「第９２回アカデミー賞」ノミネートを発表！「ジョーカー」は最多１１部門

2020年1月14日2020年12月24日

第９２回アカデミー賞のノミネート作品が、

１月１３日（日本時間）に決定しました。

大体の予想通り、

トッド・フィリップス監督、ホアキン・フェニックス主演、
「ジョーカー」が最多１１部門にノミネートされています。

それに続いたのが、
１０部門でノミネートされた３作、
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」、
「１９１７ 命をかけた伝令」、
「アイリッシュマン 」です。

 

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「第９２回アカデミー賞」最多ノミネート「ジョーカー」

「ジョーカー」のアカデミー賞

第９２回アカデミー賞	ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
	作品賞
	監督賞（トッド・フィリップス）
	主演男優賞（ホアキン・フェニックス）
	脚色賞（トッド・フィリップス&スコット・シルバー）
	撮影賞（ローレンス・ジャー）
	音響編集賞
	録音賞
	編集賞（ジェフ・グロス）
	作曲賞（ヒルドゥル・グーナドッティル）
	衣装デザイン賞（マーク・ブリッジス）
	メイク・ヘアスタイリング賞

先日行われた第７７回ゴールデングローブ賞では、
２部門での受賞に落ち着いてしまった「ジョーカー」。

映画部門＜ドラマ作品賞＞では「１９１７ 命をかけた伝令」が作品賞に輝き、
「ジョーカー」はノミネート止まり。
今回の第９２回アカデミー賞で主役となり得る位置につけています。

作品賞、監督賞、主演男優賞での最有力候補かもしれません。

 

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「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のアカデミー賞

第９２回アカデミー賞	ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
	作品賞
	監督賞（クエンティン・タランティーノ）
	主演男優賞（レオナルド・ディカプリオ）
	助演男優賞（ブラッド・ピット）
	脚本賞（クエンティン・タランティーノ）
	撮影賞（ロバート・リチャードソン）
	美術賞
	音響編集賞
	録音賞
	衣装デザイン賞（アリアンヌ・フィリップス）

第７７回ゴールデングローブ賞で主役となった「ワンハリ 」。
映画部門＜コメディ・ミュージカル作品賞＞で受賞、
助演男優賞でブラピ、脚本賞でタランティーノが受賞して、
最多３部門を獲得。

ゴールデングローブ賞の結果から見ると、
「ジョーカー」の対抗馬となって、
第９２回アカデミー賞を盛り上げてくれそうな作品です。

「ワンハリ 」は、ハリウッド女優だったシャロン・テート事件をテーマにして、
１９６０年代のハリウッド映画界を描いている作品です。
少し偏った見方をすると、
審査員たちは映画関係者ですので、題材的に「ワンハリ 」を推してもおかしくはありません。

作品賞、監督賞を受賞しても変ではないんですよね。

「ジョーカー」との対決、楽しみです。

 

 

「１９１７ 命をかけた伝令」のアカデミー賞

第９２回アカデミー賞	ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
	作品賞
	監督賞（サム・メンデス）
	脚本賞（サム・メンデス&クリスティ・ウィルソン＝ケアンズ）
	撮影賞（ロジャー・ディーキンス）
	美術賞
	音響編集賞
	録音賞
	視覚効果賞
	作曲賞（トーマス・ニューマン）
	メイク・ヘアスタイリング賞

第７７回ゴールデングローブ賞、
映画部門＜ドラマ作品賞＞で「ジョーカー」を破り作品賞を受賞。
監督賞では、トッド・フィリップス、マーティン・スコセッシ、タランティーノをおさえて、
サム・メンデスが受賞。

第９２回アカデミー賞で、
作品賞、監督賞をアッサリと受賞してしまいそうな「１９１７ 命をかけた伝令」。

全編を途切れることなくひとつの繋がりを観せる「ワンシーン ワンカット」。
サム・メンデス監督は＜長回し＞をして、登場人物の感情や臨場感をよりリアルに表しています。

 

