
久坂部羊の長編小説『介護士K』あらすじと感想、読後はモヤモヤと無口に
現役の医師である久坂部羊が、 2014年に実際に起きた事件「川崎老人ホーム連続殺人事件」に想を得て、 高齢者医療と介護の現場で体験した事を基に作られた作品。 『 ...

【文庫本で読む】中山七里のおすすめ小説11選/シリーズもの、胸糞、痛快エンタメあり
幅広いジャンルの作品を世に産み続けている中山七里。 刑事ものサスペンスを読んで余韻に浸っていたら、 急にイヤミス小説で胸糞にされて、 今度は痛快なエンタメ小説で ...

久坂部羊の『祝葬』連作短編集、現役医師が問う「長生きは幸せか?」
「長生きしたな〜」と思える年齢は何歳ぐらいなんでしょうか? 厚生労働省のまとめによりますと、 日本人の平均寿命は年々伸びていっています。 厚生労働 ...

犬塚理人『人間狩り』あらすじと感想、横溝正史ミステリ大賞「優秀賞」受賞作
犬塚理人のデビュー作『人間狩り』、 初読みの作家さんになると思われますが、文庫化されていますので、 手に取りやすくなっています。 犬塚理人『人間狩 ...

ドラマ『セイレーンの懺悔』の原作小説、報道のタブーに切り込むミステリー
中山七里の小説『セイレーンの懺悔』が原作のドラマ、 同名タイトルの「セイレーンの懺悔」は、 2020年10月18日からWOWOWプライム「連続ドラマW」で放送さ ...

佐藤青南『ストラングラー 死刑囚の推理』あらすじと感想、新シリーズへの序章
「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズでお馴染み佐藤青南。 その佐藤青南が新たなシリーズを開始。 『ストラングラー 死刑囚の推理』 新シリーズの序章 ...

直木賞作家:道尾秀介の『満月の泥枕』、ドロドロ感のないミステリー小説
最初、この文庫本の表紙を見た時、 なんの話だか全く想像できませんでした。タイトルも?でしたし。 文庫本の表紙に描かれているのは、 お祭りに参加している群衆の上に ...

五十嵐貴久が描く豪華客船パニック『波濤の城』、あらすじと感想
豪華客船パニックもの、そんな風に聞くと、 今なら即思いついてしまう「タイタニック」。 ディカプリオが海底に落ちていく際、画面のこちら側から手を差し伸べたファンの ...

衝撃的なパンデミック!安生正『レッドリスト 絶滅進化論』のあらすじと感想
「人類滅亡へのカウントダウン・・・?」 こんな言葉を目にすると、派手な映画のサブタイトルみたいですよね。 ”巨大隕石が地球に衝突”、”全世界を巻き込んだ核戦争勃 ...

中山七里『ネメシスの使者』あらすじと感想、読み応え十二分です
日本の死刑判決 日本において死刑判決を宣告する際には、永山則夫連続射殺事件で最高裁(昭和58年7月8日判決)が示した死刑適用基準の判例を参考にしている場合が多い ...