「本屋大賞」、歴代受賞作をどれぐらい読んでますか?ー前編

2020年3月25日

本屋大賞」について、

急に書こうと思ってしまったので、書きます。

一応、ガッツリ調べてみたのですが、

本屋大賞」関連の「小説」、

私が読んだことのある「小説」はかなり少なかったです。

「小説」好きのおじさんとしては情けない限りですが、

恥を晒しておこうということで。

 

「本屋大賞」とは

 

本屋大賞」とは、2004年に設立された、
NPO法人・本屋大賞実行委員会が運営する文学賞です。選考委員は、よく分からない文学者とか、
名前を知らない大御所作家ではありません。

「新刊を扱う書店(オンライン書店を含む)の書店員」が決めている賞です。
書店員の投票によってノミネート作品、受賞作が決まります。

 

本屋さんで働いている書店員の方々が、この「小説」おすすめですよ、
この「小説」面白いですよと、私たちに教えてくれる賞になっています。

文章の重みだとか、構成が素晴らしいとか、訳の分からないウンチクを並べて、
どうでもいいような事を語り合いながら受賞作を決めている訳ではないので、
私のような一般人でも単純に楽しめる「小説」が多いです。

と言いつつ私は、「本屋大賞」関連の「小説」をそこまで数多く読んではいませんけどね。

むしろ、少ないぐらいです。

 

本屋大賞」は一般読者向けの、読みやすく手の出しやすい「小説」を教えてくれる賞レースだと思います。

そんな「本屋大賞」関連の「小説」を第1回から表にしていきます。私が読んでいるのは果たして何冊なのか、単純に数えたいと思っています。

酷い結果なのは目に見えていますが。

では。

 

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「本屋大賞」第1回〜第4回

 

第1回(2004年4月5日発表)

順位 受賞作 著者 得点
博士の愛した数式 小川洋子 202点
クライマーズ・ハイ 横山秀夫 148点
アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎 111点
永遠の出口 森絵都 109点
重力ピエロ 伊坂幸太郎 99点
4TEEN 石田衣良 76点
デッドエンドの思い出 よしもとばなな 54点
終戦のローレライ 福井晴敏 51点
陰魔羅鬼の瑕 京極夏彦 38点
10 ららら科學の子 矢作俊彦 38点

2冊しか読んでおりません。しかも、「伊坂幸太郎」の「小説」だけです。

この「本屋大賞」の凄い所の1つに、ノミネートされている「小説」を含めて、
ほとんどの「小説」が映像化されています。ドラマや「映画」になっています。だからなのか、
「小説」を読んでいなくてもタイトルを知っている作品が多いですね。

点数を書いてしまうと、なんか生々しいですが、そこはご愛嬌という事で。

 

 

 

第2回(2005年4月5日発表)

順位 受賞作 著者 得点
夜のピクニック 恩田陸 374点
明日の記憶 萩原浩 302点
家守綺譚 梨木香歩 274点
袋小路の男 絲山秋子 185点
チルドレン 伊坂幸太郎 155点
対岸の彼女 角田光代 153点
犯人に告ぐ 雫井脩介 138点
黄金旅風 飯嶋和一 102点
私が語りはじめた彼は 三浦しをん 92点
10 そのときは彼によろしく 市川拓司 74点

またもや2冊です。「伊坂幸太郎」以外の作家の「小説」を読んでいました。

この回の「小説」もほとんどが映像化されています。影響力の強い賞レースですね。

一般受けしやすい「小説」ばかりで、映像化にも向いている作品が多いという事です。
映像化されたものを、私は1本も観たことはありませんが、タイトルは知っているものだらけです。

 

 

 

第3回(2006年4月5日)

順位 受賞作 著者 得点
東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜 リリー・フランキー 279点
サウスバウンド 奥田英朗 196.5点
死神の精度 伊坂幸太郎 190点
容疑者Xの献身 東野圭吾 184.5点
その日のまえに 重松清 179.5点
ナラタージュ 島本理生 162点
告白 町田康 152.5点
ベルカ、吠えないのか? 古川日出男 152点
県庁の星 桂望実 141点
10 さくら 西加奈子 135点
11 魔王 伊坂幸太郎 103点

3冊読んでおりますが、またしても「伊坂幸太郎」作品が2冊です。

東野圭吾の作品は、一時期よく読んでいたのですが、最近、全く読まなくなってしまいました。

特に理由はないんですけどね。好きな作家が増えるのは、嬉しい反面、
ちょっとした弊害があります。広げ過ぎるのもどうかと、東野圭吾の名前を見て思ってしまいましたよ。

 

 

 

第4回(2007年4月5日発表)

順位 受賞作 著者 得点
一瞬の風になれ 佐藤多佳子 475.5点
夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦 455点
風が強く吹いている 三浦しをん 247点
終末のフール 伊坂幸太郎 228点
図書館戦争 有川浩 176点
鴨川ホルモー 万城目学 175点
ミーナの行進 小川洋子 152.5点
陰日向に咲く 劇団ひとり 139点
失われた町 三崎亜記 127.5点
10 名もなき毒 宮部みゆき 89点

伊坂幸太郎」作品を1冊だけ読んでおります。

この回の「小説」はタイトルもほとんど知りません。作家は知っている方もいますけど。

 

