映画『ザリガニの鳴くところ』原作/あらすじ/キャスト/感想、結末に驚かされる・・
大昔、内容を全く知らない状態で、
「羊たちの沈黙」というタイトルを初めて目にした時、
「羊たちの沈黙・・・・・・、はぁ?」
となりました。
これと同じ感覚を覚えたのが、
『ザリガニの鳴くところ』。
映画『ザリガニの鳴くところ』
✅ 世界中で大ヒットしたミステリー小説、評価も異常に高い原作を映画化
(原題はWhere the Crawdads Sing)
✅ 日本での公開は2022年11月18日(金)、
今現在(2023年4月4日)なら、
U-NEXTやAmazonプライムビデオなどで視聴可能となっています
邦題のタイトルから内容を読み取れない映画なんてザラにありますけど、
『ザリガニの鳴くところ』はその中でもトップクラスではないかと。
「ザリガニって、鳴く・・の?」、
などと考えても意味はありませんので、
原作を読んでしまうか、映画を観てしまった方が良いでしょうね。
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映画『ザリガニの鳴くところ』
『ザリガニの鳴くところ』
映画『ザリガニの鳴くところ』予告1 11月18日(金)全国の映画館で公開
【監督】
オリヴィア・ニューマン
【脚本】
ルーシー・アリバー
【原作】
ディーリア・オーウェンズ「ザリガニの鳴くところ」
【製作】
リース・ウィザースプーン
ローレン・ノイスタッター
【製作総指揮】
ベッツィー・ダンバリー
ロンダ・フェア
ジョン・ウー
【音楽】
マイケル・ダナ
【撮影】
ポリー・モーガン
【編集】
アラン・エドワード・ベル
【アメリカ公開】
2022年7月15日
【日本公開】
2022年11月18日
原作
原作「ザリガニの鳴くところ」
•著者:ディーリア・オーエンズ
(アメリカの動物学者、作家)
•アメリカで大ヒット
(2019年と2020年、2年連続で最も売れた本に)
•日本では
(2021年に本屋大賞翻訳小説部門第1位)
•全世界で累計1500万部以上を売り上げた
•原作の評価
〈Amazon〉
1000件以上のレビューで5点満点中4.5
〈honto〉
500件以上のレビューで5点満点中4.4
〈楽天ブックス〉
400件以上のレビューで5点満点中4.3
〈Googleユーザー〉
87%のユーザーが高評価
•原作の評価は異様に高いです
原作の評価が高すぎて、
恐ろしく高いハードルに立ち向かうことになった、
映画『ザリガニの鳴くところ』。
日本での公開は2022年11月18日(金)、
今ならU-NEXTやAmazonプライムビデオなどで視聴可能となっています。
あらすじ
『ザリガニの鳴くところ』あらすじ
1969年、
ノースカロライナ州の湿地帯で、
裕福な家庭で育ち将来を期待されていた青年の変死体が発見された。
殺人の容疑をかけられたのは、
キャサリン・クラーク(カイア)。
無垢な少女カイアは、
6歳の時に両親に見捨てられ、
学校にも通わず、
花、草木、魚、鳥など、
“ザリガニが鳴く”と言われる湿地帯の自然から生きる術を学び、
ひとりで生き抜いてきた。
そんな彼女の世界に迷い込んだ、
心優しきひとりの青年。
彼との出会いをきっかけに、
全ての歯車が狂い始める・・・。
〜『ザリガニの鳴くところ』〜
公式HPのあらすじと、
wiki(多分、小説のあらすじが記載されている)を照らし合わせてみると、
変死体で発見された青年はチェイス・アンドリュース。
(カイアが19歳の頃に出会った青年)
心優しき青年はテイト・ウォーカー。
(カイアと子供の頃に出会っていて、幼馴染み的な青年)
ではないかと・・・。
原作小説を読んでいないので、何とも言い難いんですけど、
テイトが何かしらの・・・、
映画を視聴して確認したところ、そのままでした。
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映画の評判
映画『ザリガニの鳴くところ』。
アメリカで、
2022年7月15日に全米3650館で公開され、
週末興行収入ランキング初登場3位という好成績でしたが、
うるさい批評家たちの評判はあまりよろしくないようで・・・。
【Rotten Tomatoes】
この映画批評集積サイトでは、
批評家支持率34%、平均点は10点満点中5.2点となっているようです。
「主演のデイジー・エドガー=ジョーンズは良いが、原作小説に及ばず・・」
という厳しい評価。
ただ、
一般的な評判はそこまで悪くありません。
【filmarks】
3500件以上のレビューで5点満点中3.8
【Googleユーザー】
75%のユーザーが高評価
【filmarks】などは、
映画を視聴した日本人の平均点ですから、及第点ではないかと。
結局ですね、
個人的に視聴して、個人的に評価するしかありません。
映画『ザリガニの鳴くところ』は、
今ならU-NEXTやAmazonプライムビデオなどで視聴可能です。
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キャスト
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【キャスト(役名)】
デイジー・エドガー=ジョーンズ
(キャサリン・クラーク:カイア)
ジョジョ・レジーナ
(子供時代のカイア)
レスリー・フランス
(70代半ばのカイア)
テイラー・ジョン・スミス
(テイト・ウォーカー)
ルーク・デヴィッド・ブラム
(子供時代のウォーカー)
サム・アンダーソン
(70代半ばのウォーカー)
デヴィッド・ストラザーン
(トム・ミルトン)
ハリス・ディキンソン
(チェイス・アンドリュース)
マイケル・ハイアット
(メイベル)
スターリング・メイサー・Jr.
