「新感染」のその後『半島 ファイナル・ステージ』あらすじと感想、前作と比べると・・
韓国ゾンビ映画でまさか感動させられるとは思っていなかった、
「新感染 ファイナル・エクスプレス」(日本公開は2017年)
その続編がようやく日本で公開されました。
2021年1月1日、ゾンビ映画を元旦から視聴しようとは、
なかなか思えませんけど、
この作品なら観ても良いかなと、映画館に足を運んだ方もいたのではないでしょうか。
『新感染半島 ファイナル・ステージ』
前作「新感染 ファイナル・エクスプレス」から4年後のお話になっています。
位置ずけとしては続編ですが、
視聴してみると、前作とは全く異なった作品になっていましたね。
正直、個人的にはあまり・・・。
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『新感染半島 ファイナル・ステージ』
『新感染半島 ファイナル・ステージ』
映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』韓国版特別映像2
ヨン・サンホ
・出演(役名)
カン・ドンウォン
(ジョンソク/元軍人)
イ・ジョンヒョン
(ミンジョン/終末後の韓国にいる母親)
イ・レ
(ジュニ/ミンジョンの長女)
イ・イェウォン
(ユジン/ミンジョンの次女)
キム・ドユン
(チョルミン/ジョンソクの義理の兄)
クォン・ヘヒョ
(キム/ミンジョン家族と暮らしている元軍人)
ク・ギョファン
(ソ大尉/終末後の韓国で暴れている631部隊のリーダー)
キム・ミンジェ
(ファン軍曹/631部隊に所属している狂気の軍人)
・日本公開2021年1月1日
あらすじ
『新感染半島 ファイナル・ステージ』あらすじ
4年前、
人を凶暴化させるウイルスの感染爆発によって、
韓国の国家機能はほとんど停止。人々の生活は一変。元軍人のジョンソクは、そんな国から脱出しようと最後の船に乗って香港を目指すが、
脱出直前に家族を失ってしまい、1人だけ香港へ辿り着いていた。ある日、
香港の暴力組織のボスから、韓国のソウルに戻り、2000万ドルの大金が積まれたままになっているトラックを持ってくるようにと任務を受ける。
ジョンソクは他の生存者と共に裏ルートを使って、
封鎖された朝鮮半島へ上陸。しかし、
感染爆発から国家機能停止にまで至った故郷は地獄と化していた。大量のゾンビに侵されているソウル、
そのソウルで暴れ回っている戦闘部隊、
ジョンソクたちの任務は妨害され、危機的な状況となってしまう。そして、ソウルで生き残っていたミンジョン家族に助けられ、
彼らと共にジョンソクは朝鮮半島脱出を試みる。〜『新感染半島 ファイナル・ステージ』〜
「新感染 ファイナル・エクスプレス」の続編です。4年後のお話。
冒頭にも書きましたけど、
続編とはいえ、前作との繋がりはゾンビパンデミックのみで、
登場人物も物語も全く異なる作品になっています。
密室となった列車内を舞台としたパニックものが前作。
『新感染半島』は、
ゾンビパンデミック後に生き残った人間たちのそれぞれの戦いを描いた作品、
といった感じでした。
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ジョンソク役:カン・ドンウォンについて
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カン・ドンウォン(1981年1月18日〜)は、
韓国の俳優、モデルです。
主な映画出演作は、
公開年 | タイトル(役名) |
2005年 | 「オオカミの誘惑」 (チョン・テソン) |
2006年 | 「デュエリスト」 (悲しい目/刺客) |
2007年 | 「私たちの幸せな時間」 (チョン・ユンス) |
2008年 | 「M」 (ミヌ) |
2010年 | 「義兄弟 SECRET REUNION」 (ソン・ジウォン) |
2015年 | 「群盗」 (チョ・ユン) |
2016年 | 「プリースト 悪魔を葬る者」 (チェ・ジュノ) |
「華麗なるリベンジ」 (ハン・チウォン) |
|
2017年 | 「MASTER/マスター」 (キム・ジェミョン) |
2018年 | 「人狼」※1 (イム・ジュンギョン) |
2019年 | 「ゴールデンスランバー」※2 (キム・ゴヌ) |
2021年 | 『新感染半島 ファイナル・ステージ』 (ジョンソク) |
※1
「人狼」は日本での映画館公開はなく、2018年10月19日からNetflixで配信
※2
「ゴールデンスランバー」の原作は伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」
日本版もあるが、こちらは韓国版
ちなみに、「新感染 ファイナル・エクスプレス」の嫌な奴:ヨンソク役のキム・ウィソンは、この映画で主人公の父親役を演じてる
個人的には全く知らない俳優さんなんですが、
前作「新感染 ファイナル・エクスプレス」の主人公コン・ユとは、
血縁関係のない親戚にあたるようです。
『新感染半島 ファイナル・ステージ』と、
前作「新感染 ファイナル・エクスプレス」の繋がりはゾンビのみかと思っていましたけど、
主人公同士が親戚という繋がりもあったみたいですね。
作中では一切関係の無い役柄を演じています。
主人公ジョンソクを演じるカン・ドンウォン、
もう1人の重要人物を演じているのがイ・ジョンヒョンです。
ミンジョン役:イ・ジョンヒョンについて
イ・ジョンヒョン(1980年2月7日〜)は、
韓国出身の女優で歌手です。
主な出演作は、
公開年 | タイトル(役名) |
2003年 | 「美しき日々」/ドラマ (キム・セナ) |
2006年 | 「輪舞曲」/ドラマ (チェ・ユニ) |
2014年 | 「バトル・オーシャン 海上決戦」 (チョン氏) |
2015年 | 「誠実な国のアリス」 (スー・ナム) |
2017年 | 「軍艦島」 (マルニョン) |
2021年 | 『新感染半島 ファイナル・ステージ』 (ミンジョン) |
全く知らない女優さん。歌手として有名な方なんですかね。
日本でも放送されたドラマ「美しき日々」に出演。
その挿入歌「Heaven」の日本語版を歌っていて、
日本でのCDデビューからわずか2週間という早さで、2004年NHK紅白歌合戦に出場しています。歌手としても評価されているようです。
そして今作、『新感染半島 ファイナル・ステージ』のミンジョン役。
主人公ジョンソクを助ける役柄で、作中で重要な役割を担っています。
もう1人の主人公とも言えるキャラクター。
冒頭からの伏線もしっかり回収されますよ。
そんなミンジョン役のイ・ジョンヒョン、主人公のジョンソク役カン・ドンウォンも、
『新感染半島 ファイナル・ステージ』で初めて観た俳優さんでした。
前作と比べてしまうのは無粋なんでしょうけど、
どうしても前作の登場人物たちの方が感情移入しやすかったなと・・・。
世間の声の中には、なかなか厳しい意見もチラホラと。
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『新感染半島』を既に観た方達、辛口な感想
前作より金をかけているのは分かります!
