「小説」選びに悩んだら、「このミス」大賞がオススメ

2021年11月28日

本を読む習慣が出来上がっているおじさん、そんな私ですが、

結構悩む事も多いんですよね。

好きな作家の小説がコンスタントに発表されていて、
読む小説の選択に困らなければ最高ですけど、なかなかそう上手くはいきません。

小説を探す

本屋で直に探す・・・

ネット上でなんとなく探す・・・

どちらでも悩みまくって小説を選んでいます。

読んだ事のない作家の小説を手に取る行為は、
いわばギャンブル、外れる可能性の方が高いです。

出来れば読み慣れた作家さんの小説を読みたいけど・・・。

そう悩む事が多かったので、安易な方法を決行しました。

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「小説」選びに悩んだら・・

本屋の中でウロウロと悩むのも時間が勿体無いし、
ネットサーフィンのみで時間を潰すのも勿体ない・・・。

そんな思いだったので。

安易な思考と方法を決行

単純に評価されている小説を読もう

✅ 小説の賞レースでトップになったものを片っ端から

映画でいうところの、
アカデミー作品賞を受賞している映画を観る行為と一緒です。

評論家が評価しているんだから面白いはずですよね?

というギャンブルですけど。

悩んで時間を浪費するよりはマシかなと。

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賞レース関連の「小説」を読んでみよう

芥川賞や直木賞だと、ちょっと敷居が高い気がしたので、
もうちょっと軽く読める小説がいいなということで、本棚を物色していたら、
良さそうな感じの賞を見つけました。

「このミステリーがすごい!」大賞

✅ 2002年に宝島社、NEC、メモリーテックの3社が創設したノベルス・コンテスト

✅ 略称は”「このミス」大賞”

✅ 新人作家さんを探すのに最適な賞レース

これです。

正直に言いますと、
あまり有名な作家さんが受賞するような賞ではありません。
むしろ、この賞を獲ってから有名になった方が多いと思います。

チーム・バチスタの栄光」の海堂尊、「さよならドビュッシー」の中山七里など、

この賞がキッカケで有名になって、後々、映画やドラマにまでなった小説も。

もし今、

どの小説を読もうか悩んでいましたら、
「このミス」大賞関連の作品を読んでみてはいかがでしょうか。

本屋にも、「宝島社」文庫として必ずありますし、ネットで検索しても簡単に見つかります。検索する時は、「大賞」を付けて検索してください。違う方がヒットしてしまいますので。

このミステリーがすごい!  大賞     これで検索

そうすれば、

まだ読んだことのない作家の、もしかしたら楽しめる作品に、
出会えるかもしれません。

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「このミス」大賞の小説で悩み解消

「このミス」大賞の大賞受賞作を、単純に手にとっていくと、
かなりの時間、完璧な暇つぶしができるようになります。

歴代の大賞受賞作は、

「このミス」大賞、歴代大賞受賞作

第1回(2002年
金賞:「四日間の奇蹟」/著者:浅倉卓弥(デビュー作)

第2回(2003年
大賞:「パーフェクト・プラン」/著者:柳原慧(デビュー作)

第3回(2004年
大賞:「果てしなき渇き」/著者:深町秋生(デビュー作)
大賞:「サウスポー・キラー」/著者:水原秀策(デビュー作)

第4回(2005年
大賞:「チーム・バチスタの栄光」/著者:海堂尊(デビュー作)

第5回(2006年
大賞:「ブレイクスルー・トライアル」/著者:伊園旬(デビュー作)

第6回(2007年
大賞:「禁断のパンダ」/著者:拓未司(デビュー作)

第7回(2008年
大賞:「屋上ミサイル」/著者:山下貴光(デビュー2作目)
大賞:「臨床真理」/著者:柚月裕子(デビュー作)

第8回(2009年
大賞:「トギオ」/著者:太郎想史郎(デビュー作)
大賞;「さよならドビュッシー」/著者:中山七里(デビュー作)

第9回(2010年
大賞:「完全なる首長竜の日」/著者:乾緑郎(現代小説デビュー作)

第10回(2011年
大賞:「弁護士探偵物語・天使の分け前」/著者:法坂一広(デビュー作)

第11回(2012年
大賞:「生存者ゼロ」/著者:安生正(デビュー作)

第12回(2013年
大賞:「警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官」/著者:梶永正史(デビュー作)
大賞:「一千兆円の身代金」/著者:八木圭一(デビュー作)

第13回(2014年
大賞:「女王はかえらない」/著者:降田天(デビュー作)

第14回(2015年
大賞:「神の値段」/著者:一色さゆり(デビュー作)
大賞:「ブラック・ヴィーナス 投資の女神」/著者:城山真一(デビュー2作目)

第15回(2016年
大賞:「がん消滅の罠 完全寛解の謎」/著者:岩木一麻(デビュー作)

第16回(2017年
大賞:「オーパーツ 死を招く至宝」/著者:蒼井碧(デビュー作)

第17回(2018年
大賞:「怪物の木こり」/著者:倉井眉介(デビュー作)

第18回(2019年
大賞:「紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人」/著者:歌田年(デビュー作)

第19回(2020年
大賞:「元彼の遺言状」/著者:新川帆立(デビュー作)

第20回(2021年
大賞:「バーチャリティ・フォール」/著者:南原詠(デビュー作)

この歴代大賞受賞作から、
何人もの新人作家さんを知ることができて、
その後、その新人作家さんの新作が発売されれば、暇つぶしに利用させてもらっています。

その後も楽しめる作家さんとして、この2作は個人的におすすめです

 

 

 

最後に

私が、「このミステリーがすごい!」大賞受賞作で、1番最初に読んだのが、

チーム・バチスタの栄光」でした。
これが大当たりでしたので、その後も、
この賞に関係している作家の作品を読み続けている次第です。

読んだことのない作家の小説を読むのは、勇気がいることかもしれません。
ギャンブルですね。

ただ、賞を獲っている作品を読んでいけば、
多少ギャンブル性は薄れていくのではないかと、個人的には思っています。
せっかく読むなら失敗したくないですからね。

少しづつ読める作家を増やしていけば、読める小説も少しづつ増えていきます。

あなたにとって、
暇つぶしに最適な小説が増えていくことを祈っています。

ではまた。

 

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