『１９１７ 命をかけた伝令』予告

この予告動画を観てしまうと、
「ジョーカー」と「ワンハリ 」はかなり危険なのではないか、
そんな想いを抱かせる作品です。

日本での公開は２月１４日（金）から予定されています。

 

 

「アイリッシュマン」のアカデミー賞

第９２回アカデミー賞	ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
	作品賞
	監督賞（マーティン・スコセッシ）
	助演男優賞（アル・パチーノ）
	助演男優賞（ジョー・ペシ）
	脚色賞（スティーヴン・ザイリアン）
	撮影賞（ロドリゴ・プリエト）
	美術賞
	編集賞（セルマ・スクーンメイカー）
	視覚効果賞
	衣装デザイン賞（サンディ・パウエル&クリストファー・ピーターソン）

第７７回ゴールデングローブ賞では、
ノミネート止まりで受賞とはいかなかった「アイリッシュマン 」。

第９２回アカデミー賞でも不気味な存在ですね。

「アイリッシュマン 」自体は３時間を超える長編映画でしたけど、
非常に面白かった作品なので、
作品賞、監督賞を獲得しても、個人的には驚きません。

Netflix（ネットフリックス）映画が、
アカデミー賞でどこまで評価されるのか、そこら辺も楽しみたいと思います。

助演男優賞、
ブラピも捨て難いですが、私はジョー・ペシを推しておきます。
第７７回ゴールデングローブ賞では完全に外しました。
リベンジですね、成功した試しがありませんけど。

 

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「第９２回アカデミー賞：作品賞ノミネート」

第９２回アカデミー賞	ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
	「アイリッシュマン 」
	「フォードvsフェラーリ」
	「ジョジョ・ラビット」
	「ジョーカー」
	「ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語」
	「１９１７ 命をかけた伝令」
	「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
	「パラサイト　半地下の家族」
	「マリッジ・ストーリー」

大方の予想は「ジョーカー」、
対抗馬として「ワンハリ 」、「アイリッシュマン 」、「１９１７ 命をかけた伝令」。
大穴で「パラサイト　半地下の家族」、「マリッジ・ストーリー」。

個人的な予想は、
「ジョーカー」と言いたいところですが、
「アイリッシュマン」で。Netflix映画の新たなスタートになったら良いなと。
おじいちゃん達が素晴らしかったですしね。

第７２回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた、
すこぶる評価の高い「パラサイト　半地下の家族」にも注目したいと思っています。

 

 

「第９２回アカデミー賞：監督賞ノミネート」

第９２回アカデミー賞	ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
	マーティン・スコセッシ「アイリッシュマン」
	サム・メンデス「１９１７ 命をかけた伝令」
	トッド・フィリップス「ジョーカー」
	クエンティン・タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
	ポン・ジュノ「パラサイト　半地下の家族」

ここでも大方の予想はトッド・フィリップス。
対抗馬としてマーティン・スコセッシ、サム・メンデス。
タランティーノとポン・ジュノがその後ろを追っている感じです。

歴代のアカデミー賞、全てではありませんが、
作品賞と監督賞はよく揃って受賞している事がありますので、
予想としてはマーティン・スコセッシなんですけど、
「ワンシーン ワンカット」のサム・メンデスを推しておきます。

 

「第９２回アカデミー賞：主演男優賞ノミネート」

第９２回アカデミー賞	ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
	アントニオ・バンデラス「ペイン・アンド・グローリー」
	アダム・ドライバー「マリッジ・ストーリー」
	ホアキン・フェニックス「ジョーカー」
	レオナルド・ディカプリオ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
	ジョナサン・プライス「２人のローマ教皇」

主演男優賞はもう決まっているような気が。

大本命ホアキン・フェニックス、
対抗馬としてジョナサン・プライスとしておきます。
「２人のローマ教皇」での彼は素晴らしかったです。

 

 

