Netflix『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』あらすじと感想、豪華キャストのスリラー映画

2021年5月14日から、
Netflixで配信されているスリラー映画
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ

配信はNetflix、製作はフォックス2000ピクチャーズ
⇨【フォックス2000ピクチャーズは20世紀スタジオ(ウォルト・ディズニー・スタジオ)傘下の映画製作会社】

原作はA・J・フィンの同名小説、監督はジョー・ライト

豪華キャストにも注目
エイミー・アダムスジュリアン・ムーアゲイリー・オールドマンなど)

Netflixのオリジナルではなくて、
元は20世紀フォックス(現:20世紀スタジオ)の配給で公開予定となっていましたが、
コロナなどの影響で延期になり、最終的に、
Netflixに配給権を譲渡した形となったようです。

制作を担当したフォックス2000ピクチャーズは2021年5月14日にレーベルを閉鎖。
フォックス2000ピクチャーズが制作した最後の映画となりました。
レーベルの遺作です。

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Netflix『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』あらすじと感想

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ

『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』 予告編 - Netflix

監督
ジョー・ライト

原作
A・J・フィン「ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ」

出演(役名)
エイミー・アダムス
(アナ・フォックス博士/児童心理学者)

ゲイリー・オールドマン
(アリステア・ラッセル/アナの家の向かいに引っ越してきた家族の父親)

フレッド・ヘッチンジャー
(イーサン・ラッセル/アリステアの息子)

ジュリアン・ムーア
(ジェーン・ラッセル/イーサンの母親?)

ジェニファー・ジェイソン・リー
(ジェーン・ラッセル/イーサンの母親?)

ワイアット・ラッセル
(デヴィッド/アナの家の地下を間借りしている男性)

アンソニー・マッキー
(エドワード・”エド”・フォックス/アナの夫)

マライア・ボーズマン
(オリヴィア/アナとエドの娘)

ブライアン・タイリー・ヘンリー
(リトル刑事)

トレイシー・レッツ
(ランディ博士)

Netflixで2021年5月14日から配信

監督は、
2005年「プライドと偏見」
第78回アカデミー賞 主演女優賞/美術賞/衣装デザイン賞/作曲賞 4部門ノミネート

2007年「つぐない」
第80回アカデミー賞 作品賞/助演女優賞/脚色賞/撮影賞/美術賞/衣裳デザイン賞/作曲賞 7部門ノミネート、作曲賞受賞

2017年「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」
第90回アカデミー賞 作品賞/主演男優賞/美術賞/撮影賞/メイクアップ&ヘアスタイリング賞/衣裳デザイン賞 6部門ノミネート、主演男優賞メイクアップ・ヘアスタイリング賞受賞

などの作品で知られるイギリスの映画監督:ジョー・ライト

そして、
エイミー・アダムスゲイリー・オールドマン
ジュリアン・ムーアなど豪華なキャストで贈るスリラー、
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ

原作はA・J・フィンの同名小説です。

 

 

あらすじ

 

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』あらすじ

夫の元に娘を預け別居中、精神的にも不安定な、
児童心理学者アナ・フォックスは、
広場恐怖症の影響で外には出られず、家の窓から見える景色だけを日々眺めながら過ごしていた。

ある日、

道路を挟んだ向かいの家に、
3人家族が引っ越してきた。

アナが家の窓から眺めているだけだと、
普通の家族にしか見えなかったのだが・・・。

突然、
息子のイーサンがアナを訪ねてきた。
会話を交わし、イーサンの仕草から異変を感じ、悩みを抱えていることを知る。

その後、今度は、
ハロウィーンの日に母親ジェーンと出会い、打ち解けつつ会話を交わした。

翌日、
父親のアリステアが訪問、
向かいに引っ越してきた家族全員と立て続けに会話を交わしたアナは、
家の窓から、より注意深く家族を観察するようになった。

そして、事件が起こる。

ある夜、向かいの家を窓から眺めていると、

ジェーンが何者かに刺され、血だらけになって助けを求めている姿を目撃。

警察に連絡しつつ、ジェーンを助けようと向かいの家に行こうとするが、
アナは広場恐怖症。

外に出て、車のライトに照らされた瞬間、気を失ってしまった。

・・・・・・・・。

ソファで目を覚ましたアナ。目の前には、
刑事2人と、父親のアリステアの姿。

ジェーンに何かあったと訴えるが、家族は全員無事だと言い張るアリステアと刑事。

そこへ、

初めてお会いするわ、ジェーン・ラッセルよ」

アナの目の前に姿を現した女性は、
アナが初めて会う話したこともない女性だった・・・。

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ

ヒッチ・コック「裏窓」のようなスリラー・サスペンス

豪華なキャストにも注目して視聴できるウーマン・イン・ザ・ウィンドウ
Netflixで5月14日から配信されています。

 

おじさんの感想

おじさんの声
おじさんの声
『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 』を観た感想

 

