アニャ・テイラー=ジョイ最新作『ザ・メニュー』あらすじ/キャスト/感想、後味はまぁまぁ・・
2022年11月18日から公開されている『ザ・メニュー』。
『ザ・メニュー』
✅ 「スラムドッグ$ミリオネア」(2008年)、
「それでも夜は明ける」(2013年)、
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2014年)、
「シェイプ・オブ・ウォーター」(2017年)
「ノマドランド」(2021年)などで、
アカデミー作品賞を受賞してきたサーチライト・ピクチャーズの最新作。
✅ 主演は、レイフ・ファインズとアニャ・テイラー=ジョイ。
✅ 2022年11月18日より日米同時公開。
予告動画から醸し出している雰囲気はまさに、
「何だか分からないけど、不気味・・・」。
映画館での視聴後、結局、
「完全に理解したとは言わないけど、パンチ力はあった」
そんな『ザ・メニュー』でした。
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『ザ・メニュー』あらすじ/キャスト/感想
『ザ・メニュー』
『ザ・メニュー』予告編〈11月18日 日米同時公開!〉
【監督】
マーク・マイロッド
【製作】
アダム・マッケイ、ベッツィ・コッホ
【撮影】
ピーター・デミング
【編集】
クリストファー・テレフセン
【音楽】
コリン・ステットソン
【日米同時公開】
2022年11月18日
あらすじ
『ザ・メニュー』あらすじ
太平洋の孤島にあるレストラン“ホーソン”。
美しい景色を眺めながら、
完璧なサービスのもと、
有名なシェフ(レイフ・ファインズ)が作る極上のメニューを堪能するゲスト。
そんな高級レストラン“ホーソン”へやってきた1組のカップル、
マーゴ(アニャ・テイラー=ジョイ)と、
タイラー(ニコラス・ホルト)。
シェフ
「こんばんは、ホーソンへようこそ。おもてなしできて光栄です。
これからの数時間で、貴方は脂肪、塩、タンパク質、そして、
生態系を召し上がります。」
コース料理に感動するゲスト達。
しかし、
マーゴだけは違和感を感じ始めてしまう・・・。
そこから“ホーソン”は不穏な雰囲気に。
1つ1つの料理に隠されたサプライズ、
有名なシェフに隠された本当の顔。
マーゴが目の当たりにする“ホーソンとシェフ”・・・。
〜『ザ・メニュー』〜
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キャスト
【キャスト(役名)】
レイフ・ファインズ(ジュリアン・スローヴィク/シェフ)
アニャ・テイラー=ジョイ(マーゴ)
ニコラス・ホルト(タイラー)
ホン・チャウ(エルサ)
ジャネット・マクティア(リリアン・ブルーム)
ジュディス・ライト(アン)
ジョン・レグイザモ(落ちぶれている俳優)
リード・バーニー(リチャード)
ロブ・ヤン(ブライス)
エイミー・カレロ(フェリシティ)
アニャ・テイラー=ジョイについて
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アニャ・テイラー=ジョイ(1996年4月16日〜)は、
アメリカ出身の女優、モデルです。
大女優への階段を駆け上がっている感のある26歳、
『ザ・メニュー』を視聴する前に確認しておくべきではないでしょうか?
・監督:ロバート・エガース
・主演:アニャ・テイラー=ジョイ(トマシン役)
アニャ・テイラー=ジョイの初長編映画主演作、
ホラー映画としても評価の高い作品です。
生贄と転化・・・魔女という存在に翻弄されていく、ある家族の物語。
⇨
・全7話で描かれる爽快感抜群のドラマ
・主演:アニャ・テイラー=ジョイ(ベス・ハーモン役)
評価の高いNetflixオリジナルドラマの中で、一際高評価を得ているのが、
この「クイーンズ・ギャンビット」です。
シーズン1全7話のみ、しっかりと完結しております。
Netflixへ加入しているなら、観ておいて損の無いドラマ。
⇨Netflixで配信中
・監督:エドガー・ライト
・主演:トーマシン・マッケンジー(エロイーズ・ターナー役)
・主演:アニャ・テイラー=ジョイ(サンディ役)
ホラー感とスリラー感、視聴者も一緒になって不思議でダークな体験をする作品。
「ジョジョ・ラビット」のトーマシン・マッケンジーと共演しているアニャ・テイラー=ジョイ、
未来の大女優2人に注目してください。
⇨
この他にも、
「スプリット」(2016年)、「ミスター・ガラス」(2019年)など、
「アンブレイカブル」の続編にあたる2作。
そして、
ロバート・エガース監督作「ザ・ノースマン」や、
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のスピンオフ作品、
「フュリオサ」(フュリオサ役)などの公開も控えているアニャ・テイラー=ジョイ。
『ザ・メニュー』での彼女も必見です。