期待していましたけど、普通のゾンビ映画になってしまいました。
前作は新幹線の中というシチュエーションが良かったんですが、今作はセンスも悪くなってB級感を感じてしまいます。
前作の登場人物も出てきません・・・。
前作とは全く違うものとして視聴することをオススメします。
本当に全く違います・・・。
そして、前作「新感染」が面白すぎて、今作が少し物足りなかったですね。
ただ、ゾンビ映画が単純に好きな人にはオススメできる映画です。
前作はゾンビ映画ながら家族愛がしっかりと描かれていて、感動した記憶がありますけど、今回は結構ありふれた作品になったかな〜と感じました。
世紀末✖︎ゾンビ✖︎マフィアって感じですね。
前作と同じ世界の全く違う映画です。
もちろん違うのは当たり前ですけど、今回はゾンビ映画として何の新鮮味も感じないし、続編でなければ話題にもならないと思います。
こんなのがヨーロッパの映画館で上映されていることに驚きましたね。
一応調べてみると、平均的に5点満点中3.7点ぐらいの評価となっていました。
そこまで低い評価ではないんですよね。
ちょっと自分の評価を書くのをためらってしまうぐらい、高評価と言えるのではないでしょうか。
一応書きますけども・・・、個人的な感想ですのでご了承を。
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おじさんの感想
(前作と比べてしまい、残念ながら楽しめませんでした)
前作「新感染 ファイナル・エクスプレス」が異様に面白かったので、
相当期待して視聴した今作、
『新感染半島 ファイナル・ステージ』
正直、観ている間ずっと、緊張感のない2時間になってしまい、
怖さを一切感じませんでした。
アクションシーン、特にカーチェイスのシーンなどは、
迫力満点で、テンションが上がるカッコいいシーンだったんですけど、
物語のストーリー的にはイマイチ、
登場人物に感情移入することなく、アッサリとラストまで行ってしまった感じでしたね。
最近のゾンビものの常として、
「ゾンビよりも生きている普通の人間の方が怖い」というのはいいんです。
色々な作品で完全に慣れた展開ですから。前作にもそういった面はありましたし。
ただ、
今作で登場する631部隊、終末後の韓国で生き残り悪さを働いている連中、
これが全く怖さを感じない連中、
もっというと、陳腐な軍団に観えてしまって、全然怖くなかった・・・。
韓国ゾンビドラマ「キングダム」、韓国ゾンビ映画「#生きている」、
「ウォーキング・デッド」、そして前作、
ゾンビものを観過ぎてしまいました・・・、比べるべきではなかったですね。
631部隊のソ大尉なんて、
途中からロンドンブーツの淳さんに観えてしまい、
そればっかりが頭の中をグルグルと・・・。
個人的にはハマれなかったというのが正直な感想です。
点数の6.5というのも、前作と比べるとこれぐらいではないか、そんな点数です。
カーチェイスのシーンだけは良かったけど、他の部分はそれほど・・・。
あくまでも私個人の感想ですので、あまり参考になさらずに、
ご自身の目で『新感染半島 ファイナル・ステージ』を評価してください。
楽しめた方もたくさんいらっしゃいますからね。
最後に
超面白かった韓国ゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」、
その続編となる『新感染半島 ファイナル・ステージ』が公開。
なんとかソーシャルディスタンスを守りながら、
映画館で視聴してきましたので、記事にさせていただきました。
ハードルが上がりきってしまった続編、
最終的な評価はご自分の目で観て判断してください。それが正解ですからね。
全く受け入れられない続編となっているのか、
これはこれでアリ!という続編になっているのか。
絶対に楽しめた方が良いに決まっていますし。
私は敗北しました。
『新感染半島 ファイナル・ステージ』は今現在、公開中となっています。
映画館で観る際はマスクを忘れずに。
ではまた。
→→韓国映画『#生きている』、籠城系ゾンビモノのあらすじと感想
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→→韓国ゾンビドラマ『キングダム』、「ウォーキング・デッド」版ゾンビより怖すぎる