |
クリス・エヴァンス(ランサム・ドライズデール) | |
アナ・デ・アルマス(マルタ・カブレラ) | |
ジェイミー・リー・カーティス(リンダ・ドライズデール) | |
マイケル・シャイン(ウォルター・”ウォルト”・スロンビー) | |
ドン・ジョンソン(リチャード・ドライズデール) | |
トニ・コレット(ジョニ・スロンビー) | |
ラキース・スタンフィールド(エリオット警部補) | |
クリストファー・プラマー(ハーラン・スロンビー) | |
アメリカ公開 | 2019年11月27日 |
日本公開 | 2020年1月31日 |
☆ワールドプレミアとなったトロント国際映画祭では、
批評家、観客共に満足度96%という驚異の数字を叩き出した作品。
☆第77回ゴールデングローブ賞
映画部門<コメディ・ミュージカル作品賞>ノミネート
映画部門<コメディ・ミュージカル部門主演男優賞>ノミネート(ダニエル・クレイグ)
映画部門<コメディ・ミュージカル部門主演女優賞>ノミネート(アナ・デ・アルマス)
☆第92回アカデミー賞
脚本賞:ノミネート(ライアン・ジョンソン)
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』あらすじ
犯罪小説でベストセラーを連発し、莫大な財産を築いた小説家のハーラン。
富と名声を手に入れたハーランは、85歳の誕生日を迎えていた。その誕生パーティーの翌朝、
ハーランは書斎で喉を切り裂かれて死んでいるのを発見される。地元警察は当初、ハーランの死を自殺とみなしていた。
だが、謎めいた依頼書を受け取っていた私立探偵のブランがこの事件の捜査に加わり、
警察と一緒に聞き取り調査をすることに。
ブランはハーランの死に疑問を抱く。ハーランの親族達の話を静かに聞き取り、
ブランはますます疑惑を強めていく。
癖のある親族達、言葉を交わしていけばいくほど、
誰もがドス黒い輝きを増していく。「一体、莫大な遺産は誰の手に?ハーランは本当に自殺なのか?」
ブランは助手を従え、事件の真相に迫る。
そして、ブラン自身をこの事件に巻き込んだのは一体誰なのか・・・。〜『ナイブズ・アウト/刃の館の秘密』〜
第92回アカデミー脚本賞にノミネート。
第77回ゴールデングローブ賞で3部門にノミネート。
日本では、今年の1月31日から公開された映画です。
今年公開されていた作品が、早くもNetflixやU-NEXTで視聴可能となっています。
観たいと思っていた映画だったので、
ちょっと期待値が高まってしまい、どうかな〜と思いながら再生ボタンを押しました。
それでも前評判通り、非常に楽しめた作品でしたね。
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『ナイブズ・アウト』を視聴した方達の感想を、紹介します【ネタバレ無し】
間違いなく面白い映画!
こういう系で先を読む事が全くできないので、普通にずっとハラハラドキドキしながら楽しみました。
序盤で大方の全貌が見え隠れし、この先どうなるの・・って心配にもなりますけど、全然楽しめました!
皆キャラが濃くて非常に面白かったし、笑えました。
コミカルな感じを受けますが、重厚感のある雰囲気で好みの映画です。
面白かった!!
一つ一つの演出に無駄が一切無く、ユーモアもあり、クライマックスにつれてどんどん引き込まれていく作品です!!
中盤で失速していましたけど、終盤は笑いがあって面白かったですね。
主人公ダニクレが物語の中心からちょっと外れた所にいたり、キャラの個性が独特だったりと、一風変わった演出やプロットが楽しかったです。
マイナスな点としては、
家族の人数が多過ぎだったのではないかと。
良い役者さんが出ているからこそ、彼らにはもっと活躍して欲しかったですね。
とても観やすくて面白かった!!
遺産がテーマ。生々しい人間関係は観ていて面白かったし、何より、伏線の回収がスッキリとしていて良かったです!
複雑すぎず、過激すぎず、周りにおすすめ出来るような安心感のある作品です!
