刀で戦うカンフー映画、「ラストバトル」は必見です
子供の頃に観た「映画」、
興奮して見続けていた「映画」といえば、
「カンフー映画」ですね。
おじさんになって全く観なくなりましたけど、
今、
その頃の「カンフー映画」を観たら、
楽しめるのでしょうか?
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「カンフー映画」といえば
私の子供時代、「カンフー映画」といえば、
ジャッキー・チェン
今もハリウッドで活躍中の、香港出身映画俳優です。
ジャッキーの「映画」は、
これでもかというぐらいテレビで観ていました。
「○拳」シリーズも、「プロジェクトA」も、非常に好きな「映画」でしたね。
いつの日か、自分の手から「ボッ」って音が出ると確信していたんですけど、
残念ながらおじさんになった今ですら、1度も出ておりません。
努力不足。
そんな子供の頃のヒーロー、ジャッキー・チェンは今回関係ありません。
コミカル要素がほぼない「カンフー映画」
昔観ていた「カンフー映画」は、
コミカルな要素が結構ありましたよね。
ジャッキー映画だからなのか、よく分かりませんけど。
白髪老人のカンフー達人と弟子、そして「復讐劇」、
そんな「カンフー映画」が多かったような気がします。
今回紹介する「カンフー映画」には、
ほとんどコミカルな面はありません。皆無とは言いませんが、
シリアスなストーリーで描かれています。あくまで「カンフー映画」ですけど。
剣技の「カンフーアクション映画」ですかね。
例によって「復讐劇」ではありますが。
「ラストバトル」必見の作品
「ブレード/刀」
The Blade(1995)Original Trailer 刀
監督・脚本・製作 | ツイ・ハーク |
製作総指揮 | レイモンド・チョウ |
出演(役名) | チウ・マンチェク(テンゴン) |
ホン・ヤンヤン(ルン) | |
ウェイ・ティンチー(刀匠) | |
チャン・ホー(チュタオ) | |
香港公開 | 1995年12月21日 |
日本公開 | 1998年1月24日 |
ネタバレせずに、軽く紹介します。
設定は、昔観た「カンフー映画」にありがちな「復讐劇」です。
刀鍛冶で働く主人公、子供の頃に、
「空を飛べる」と言われる剣の達人に父親を殺されています。
その剣の達人への「復讐劇」です。
説明しようとすると、こんな感じで終わりなんですが、一応もう少しだけ。
主人公は途中で片腕になってしまいます。片腕になって自暴自棄になっている時に、
たまたま剣の奥義書を見つけて、独学で剣技を覚えて復讐です。
これだけを読んだら、何が面白いのか分からない映画ですけど、この映画、
ラストバトルが異常にカッコイイです。
子供の頃に観ていた「カンフー映画」のラストバトルとは、全く違います。別物です。
あの生々しい剣技アクションの連続、想像以上のスピード感、
ちょっと癖になるぐらい素晴らしいラストバトルです。
現に私は、何度もラストバトルだけを観てしまっています。
正直、
ラストバトルだけを観て欲しい、
こう思ってしまうほど、いつまでも記憶に残るラストバトルです。
ジャッキーファンには申し訳ありませんが、
「○拳」シリーズのラストバトルでは太刀打ちできません。あれは異常。
個人的な意見ですけどね。
監督ツイ・ハークについて
ツイ・ハーク(1950年2月15日〜)は、
中国・香港の映画監督、脚本家、映画プロデューサーです。
祖先は広東省海豊県出身。
ベトナムで生まれて、ベトナム戦争の難民として1966年に香港に渡り、
1966年にアメリカへ留学。テキサス州立大学で映画を学んでいます。
主な映画監督作品は、
公開年 | タイトル | 主演 |
1990年 | スウォーズマン/剣士列伝 | サミュエル・ホイ |
1991年 | ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明 | ジェット・リー |
1995年 | ブレード/刀 | チウ・マンチェク |
1997年 | ダブルチーム | ジャン=クロード・ヴァン・ダム |
1998年 | ノック・オフ | ジャン=クロード・ヴァン・ダム |
主な製作・製作総指揮作品は、
公開年 | タイトル | 主演 |
1986年 | 男たちの挽歌 | チョウ・ユンファ |
1987年 | チャイニーズ・ゴースト・ストーリー | レスリー・チャン |
男たちの挽歌Ⅱ | チョウ・ユンファ | |
1989年 | 狼/男たちの挽歌・最終章 |
香港映画の代名詞的存在であるワイヤーアクションを、
いち早く取り入れた監督です。
それであのラストバトル、納得です。
製作総指揮として「男たちの挽歌」、
制作で「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」など、
有名な作品にも関わっています。
監督ツイ・ハークとしての映画は、
この「ブレード/刀」しか観たことありません。
もう少し観たことがあるかと思っていましたが、wikiで調べたらこの作品だけでしたね。
見聞きしたことのあるタイトルが、少しあるだけでした。
意外と観ていないもんですね。
この「ラストバトル」を堪能した方達の感想を、紹介します
・「ブレード/刀」を観たAさん
しばらく観てないですが、ラストのアクションがかなり興奮したのを覚えています。
遅い!遅い!遅い!遅い!
って言うセリフが最高でした。
・「ブレード/刀」を観たBさん
世界観がよく分かりませんが、殺陣はもはや芸術の域です。
片腕!
そして、親父の形見の折れた刀!これは・・・!と思ったら「片腕必殺剣」のリメイクでした。まさかの後から知るパターンです。
・「ブレード/刀」を観たCさん
さすがツイ・ハーク。
ちょっと展開が重々しい嫌いもありますが、ワイヤーアクションを駆使した戦闘シーンや、広大な砂漠のロケ地など見所が多数あります。
この手の香港映画にはよくあるシナリオですが、本作もまた片腕を失った主人公の「復讐」がテーマになっています。
敵対する悪役のインパクトも相当なもので、トラウマになりそうです。映像の粘っこさがクセになる「ブレード/刀」、これぞツイ・ハーク100%の出来栄えでした。
・「ブレード/刀」を観たおじさん
何度も言っていますが、これは「カンフー映画」です。
アクションは素晴らしいですが、設定も古臭い感じがしてしまいます。
いつもの「復讐劇」ですからね。
「カンフー映画」そのものに興味がないとういう方には、
不向きな作品です。控えた方がいいと思います。
逆に、
「カンフー映画」好きで、まだ観ていない方、
この「ブレード/刀」、
オススメします。是非、あのラストバトルを堪能してみてください。
あの剣技、恐ろしいまでのスピード感、
そして、息を吐くことを許してくれない数分間、
観終わった後に充実した疲労感を感じていると思います。
「カンフー映画」史上、最高のラストバトルを確認してみてください。。
最後に
いつ頃からでしょうか、
「カンフー映画」を観なくなったのは。
手から音が出ない、
こう気付いた時からですかね。
今の子供達はジャッキー・チェンを知っているのでしょうか。
「カンフー映画」に興味も無さそうですよね。あんなにカッコ良かったのに・・。
「酔拳」のみ、今でも有名な感じですかね。
テレビで「映画」自体を放送することが少なくなりました。
「カンフー映画」を観る機会はほとんどゼロですね。
ということで、子供達にこの「ブレード/刀」を勧めようとは思いませんが、
私達のような、
子供の頃に「カンフー映画」を夢中で観ていた世代にオススメしたいです。
「ブレード/刀」の「ラストバトル」を観た後、
自分の手から、
「ボッ」
日常生活にはお気をつけください。
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