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レイフ・ファインズについて
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レイフ・ファインズ(1962年12月22日〜)は、
イギリスの俳優、映画監督、映画プロデューサーです。
「シンドラーのリスト」(1993年)で、
第66回アカデミー助演男優賞にノミネート(アーモン・ゲート役)。
「イングリッシュ・ペイシェント」(1996年)で、
第69回アカデミー主演男優賞にノミネート(アルマシー役)。
「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート役、
などで知られるレイフ・ファインズですが、個人的なオススメはこちら。
・監督:ブレット・ラトナー
・主演:アンソニー・ホプキンス(ハンニバル・レクター役)
・主演:エドワード・ノートン(ウィル・グレアム役)
・出演:レイフ・ファインズ(フランシス・ダラハイド役)
「羊たちの沈黙」の前日譚を描いたシリーズ3作目「レッド・ドラゴン」。
個人的に「ハンニバル」よりも圧倒的にこちらの方が好きです。
レイフ・ファインズ演じる“フランシス・ダナハイド”は必見の怖さ、
今作に限っていうと、レクターを凌駕する存在感を放っています。
⇨
⇨Netflixで配信中
・監督:サイモン・ストーン
・主演:キャリー・マリガン(エディス・プリティ役)
・主演:レイフ・ファインズ(バジル・ブラウン役)
Netflixのオリジナル映画、実話を基に描いた「時の面影」。
微妙なオリジナル映画が多いNetflixですけども、この1本は観終わった後、
「良い映画を観たな〜」と思える稀有な存在と言えるかもしれません。
派手さは皆無ですから、落ち着いた時間を過ごしたい方にオススメです。
⇨Netflixで配信中
去年公開された「キングスマン:ファースト・エージェント」も印象深いんですが、
私にとってのレイフ・ファインズは、
「ハリー・ポッター」シリーズの“ヴォルデモート”より、
「レッド・ドラゴン」の“フランシス・ダナハイド”。
『ザ・メニュー』の“シェフ役”もしっかりと不気味でしたから、
レイフ・ファインズが演じた20年前の不気味キャラ、
“ダナハイド”に触れておいても良いかもしれませんね。
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おじさんの感想(ネタバレ注意)
(不思議な映画でした)
アニャ・テイラー=ジョイとレイフ・ファインズの共演、
予告動画から醸し出していた不気味な雰囲気、
非常に気になっていた映画でしたから、
『ザ・メニュー』を映画館で視聴してきました。
正直に言いますと、
完全に把握し理解したとは言い難いんですけど、ツマラナイなんて陳腐な言葉でまとめる事のできない、妙なパンチ力のある映画だったなと。
とにかくずっと“シェフ”は不気味ですし、
「その程度の理由で・・・」と思わずにはいられない“落ちぶれた俳優”という、
笑いそうになるぐらい可哀想な存在もいて、
「後味はまぁまぁ悪いのに、軽い爽快感を感じる不思議な映画」
パンチ効いてるな〜、なんて感覚になる1本でした。
ただ、
最高に面白かったとは言えないのも事実。
もうちょっと説明があっても良かったかなと。
“シェフ”の想いを完璧に理解するのは不可能です。
(理解できる存在もいるにはいるんですが、理由の弱い存在もいるので、何とも・・・)
“シェフ”の過去だったり、
なぜこの客たちが集められたのか、
なぜ店側と客側全てを◯◯しなければならないのか、
何となくは分かった気になるんですよ。
あくまでも、
「何となく・・・」
そんな状態なのに、どうしてでしょう、
「ツマラナイ映画ではない、けど、最高に面白かったとも言えない、なのに、ちょっとオススメしたい・・・」
本当に不思議な映画でした。
1つだけハッキリと分かったことは、
作中、最初からずっと、口の中の想像味覚とでも言いますか、
“シェフ”の出す料理の味を、味覚で想像できないんですけど、
最後の最後にバッチリと想像させるんです。
チーズバーガーの味だけバッチリ。
私は自分の想像味覚の限界をこれでもかと、突きつけられた気分になりました。
この味覚部分に強弱を感じたから、
『ザ・メニュー』をパンチのある映画だと思ったのかもしれません。
味覚を揺さぶる映画・・・、初めてでした。
ちょっとオススメです。
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最後に
2022年11月18日から公開されている、
不気味な雰囲気の映画『ザ・メニュー』を紹介させていただきました。
賛否は分かれると思いますけど、
個人的にはちょっとオススメしたい映画でした。
ちなみに、
英語のwikiページだと、
『ザ・メニュー』は、ブラックコメディ・ホラー映画と表記されています。
タブー(禁忌)な笑いが散りばめられたオゾマシイ映画・・・。
的を得ている気がする・・・。
ではまた。