「SNS」から始まる「恐怖」、「貞子」より怖い?
「リングシリーズ」の「貞子」を覚えているでしょうか?
”呪いのビデオテープ”を視聴、
その1週間後に「貞子」がテレビから這い出てきて、
結果、呪い殺されるという、おぞましく邪悪な者。
この「貞子」と比べると、
これから紹介する邪悪な者は、世の中的に即、誰でも出会えるようになりました。
✔︎ 携帯1個、ちょっとした「SNS」で知り合える
✔︎ 綺麗な女性だと、頭の中で想像しているだけでOK
✔︎ 出会ってしまったら、逃げるように・・・無理だけど・・・
「貞子」と出会うには、
”テレビとVHSデッキと呪いのビデオテープ”が必要ですけど、
彼女と出会うのに、そんなものは必要ありません。
携帯1個で事足ります。
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SNSの発展、彼女と出会う可能性が高いのは・・
2021年現在、
「SNS」の普及率は凄まじく、誰でも彼女と出会えるようになりました。
✔︎
「LINE」:全世代の86.9%が利用
⇨年代別では10代、20代、30代の90%以上/40代でも90%に近い方達が利用
✔︎
「Twitter」:全世代の38.7%が利用
⇨年代別では10代、20代の約70%/30代の約50%/40代の約30%が利用
✔︎
「Instagram」:全世代の37.8%が利用
⇨年代別では10代、20代の約65%/30代の約50%/40代の役35%が利用
✔︎ 10代、20代、30代は彼女と出会いやすい・・・
テレビの利用率が格段に下がった今、
「貞子」と出会う確率より、彼女と出会う確率の方が明らかに高くなりましたね。
携帯を持っていれば、誰でもです・・・。
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SNSの恐怖、何よりも怖いのは・・
「SNS」絡みの怖い事件、
普及に伴い数多くなってきました。
顔を知らない相手とのやり取りは、気を付けないといけませんね。
✔︎ 誹謗中傷
✔︎ 写真などの投稿から個人や住所が割り出される
✔︎ 「SNS」で知り合った彼女から、執拗に付きまとわれる
✔︎ 想像の遥か斜め上をいく、彼女の度を越したストーキング行為を止められない・・・
何よりも怖いのは、
彼女と出会ってしまうこと、ではありません。
いつでも、誰でも、簡単に、
「リカ」と知り合えることです。
ガラケー時代の出会い系サイトでも、それは一緒ですね。
スマホはより簡単になっただけ・・・。
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「SNS」が怖くなるかもしれない小説
「リカ」 (幻冬舎文庫)
2001年第2回ホラーサスペンス大賞:大賞受賞作
「リカ」簡単なあらすじ
印刷会社に勤めるサラリーマンの本間隆雄、
奥さんと子供を愛する良いパパなんですけど、
後輩に勧められた出会い系サイトにのめり込んでしまいます。
そのサイトで知り合った女性、
リカとのやり取りは、本間にとって非常に楽しいものでした。
綺麗な声、会話も楽しい。
最初のうちは良かったんですけど、
そのうち、リカとのコンタクトがキツくなってきた本間は、
新しい番号の携帯に変え、関係性を断とうとしました・・・が、時すでに遅く・・・。
完全にリカにロックオンされた本間隆雄の末路は悲惨です。
どうあがいても逃げられない、
何もかもが無駄、
異臭が漂ってきた瞬間、常にリカは目の前に・・・。
〜「リカ」〜
この「ホラー小説」を読んだ方達の感想を紹介します
・「リカ」を読んだAさんの感想
怖い。
こんな女にロックオンされたら、本当に怖いです。本間もちょっと脇が甘いようにも思います。
そこが、中年の気の緩みなのでしょうか?
逃げても逃げても追ってくるリカは本当に恐怖でしかありません。
でも、このような怪物になってしまった理由が知りたいです。
続編もあるようなので、そちらも絶対に読みます。
・「リカ」を読んだBさんの感想
彼女の心に何があったのか、終始想像力を掻き立たせられました。強烈な臭気は彼女の人物像にインパクトを与え、私の臭気をも刺激したのではないでしょうか。
最後の1行、この言葉が逆に更なる恐怖の始まりを物語っています。
・「リカ」を読んだCさんの感想
怖くて救いがなくて、またその救いのなさが現在にも繋がっているような感じがするのがまた怖いです。
主人公の男性のどうしようも無さ加減に呆れながら、段々リカの本性が分かってくると、
あとは展開が気になって、怖いんだけど一気読みしてしまいます。
夜中、
部屋の姿見に映るロングヘアの自分に心臓が縮みそうになりましたよ・・・。
・「リカ」を読んだおじさんの感想
以前にも書いた事がありますが、私はホラーが苦手です。
ほとんどのホラー映画やホラー小説を手に取ることはありません。
たまたまだったんですよね。
これから「リカ」を読む方へ、多少の注意点を。
まず、ホラーが苦手ならオススメしません。
得体の知れない人物が迫り来る恐怖、頭の中に想像してしまいますから、
ただただ怖い小説を読むのはやめたほうがいいでしょうね。
あと、これはあまりいないと思いますけど、
今現在、SNSで出会いを求めている男性、
読まないほうがいいです。
会ったことのない女性とコンタクトを取っている最中だと、
全ての女性が「リカ」に思えてしまうかもしれません。
せっかくの出会いのチャンスを失う可能性が・・・
もう、手遅れでしょうけど・・・。
「ホラー小説」として高評価、ドラマ化された「リカ」
五十嵐貴久の「リカ」、
今ではシリーズ化され、計5冊で「リカ」に出会えるようになっています。
しかも、映像化まで・・・。
「リカ」シリーズのドラマ、映画
✔︎ 2003年版「リカ」:「土曜ワイド劇場枠」で単発ドラマ
⇨リカ役:浅野ゆう子
✔︎ 2019年版「リカ」:「オトナの土ドラ」枠で全8話
⇨雨宮リカ役:高岡早紀
⇨無料視聴はこちら
✔︎ 2021年版「リカ」:「オトナの土ドラ」枠で全3話
⇨雨宮リカ役:高岡早紀
⇨無料視聴はこちら
✔︎ 2021年映画「リカ〜自称28歳の純愛モンスター〜」
⇨雨宮リカ役:高岡早紀
あの「雨宮リカ」を演じているのが、
浅野ゆう子さんと高岡早紀さん。
どちらも「雨宮リカ」の印象とかけ離れているお綺麗な方。
その美人で大女優が演じる「サイコパス・純愛モンスター」、
「貞子」よりも簡単に出会えてしまう「邪悪な者」、
気になる方は無料で視聴してみてください。
最後に
前回の「リング」に引き続き、
もしかしたら「貞子」よりも簡単に出会えて怖い存在、
「リカ」を紹介させていただきました。
実在している人物として想像しやすいのは「リカ」です。
これだけ「SNS」が普及した今、
恐ろしく邪悪な者と知り合ってしまう可能性、0とは言えません。
10代、20代、30代で「SNS」にドップリとはまっている方は、
気を付けたほうが良いでしょうね。
あまりに危険です・・・。
小説の中だけで楽しめること、
そして、もの凄く怖い思いをしながら読み進められることを、
おじさんは祈っています。
ではまた。