(ジャンピン)
ギャレット・ディラハント
(ジャクソン・クラーク:カイアの父親)
アーナ・オライリー
(ジュリアンヌ・クラーク:カイアの母親)
ジェイソン・ワーナー・スミス
(ジョー・パデュー保安官)
有名な俳優が出演している訳ではありませんけど、
(私が知らないだけ・・・)
デヴィッド・ストラザーンだけなら私でも。
傑作「L.A.コンフィデンシャル」。
第78回アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた、
「グッドナイト&グッドラック」。
第93回アカデミー賞で作品賞を受賞した「ノマドランド」。
ギレルモ・デル・トロ監督作「ナイトメア・アリー」などへ出演していました。
パッと記憶に蘇る俳優がデヴィッド・ストラザーンだけ・・・、
ですけども、
『ザリガニの鳴くところ』は一見の価値があると、個人的には思います。
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おじさんの感想
(・・・結末には驚かされました・・・)
原作小説は読んでおりません。
なので、原作と映画の比較はできません。映画そのものの個人的な評価として、
『ザリガニの鳴くところ』、
面白かったです。
あまりネタバレはしたくないんですけど、
「完全にやられた・・・」。
そういう感覚の視聴後を過ごすことになってしまいました。
結末はマジでやられますね。
誰が?とか、真相は?とかを一切書かずに感想を書かせていただくと、
信じきり感情移入していた人に、ようやく訪れた平穏な日々。
その日々が1つの発見によって全て崩れ去り、本当の真実を目の当たりにした時、
信じきっていた人に対する感情がドス黒く塗り潰されていくような感覚に襲われ、
この気持ちをどう整理つけたら良いのか・・・。
「・・・マ・ジ・か・・・、そうだったんだ・・・」
結末には本当に驚かされました。
映画『ザリガニの鳴くところ』は、視聴者の心の中を掻き回すパワーのある作品でした。
ある意味、
後味の悪い映画という部類に入るのはないかと。
原作小説も同じ終わり方なんでしょうか?
文字でこの物語を追っていたら、それはそれで相当に落とされそうな気が・・・。
結構キツイ物語でしたね。
私なんて、
記憶に残っている美しい湿地帯の映像が、
結末によってその記憶が歪ませられていますから。嫌な感じで・・・。
もし、
『ザリガニの鳴くところ』という作品に興味があるなら、
原作小説を読んでいなくても、映画の方を先に視聴してしまってもよろしいかと。
そう個人的には思っています。
私のようなおじさんが楽しめましたので。
(後味は良くありませんけど)
色々な意味で、残る、映画でした。
最後に
2022年11月18日(金)に日本で公開された、
映画『ザリガニの鳴くところ』を紹介させていただきました。
私は原作小説を読んでいないので、
思い入れが無い状態での視聴でした。
フラットな状態を保ちつつ視聴できました。
変なタイトルだと思った「羊たちの沈黙」は、
映画が先、原作小説が後、それで完全に納得しました。
その流れに逆らった「ハンニバル」は、
原作小説が先、映画が後となり、映画そのものを全く面白いとは思えず・・・。
そして最近、
原作小説が先だった「ブレット・トレイン」、
「映画はまぁ、面白かったけど・・・原作は越えられない」
原作を先に読み、面白いと感じていると、だいたい失敗しております・・・。
なので映画『ザリガニの鳴くところ』は個人的には成功例となりました。
映画が先で良かった。
いつか原作を読んでみたいと思っています。
ではまた。