豪華キャストなのにパンチ不足、でも駄作とは言えないスリラー)

7.5

 

隣人ものスリラーということで、
個人的に思い出していたのは「隣人は静かに笑う」だったのですが、
比べてしまうと「隣人は〜」の方が上でした。

 

それでもラストまでしっかりと観られたのは事実です。

 

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ
簡単に言うとですね、
「精神的に不安定なアナが目撃した事件、現実?幻覚?」
そして、ラストで明かされる、
真相
そんな感じです。

 

古典的な物語なんでしょうけど、
主演アナ役のエイミー・アダムスに始まり、脇を固める歴戦の強者、
ジュリアン・ムーアゲイリー・オールドマンらが引っ張ってくれますから、古臭さはあまり感じずに視聴できました。

 

ただちょっと、
これはネタバレになる可能性があるので、あまり書きたくないんですが、
ムーアとオールドマンの出番が少なくて、
拍子抜けしてしまった感も・・・。
(本当に脇役でした)

 

なんだか勿体無い気がしましたね。

 

スリラーとしてもう少し、おどろおどろしい物語にできたのではないか、
(驚愕の真相・・・とはいきませんでした)
もっとパンチの効いたサスペンスを楽しめたのではないかと、
(この豪華キャストならもう少し・・・)
そんな想いになってしまいました。

 

個人的な趣味の問題ですけど。

 

「もうちょっと・・・」的な、惜しい感じを受けたスリラー
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウでした。

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豪華なキャスト:エイミー・アダムス

 

 
 
 
 
 
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エイミー・ルー・アダムス(1974年8月20日〜)は、
アメリカの女優です。

映画の個人賞に絡んだ出演作のみを抜粋すると、

公開年 タイトル(個人賞)
2005年 「Junebug」
⇨第78回アカデミー賞 助演女優賞 ノミネート
その他:多数の映画賞受賞
2007年 「魔法にかけられて」
⇨第65回ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート
第34回サターン賞 主演女優賞 受賞
2008年 「ダウト〜あるカトリック学校で〜」
⇨第81回アカデミー賞 助演女優賞 ノミネート
その他:多数の映画賞でノミネート、受賞
2010年 「ザ・ファイター」
⇨第83回アカデミー賞 助演女優賞 ノミネート
その他:多数の映画賞でノミネート、受賞
2012年 「ザ・マスター」
⇨第85回アカデミー賞 助演女優賞 ノミネート
その他:多数の映画賞でノミネート、受賞
2013年 「アメリカン・ハッスル」
⇨第86回アカデミー賞 主演女優賞 ノミネート
第71回ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)受賞
⇨その他:ノミネート、次点が1つずつ
2014年 「ビッグ・アイズ」
第72回ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)受賞
⇨英国アカデミー賞 主演女優賞 ノミネート
2016年 「メッセージ」
⇨第74回ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)ノミネート
2018年 「バイス」
⇨第91回アカデミー賞 助演女優賞 ノミネート
⇨その他:多くの映画賞でノミネート

有名な出演作といえば、
日本では2017年に公開されたSF映画「メッセージ」(ルイーズ・バンクス役)でしょうか。
個人賞はノミネート止まりでしたが、強く印象に残っていますね。

その他の出演作、個人賞には縁のなかった、
キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン」(ブレンダ・ストロング役)や、
「ナイト ミュージアム2」(アメリア・イアハート役)、
「マン・オブ・スティール」(ロイス・レイン役)、
「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」(ロイス・レイン役)、
「ジャスティス・リーグ」(ロイス・レイン役)、
「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」(ロイス・レイン役)など、
派手目の映画、”DCコミックス系”にも出演している女優さんです。

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウでは、
派手目の映画に出演していた女優の姿はなく、
演技派エイミー・アダムスといった感じの役どころで魅せてくれています。

 

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ジュリアン・ムーア

 

 
 
 
 
 
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ジュリアン・ムーア(1960年12月3日〜)は、
アメリカの女優です。