「第９２回アカデミー賞：主演女優賞ノミネート」

第９２回アカデミー賞	ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
	シンシア・エリヴォ「ハリエット」
	シアーシャ・ローナン「ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語」
	スターレット・ヨハンソン「マリッジ・ストーリー」
	シャーリーズ・セロン「スキャンダル」
	レネー・ゼルウィガー「ジュディ　虹の彼方に」

どの作品も観ていないので、なんとも言い難いですが、
第７７回ゴールデングローブ賞の映画部門＜ドラマ部門＞主演女優賞ノミネートと、
全く一緒の顔ぶれです。

一応予想として、
スカーレット・ヨハンソンで。
深い意味は一切ありません。

 

「第９２回アカデミー賞：助演男優賞ノミネート」

第９２回アカデミー賞	ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
	トム・ハンクス「A Beautiful Day in the Neighborhood」
	アル・パチーノ「アイリッシュマン」
	ジョー・ペシ「アイリッシュマン」
	アンソニー・ホプキンス「２人のローマ教皇」
	ブラッド・ピット「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

こちらも、
第７７回ゴールデングローブ賞と全く同じ顔ぶれです。

という事は、
本命ブラッド・ピットなんでしょうけど、
個人的にはジョー・ペシを推します。

対抗は、
「２人のローマ教皇」のアンソニー・ホプキンスで。

 

「第９２回アカデミー賞：助演女優賞ノミネート」

第９２回アカデミー賞	ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
	キャシー・ベイツ「リチャード・ジュエル」
	ローラ・ダーン「マリッジ・ストーリー」
	フローレンス・ピュー「ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語」
	スカーレット・ヨハンソン「ジョジョ・ラビット」
	マーゴット・ロビー「スキャンダル」

「リチャード・ジュエル」のキャシー・ベイツ、
「マリッジ・ストーリー」のローラ・ダーンが最有力でしょうけど、
主演女優賞、助演女優賞のダブル受賞となったら凄い事ですので、
スカーレット・ヨハンソンを推しておきます。
そうはならないでしょうけど。

 

 

「第９２回アカデミー賞：脚本賞ノミネート」

第９２回アカデミー賞	ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
	ライアン・ジョンソン「ナイブズ・アウト」
	ノア・バームバック「マリッジ・ストーリー」
	サム・メンデス&クリスティ・ウィルソン＝ケアンズ「１９１７ 命をかけた伝令」
	クエンティン・タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
	ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン「パラサイト　半地下の家族」

第７７回ゴールデングローブ賞では、
「ワンハリ 」のタランティーノが脚本賞を受賞しています。
アカデミー賞でも本命でしょうね。

 

「第９２回アカデミー賞：脚色賞ノミネート」

第９２回アカデミー賞	ノミネート
	スティーヴン・ザイリアン「アイリッシュマン」
	トッド・フィリップス&スコット・シルバー「ジョーカー」
	タイカ・ワイティティ「ジョジョ・ラビット」
	グレタ・ガーウィグ「ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語」
	アンソニー・マクカーテン「２人のローマ教皇」

ゴールデングローブ賞には無い部門です。

「ジョジョ・ラビット」のタイカ・ワイティティ、
「２人のローマ教皇」のアンソニー・マクカーテンを予想とします。

 

ここからは、そこまで重要視されていない賞ですので（完全な主観です）、

サラッと書いておきます。

・長編アニメ映画賞ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
「ヒックとドラゴン　聖地への冒険」
「失くした体」
「クロース」
「ミッシング・リンク」
「トイ・ストーリー４」

・短編アニメ映画賞ノミネート
「ドーター」
「ヘア・ラブ」
「キットブル」
「メモラブル」
「シスター」

・撮影賞ノミネート
ロドリゴ・ブリスト「アイリッシュマン」
ローレンス・シャー「ジョーカー」
ジェアリン・ブラシュケ「ザ・ライトハウス」
ロジャー・ディーキンス「１９１７ 命をかけた伝令」
ロバート・リチャードソン「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

・美術賞ノミネート
「アイリッシュマン」
「ジョジョ・ラビット」
「１９１７ 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
「パラサイト　半地下の家族」

