【フィンチャー監督最新作】Netflix映画『ザ・キラー』キャスト/あらすじ/感想〈11月10日から配信中〉
「セブン」、「ファイト・クラブ」、
「ソーシャル・ネットワーク」、「ゴーン・ガール」などでお馴染み、
デヴィッド・フィンチャー監督の最新作が、
Netflixで配信されています。
【フィンチャー監督最新作】Netflix映画『ザ・キラー』
✅ デヴィッド・フィンチャー監督の映画として12作目
(Netflix映画としては「Mank/マンク」に次いで2作目)
✅ Netflixで11月10日から配信
(1部の劇場で10月27日から公開されていました)
✅ 118分のアクション・サスペンススリラー
(第80回ベネチア国際映画祭のワールドプレミアで、6分45秒ものスタンディングオベーション)
「セブン」を最高に好きな私としては、
「フィンチャーのサスペンススリラー」と聞いただけでゾクゾク感が止まりません。
原作はフランスのグラフィックノベル、
大人向け漫画、的な物語をフィンチャーがどのように映像化しているのか、
非常に楽しみでしたし、大きな期待感を持って再生しました。
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Netflix映画『ザ・キラー』
『ザ・キラー』
『ザ・キラー』ティーザー予告編 - Netflix
【監督】
デヴィッド・フィンチャー
【脚本】
アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
【原作】
アレクシス・ノラン、Luc Jacamon
「The Killer」
【製作】
セアン・チャフィン、デデ・ガードナー
ブラッド・ピット
【音楽】
トレント・レズナー、アッティカス・ロス
【撮影】
エリック・メッサーシュミット
【公開】
Netflixで2023年11月10日から配信予定
デヴィッド・フィンチャー監督
デヴィッド・アンドリュー・レオ・フィンチャー(1962年8月28日〜)は、
アメリカの映画監督です。
監督作は12作。
• 1992年「エイリアン3」
⇨シリーズものの3作目、フィンチャー初映画監督作としては失敗作
• 1995年「セブン」
⇨脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
⇨デヴィッド・フィンチャーという名前を世界に知らしめたサイコ・サスペンスの傑作
⇨サスペンス・スリラー映画として非常に良くできた良作
⇨ただ、ラストのオチには賛否が分かれる
(私もラストだけ気に入りませんでした)
• 1999年「ファイト・クラブ」
⇨脚本をリライトしたのがアンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
⇨フィンチャー映画の代表作の1つ、この映画を好きだというおじさんが世界中に
• 2002年「パニック・ルーム」
⇨「同じ役は引き受けない」と「ハンニバル(2001年公開)」の“クラリス役”を断ったジョディ・フォスターが主演
⇨サスペンスとして悪くないんですけど、フィンチャー映画としてはパンチに欠ける印象でした
⇨実際に起きた事件を基に製作されたサスペンスであり人間ドラマ
⇨フィンチャー映画の中でも高評価を受けている1本
• 2008年「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
⇨フィンチャーとブラピコンビの3作目
⇨フィンチャー映画として初のファンタジーであり、これまでの流れからまさか、感動させられるとは思いませんでした
• 2010年「ソーシャル・ネットワーク」
⇨「Facebook」設立とそれに伴う訴訟を描いた伝記ドラマ映画
⇨「2010年の最高傑作」と言われるほど評価された1本、映画賞的にもフィンチャー映画で最もノミネートを受けた作品ではないでしょうか
• 2011年「ドラゴン・タトゥーの女」
⇨原作はスティーグ・ラーソンの推理小説「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」
⇨スウェーデン版映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のハリウッド版
⇨サスペンス・ミステリー・スリラーとして観応えアリ
⇨原作はギリアン・フリンの同名小説「ゴーン・ガール」
⇨とりあえず、「女性は怖い!」と再確認したい男性がおりましたら、必見です
• 2020年「Mank/マンク」
⇨ゲイリー・オールドマン主演の伝記映画
⇨白黒映画なんですけど、2時間強の再生時間、余裕です
• 2023年『ザ・キラー』
⇨脚本は、「セブン」を書き上げたアンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
⇨Netflixで11月10日から配信中
12作の映画を監督として世に送り出してきたデヴィッド・フィンチャー。
この数はクリストファー・ノーランと同じ数です。
(ノーランは「オッペンハイマー」が12作目)
多いか少ないか、と考えてしまうと、少ない・・・。
ただ、
監督作の1本1本の濃さを考えた場合、ちょうど良い気もしてしまいます。
期待感を膨らませながら集中力を保ち視聴する映画、
数年に1回ぐらいが個人的には好きなタイミングです。
という事で、
Netflix映画『ザ・キラー』、そのタイミングがやってきました。
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キャスト
(参照元:Google検索ページ)
【キャスト(役名)】
マイケル・ファスベンダー(クリスチャン/ザ・キラー)
チャールズ・パーネル(ホッジズ)
アーリス・ハワード(Actor)
ティルダ・スウィントン(The Expert)
ソフィー・シャーロット(Magdala)
モニーク・ガンダートン(Dark-Haired Woman)
チアゴ・パルマ(?)