おじさんの感想
(1冊の推理小説を読み終わった感じを受ける映画)
Netflixでこの『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』を見つけた時、
「はや!」、と声を出していました。
今年の1月に映画館で公開されていた作品が、約半年ほどで動画サイトへ。
良い時代になりました。
観たかった映画ですから、ちょっと期待値高めで視聴。
あらすじは知っていたので、冒頭からスンナリと物語に入り込めました。
コメディ寄りの作品かと思っていましたけど、
結構ちゃんとした推理モノ、謎解き要素がタップリ。
時系列もしっかりと分かり易く作られていて、非常に楽しめましたね。
とりあえず、登場してくる家族の面々は癖の強い人間ばかり。
まぁ、1番癖の強い人物は、死んだ小説家のハーランですけど。
そんな一癖も二癖もある登場人物たちに、
探偵役のダニエル・クレイグが絡んで、この事件の真相がどんどん見えてきて、
ラスト、
「えっ、あなたが色々と・・・」
よく出来たお話でした。伏線回収もキッチリでしたしね。
1冊の推理小説を読みきったような感じを受ける物語、
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
「刃の館」という副題の上手さも感じられると思いので、是非、最後まで楽しんでください。
今ならNetflixやU-NEXTなどで視聴が可能となっています。
監督ライアン・ジョンソン、その他キャストについて
ライアン・ジョンソン(1973年12月17日〜)は、
アメリカの映画監督、脚本家です。
主な映画監督作は、
公開年 | タイトル | 主演 |
2005年 | BRICK ブリック | ジョセフ・ゴードン=レヴィット |
2009年 | ブラザーズ・ブルーム | エイドリアン・ブロディ |
2012年 | LOOPER/ルーパー | ジョセフ・ゴードン=レヴィット |
2017年 | スター・ウォーズ/最後のジェダイ | デイジー・リドリー |
2019年 | ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 | ダニエル・クレイグ |
往年のスター・ウォーズファンから酷評された曰く付きの作品、
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の監督として知られている方ですね。
私個人としては、そこまで酷い作品とは思いませんでしたけど、
さすがに数カ所、受け入れ難い演出があったのは事実です。
ただ、『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』では高評価を得ている監督さんですから、
「スター・ウォーズ」というブランドが合わなかっただけなんでしょうね。
往年のファンを納得させるには、
ジョージ・ルーカスが若返って監督しないと・・・無理な話ですが。
ちなみに、
超有名海外ドラマ「ブレイキング・バッド」の、
シーズン3:第10話「Fly」、
シーズン5:第4話「Fifty-One」、
シーズン5:第14話「Ozymandias」の監督もライアン・ジョンソンです。
探偵ブラン役:ダニエル・クレイグについて
ダニエル・クレイグ(1963年3月2日〜)は、
イギリスの俳優です。
主な映画出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
1998年 | エリザベス | ジョン・バラード |
2001年 | トゥームレイダー | アレックス・ウエスト |
2002年 | ロード・トゥ・パーディション | コナー・ルーニー |
2005年 | ミュンヘン | スティーヴ |
2006年 | 007 カジノ・ロワイヤル | ジェームズ・ボンド |
2008年 | 007 慰めの報酬 | |
2011年 | ドラゴン・タトゥーの女 | ミカエル・ブルムクヴィスト |
2012年 | 007 スカイフォール | ジェームズ・ボンド |
2015年 | 007 スペクター | |
2017年 | ローガン・ラッキー | ジョー |
2019年 | ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 | ブノワ・ブラン |
2020年 | 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ | ジェームズ・ボンド |
「007シリーズ」の第21作目「カジノ・ロワイヤル」から、
ジェームズ・ボンド役として活躍している俳優です。有名ですね。
ジェームズ・ボンドとしては6代目。
初代:ショーン・コネリー(ボンド役で6作に主演)
2代目:ジョージ・レーゼンビー(1作で主演)
3代目:ロジャー・ムーア(7作で主演)
4代目:ティモシー・ダルトン(2作で主演)
5代目:ピアース・ブロスナン(4作で主演)
6代目:ダニエル・クレイグ(5作で主演)
ちなみに、
今までの「007」シリーズで最高の興行収入を叩き出したのは、
23作目「007 スカイフォール」、
全世界での興行収入は11億856万ドル、大ヒットを記録しています。
イギリス国内では「アバター」を超え、イギリス歴代興行収入1位に輝きました。
今現在、
ダニエル・クレイグといえばジェームズ・ボンド、と定着しています。
個人的には、
デヴィッド・フィンチャー監督の「ドラゴン・タトゥーの女」が印象的。
ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドは観ていないので。
(「007」にあまり興味がありません)
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』で演じる探偵は私立探偵、
女王陛下のスパイではないので、
ボンド感を忘れ去って視聴することをおすすめします。
ランサム役:クリス・エヴァンスについて
クリストファー・ロバート・エヴァンス(1981年6月13日〜)は、
アメリカの俳優です。
マーベル作品でお馴染みとなっている俳優ですね。
主なマーベル系映画出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
2006年 | ファンタスティック・フォー [超能力ユニット] | ジェニー・ストーム/ヒューマン・トーチ |
2007年 | ファンタスティック・フォー:銀河の危機 | |
2011年 | キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー | スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ |
2012年 | アベンジャーズ | |
2014年 | キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー | |
2015年 | アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン | |
2016年 | シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ | |
2017年 | スパイダーマン:ホームカミング | |
2018年 | アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー | |
2019年 | アベンジャーズ/エンドゲーム | |
ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 | ランサム・ドライズデール |
※カメオ出演(クレジットなし)作品は表記していません。
※『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』はマーベル系の作品ではありません。
2011年、
「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーズ」の主人公、
キャプテン・アメリカを演じてから約8年、
クリス・エヴァンスの代名詞的な役になっています。
2018年3月22日、
「アベンジャーズ/エンドゲーム」を最後に、
マーベルでのキャプテン・アメリカ役を引退する事を発表しています。
世界歴代興行収入第1位の作品をもって引退ですから、最高の引き際になりましたね。
今作『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』で演じるランサム、
キャプテン・アメリカ感はゼロ(当たり前ですが)、
マーベル系から卒業したクリス・エヴァンスの、新たな魅力を感じれらる作品だと思います。
ファンの方は是非。
今ならNetflixやU-NEXTなどで無料で視聴可能となっています。
最後に
今年、
映画館で公開されていた『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』、
早くも動画サイトで視聴可能となっていましたので、
視聴して紹介させて頂きました。
この手の推理モノや、謎解きを楽しむような作品は、
必ずネタバレ無しで楽しむべきだと思っていますから、是非、
前情報はあらすじ程度に抑えて視聴することをおすすめします。
せっかくなので、映画に没頭してしまえと。
もったいないですからね。
癖の強い登場人物たちを、2時間ほど楽しんでみてください。
ではまた。
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