・音響編集賞ノミネート
「フォードvsフェラーリ」
「ジョーカー」
「１９１７ 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
「スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け」

 

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・録音賞ノミネート
「アド・アストラ」
「フォードvsフェラーリ」
「ジョーカー」
「１９１７ 命をかけた伝令」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

・編集賞ノミネート
マイケル・マカスカー&アンドリュー・バックランド「フォードvsフェラーリ」
セルマ・スクーンメイカー「アイリッシュマン」
トム・イーグルス「ジョジョ・ラビット」
ジェフ・グロス「ジョーカー」
ヤン・ジンモ「パラサイト　半地下の家族」

・視覚効果賞ノミネート
「アベンジャーズ／エンドゲーム」
「アイリッシュマン」
「ライオン・キング」
「１９１７ 命をかけた伝令」
「スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け」

・歌曲賞ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
「君のため」『トイ・ストーリー４』
「（アイム・ゴナ）ラヴ・ミー・アゲイン」『ロケットマン』
「I'm Standing With You」『ブレイクスルー』
「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに〜」『アナと雪の女王２』
「Stand Up」『ハリエット』

・作曲賞ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
ヒルドゥル・グーナドッティル「ジョーカー」
アレクサンドル・デスプラ「ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語」
ランディ・ニューマン「マリッジ・ストーリー」
トーマス・ニューマン「１９１７ 命をかけた伝令」
ジョン・ウィリアムズ「スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け」

・衣装デザイン賞ノミネート
サンディ・パウエル&クリストファー・ピーターソン「アイリッシュマン」
マイェス・C・ルベオ「ジョジョ・ラビット」
マーク・ブリッジス「ジョーカー」
ジャクリーン・デュラン「ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語」
アリアンヌ・フィリップス「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

・メイク・ヘアスタイリング賞ノミネート
「スキャンダル」
「ジョーカー」
「ジュディ　虹の彼方に」
「マレフィセント２」
「１９１７ 命をかけた伝令」

・国際長編映画賞ノミネート（黄色は第７７回ゴールデングローブ賞受賞）
「コーパス・クリスティ」（ポーランド）
「ハニーランド」（北マケドニア）
「ペイン・アンド・グローリー」（スペイン）
「レ・ミゼラブル」（フランス）
「パラサイト　半地下の家族」

・短編実写映画賞ノミネート
「兄弟愛」
「ネフタ・フットボール・クラブ」
「向かいの窓」
「サリア」
「ア・シアター」

・長編ドキュメンタリー賞ノミネート
「アメリカン・ファクトリー」
「ザ・ケイブ」
「ブラジルー消えゆく民主主義ー」
「娘は戦場で生まれた」
「ハニーランド」

・短編ドキュメンタリー賞ノミネート
「イン・ジ・アブセンス」
「ラーニング・トゥ・スケートボード・イン・ア・ウォーゾーン（イフ・ユア・ア・ガール）
「眠りに生きる子供たち」
「ウォーク・ラン・チャチャ」
「セント・ルイス・スーパーマン」

 

 

第９２回アカデミー賞のノミネートが発表されましたので、

記事にさせて頂きました。

個人的にですが、
作品賞：「アイリッシュマン」
監督賞：サム・メンデス「１９１７ 命をかける伝令」
主演男優賞：ホアキン・フェニックス「ジョーカー」
助演男優賞：ジョー・ペシ「アイリッシュマン」
主演女優賞：スカーレット・ヨハンソン「マリッジ・ストーリー」
助演女優賞：スカーレット・ヨハンソン「ジョジョ・ラビット」
脚本賞：クエンティン・タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
脚色賞：タイカ・ワイティティ「ジョジョ・ラビット」
　　　　アンソニー・マクカーテン「２人のローマ教皇」どちらか。

こんな予想としておきます。

確実に外れそうですけどね。まぁ、お祭りということで、
楽しく第９２回アカデミー賞を待ちたいと思います。

ではまた。