サラ・ベイカー(The Brute)
レイシー・ドーヴァー(The Maid)
ケリー・オマリー(ドローレス)
スゼット・ラング(Business Traveler)
エミリアーノ・ペルニア(マルクス)
ティルダ・スウィントンは、
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」に続いて2作目の出演。
個人的に懐かしく感じてしまうのがアーリス・ハワード。
スタンリー・キューブリック監督の「フルメタル・ジャケット」に"エヴァンス(カウボーイ)役”として出演していた俳優さんです。
ファスベンダーとスウィントン、ハワードにも注目しておりましたが、
何より、
デヴィッド・フィンチャー監督の最新作というその1点に期待し、
パンチの効いた映画であって欲しいと願いつつの再生ボタン。
Netflix映画『ザ・キラー』、11月10日から配信されています。
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あらすじ
『ザ・キラー』あらすじ
〈YouTubeでは〉
致命的なミスを犯したことで命を狙われた暗殺者。
私情による復讐であることを否定しつつ、
国境を超えて次々と雇い主たちを追い詰めていく。
〈映画.comでは〉
とあるニアミスによって運命が大きく転換し、
岐路に立たされた暗殺者の男が、
雇い主や自分自身にも抗いながら、
世界を舞台に追跡劇を繰り広げる。
〈Filmarksでは〉
壊滅的なミスを犯した冷酷な殺し屋は、
世界中から狙われる身となり、
雇用主、そして自分自身との戦いを繰り広げていく。
全ては決して個人的なものではないという想いを胸に・・・。
〜『ザ・キラー』〜
あらすじの書き方は、
どこのサイトでも同じような感じ。
読みようによっては「ジョン・ウィック」のような内容を想像してしまいそうですけど、
予告動画から醸し出している雰囲気は別物、
そして、
もちろん内容も別物、です。
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おじさんの感想
(期待通りとは言いませんけど、良作でした)
デヴィッド・フィンチャー監督の最新作、
Netflix映画『ザ・キラー』をかなり期待しつつ視聴しました。
個人的には好き、面白かったです。
ただ、少しばかり期待し過ぎてしまった感は否めません。
例えば、
「衝撃度」という点において、
フィンチャー監督作「セブン」には及びませんし、
同じ殺し屋系映画として比べるなら「ジョン・ウィック」ではなく、
コーエン兄弟の「ノーカントリー」だと私は思いながら視聴していましたが、それにも若干及ばず・・・。
大きな期待を抱きながら視聴した割には、少し拍子抜けした感がありました。
とはいえ、絶対に駄作ではないし、むしろ良作といった印象で終われたのも事実。
殺し屋の淡々とした日常を切り取ったような物語で、
派手なアクションはほぼないのに、
仕事の失敗から家族が身の危険に晒され、怒りを抱きつつも、
己がやるべき事を冷静に見極め、タイミングを外す事なく遂行していく様には恐怖感を抱きますし、
何かを爆破させなくても、
馬に乗らなくても、
しっかりと視聴者を最後まで連れて行ってくれる1本でした。
ティルダ・スウィントン絡みのシーンでの会話の面白さも秀逸でしたしね。
主人公がマシーンというよりヒューマン寄りだったのも好印象。
思考回路を遮断しているような機械的殺し屋じゃありません。
だから余計に物語へのめり込めたのかも。
「もし、現実世界に殺し屋がいたとしたら、こんな感じ・・?」、
と考えずにはいられませんでした。
ちょっと期待し過ぎましたけど。
Netflix映画『ザ・キラー』、
デヴィッド・フィンチャーという名前から「セブン」などを期待しないようにし、
派手なアクション映画と思わずに再生すれば、2時間、
まともな暇潰しが可能な映画だと思います。
何度もすいませんが、私は好きです。
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最後に
11月10日からNetflixで配信されている、
デヴィッド・フィンチャー監督最新作『ザ・キラー』を紹介させていただきました。
私個人としては、楽しめたので良しといった感じです。
Netflix関連の映画で、
面白いと感じた映画の極端な少なさから、多少の心配をしておりましたけど、
駄作ではなく良作でしたので安心しました。
まぁ、配給がNetflixというだけ!
デヴィッド・フィンチャー監督作、大きくハズす事は考えられませんからね。
『ザ・キラー』、
気になる方はNetflixで視聴してみてください。
ではまた。