今年で61歳とは思えませんね。

映画個人賞に絡んだ作品だけを抜粋すると、

公開年 タイトル(個人賞)
1994年 「42丁目のターニャ」
第15回ボストン映画批評家協会賞 主演女優賞 受賞
1997年 「ブギーナイツ」
⇨第70回アカデミー賞 助演女優賞 ノミネート
その他:多数の映画賞でノミネート、受賞
1999年 「クッキー・フォーチュン」
第5回ダラス・フォートワース映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
「理想の結婚」
⇨第57回ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート
「ことの終わり」
⇨第72回アカデミー賞 主演女優賞 ノミネート
⇨その他:多数の映画賞でノミネート
「マグノリア」
1999年ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 助演女優賞 受賞
その他:映画賞受賞、ノミネートを1つずつ
2002年 「エデンより彼方に」
2002年ヴェネツィア国際映画祭 女優賞 受賞
⇨第75回アカデミー賞 主演女優賞 ノミネート
その他:多数の映画賞受賞、ノミネート
「めぐりあう時間たち」
2003年ベルリン国際映画祭 銀熊賞(女優賞)受賞
⇨第75回アカデミー賞 助演女優賞 ノミネート
その他:多数の映画賞でノミネート、受賞
2009年 「シングルマン」
⇨第67回ゴールデングローブ賞 助演女優賞 ノミネート
⇨その他:ノミネートが1つ
2010年 「キッズ・オールライト」
⇨第68回ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート
⇨その他:ノミネートが1つ
2014年 「マップ・トゥ・ザ・スターズ」
2014年カンヌ国際映画祭 女優賞 受賞
その他:ノミネート、受賞が1つずつ
「アリスのままで」
第87回アカデミー賞 主演女優賞 受賞
その他:多数の映画賞受賞
「セブンス・サン 魔法使いの弟子」
⇨第35回ゴールデンラズベリー賞 最低助演女優賞 ノミネート

ゴールデンラズベリー賞へのノミネートという不名誉なこともありましたが、
凄まじい経歴を持っている歴戦の強者で大女優です。

ただ、
ジュリアン・ムーアと聞いてまず思い出してしまう作品は「ハンニバル」・・・。
「羊たちの沈黙」の続編という強烈な印象と、
クラリス役をジョディ・フォスターからバトンタッチ、
ヒットした作品でもありますから、未だに印象深くなってしまっていますね。
(個人的には「逃亡者」や「ビッグ・リボウスキ」も)

そして、その「ハンニバル」で共演したゲイリー・オールドマンと、
約20年ぶりに共演することになった、
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ
絡みはほぼありませんでしたが、ジュリアン・ムーアの印象は残りますよ。

 

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ゲイリー・オールドマン

 

 
 
 
 
 
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ゲイリー・レナード・オールドマン(1958年3月21日〜)は、
イギリスの俳優、映画監督、脚本家、映画プロデューサーです。

完全な名優と一切疑っていませんけど、
映画の個人賞には意外と縁がないんですよね。

映画の個人賞に絡んだ作品は、

公開年 タイトル(個人賞)
2011年 「裏切りのサーカス」
⇨第84回アカデミー賞 主演男優賞 ノミネート
⇨その他:ノミネートが1つ
2017年 ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
第90回アカデミー賞 主演男優賞 受賞
その他:多数の映画賞受賞、ノミネート
2020年 Mank/マンク
⇨第93回アカデミー賞 主演男優賞 ノミネート
⇨第78回ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門)ノミネート

一般的には、
「ハリー・ポッターシリーズ」のシリウス・ブラック役、
「バットマンシリーズ」のジェームズ・”ジム”・ゴードン役などで、
印象の良い名優といった感じかもしれません。

しかし、私個人としてはやはり、
ゲイリー・オールドマンといえば「怪演の名優」といった印象になっています。

オールドマンの怪演

 

✔︎ コッポラ監督作「ドラキュラ」(ドラキュラ役)

 

✔︎ 最高の怪演「レオン」(スタンスフィールド役)

 

✔︎ 強烈キャラ「フィフス・エレメント」(ゾーグ役)

 

✔︎ 大統領機ハイジャック「エアフォース・ワン」(イワン・コルシュノフ役)

 

✔︎ 超イヤな奴「ロスト・イン・スペース」(ドクター・スミス役)などの、
まさに「怪演」といった感じが、たまらなく魅力的な名優ではないかと。

ちなみに、
「ハンニバル」(メイスン・ヴァージャー役)は、
ゲイリー・オールドマンの無駄遣いだと、今でも思っています。

そんな「怪演の名優ゲイリー・オールドマンが、
「ウィンストン・チャーチル〜」の監督ジョー・ライトと2作目、
「ハンニバル」以来約20年ぶりにジュリアン・ムーアと共演したのが、
Netflixウーマン・イン・ザ・ウィンドウです。

 

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最後に

 

豪華キャストの割には、ちょっとパンチ力に欠けた感がある、
Netflixで配信中のスリラー映画『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウを紹介させていただきました。

脇役のジュリアン・ムーアゲイリー・オールドマン
「アベンジャーズシリーズ」「デンジャー・ゾーン」などのアンソニー・マッキーもチョイ役、
本当に豪華なキャストなんですけどね。

俳優の豪華さ=映画の面白さという数式は成り立たないようです。
画力で2時間、持ちこたえるのは間違いないんですが・・・。

有名なスリラー映画、サスペンス映画を観てきた方々だと少し、
物足りなさを感じてしまうかもしれませんけど、
決して駄作ではないので、
暇な時間ができましたら、ウーマン・イン・ザ・ウィンドウを視聴してみてください。

疑いようのない名優たちが出演しているスリラー映画です。

ではまた。

 

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