「第1回」から「第4回」まで書いてきました。

本屋大賞」は本当に凄いですよ。ほとんどの作品が映像化されています。影響力が半端ありません。恐ろしい賞ですね。

私はその影響力大の「本屋大賞」関連の「小説」をここまで8冊読んでおりましたが、
ほとんど「伊坂幸太郎」作品で、しかも、映像化されているものを1本も観たことがないという体たらくぶりです。日本のドラマや「映画」を嫌っているわけではないんですが、どうも縁がありません。

以前にもこの手の記事を書いたことがありますが、結構凹みますね。情けなくなってきます。

 

気を取り直して、次に行きます。

 

 

 

「本屋大賞」第5回〜第8回

 

第5回(2008年4月8日発表)

順位 受賞作 著者 得点
ゴールデン・スランバー 伊坂幸太郎 509.5点
サクリファイス 近藤史恵 312点
有頂天家族 森見登美彦 280.5点
悪人 吉田修一 233.5点
映画篇 金城一紀 227.5点
八日目の蝉 角田光代 225点
赤朽葉家の伝説 桜庭一樹 213.5点
鹿男あをによし 万城目学 196.5点
私の男 桜庭一樹 129.5点
10 カシオペアの丘で 重松清 126点

2冊読んでおりました。

ゴールデン・スランバー」の登場で、語りたい事は山ほどありますけど、
やめておきます。ただ、泣かされたとだけ。

ここまでほとんど映像化されている「小説」ばかりだと、
逆に目立ってしまうのが、映像化されていない「小説」の方です。
どれとは書きませんけど、ちょっと気の毒に思ってしまいます。他媒体に影響を与える「本屋大賞」は凄いけど、少しだけ作家さんに同情してしまっています。

 

 

 

第6回(2009年4月6日発表)

順位 受賞作 著者 得点
告白 湊かなえ 411点
のぼうの城 和田竜 328点
ジョーカー・ゲーム 柳広司 243.5点
テンペスト 池上永一 228.5点
ボックス! 百田尚樹 214.5点
新世界より 貴志祐介 205.5点
出星前夜 飯嶋和一 203.5点
悼む人 天童荒太 203.5点
流星の絆 東野圭吾 139点
10 モダンタイムス 伊坂幸太郎 135点

また2冊です。

「ジョーカー・ゲーム」は読んだ気がするのですが、覚えていません。

湊かなえの「小説」も読んだ記憶があるんですけど、
最近は全く読んでおりません。完全に好きな作家を増やしすぎましたね。
あっちこっちに意識が振り回されています。

 

 

 

第7回(2010年4月20日発表)

順位 受賞作 著者 得点
天地明察 沖方丁 384.5点
神様のカルテ 夏川草介 294.5点
横道世之介 吉田修一 270点
神去なあなあ日常 三浦しをん 256点
猫を抱いて象と泳ぐ 小川洋子 237点
ヘヴン 川上未映子 220点
船に乗れ! 藤谷治 209点
植物図鑑 有川浩 182.5点
新参者 東野圭吾 130.5点
10 1Q84 村上春樹 91.5点

2冊読んでおります。

村上春樹が登場です。個人的にですけど、「騎士団長殺し」より「1Q84」の方が断然好きです。

私はハルキストではないので、細かい事は語れませんけど、
単純に面白かったのが「1Q84」だったという事ですね。楽しめました。

 

 

 

第8回(2011年4月12日発表)

順位 受賞作 著者 得点
謎解きはディナーのあとで 東川篤哉 386.5点
ふがいない僕は空を見た 窪美澄 354.5点
ペンギン・ハイウェイ 森見登美彦 310点
錨を上げよ 百田尚樹 307.5点
シューマンの指 奥泉光 270.5点
叫びと祈り 梓崎優 263点
悪の教典 貴志祐介 259.5点
神様のカルテ2 夏川草介 259点
キケン 有川浩 241点
10 ストーリー・セラー 有川浩 202点

1冊だけ読んでおります。しかも、物々しいタイトルの「小説」を。

「謎解きはディナーのあとで」は読んだ気がするのですが、覚えておりません。

 

「第5回」から「第8回」まで書いてきました。

読んでいたのは7冊でした。だいぶ少ないですね。知っている「小説」はたくさんありますが、なぜか読んでいません。

映像化された作品も、引き続きたくさんありますが、1本も観ておりません。
ゴールデン・スランバー」の「映画」は常々観たいと思っていますけど、まだ実現できていません。「Netflix(ネットフリックス)」で配信してくれれば、今すぐにでも観るんですけどね。いつの日か、期待しています。

 

 

 

最後に

 

今回はここまでにしておきます。長ったらしくなってしまいますので。

 

「第1回」から「第8回」までで、計15冊の「小説」を読んでいました。

「映画」になった「小説」を数えてみると、

42本でした(アニメ映画含む)。

約80冊で半分以上が「映画」になっています。恐ろしい数字ですね。「本屋大賞」に引っかかれば、映像化の道が出てきます。ドラマになっている「小説」も合わせると、凄い確率で映像化されていることになりますね。

そんな影響力大の「本屋大賞」、

映像化されている作品を、私は1本も観ておりません。

落ち込みますね、これは。

 

なんとか頑張って次回に繋げます。

ではまた。

 

 

 

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