映画『リカ〜自称28歳の純愛モンスター〜』あらすじ/原作「リターン」/感想
進化のスピードが半端ありません。
第2回(2001年)ホラーサスペンス大賞を受賞した小説がシリーズ化、
そこから約20年ほどかかってシリーズは7作品に。
小説の発表スピードは緩やかなのに・・・。
「最恐の女」が侵食するスピードは桁違いです。
「最恐の女リカ」は進化を続ける
✔︎ 2003年「土曜ワイド劇場」で単発ドラマ化
✔︎ 2019年「オトナの土ドラ」枠で連続ドラマ化
✔︎ 2021年「オトナの土ドラ」枠で連続ドラマ化
✔︎ 2021年映画『リカ〜自称28歳の純愛モンスター〜』公開
単発ドラマから連続ドラマになるのに、
約16年ほどの時間が経過していますが、連続ドラマから映画化されるスピードは異様な速さです。
やはり、
「最恐の女リカ」の狂気が侵食するスピードは、
彼女の走るスピードと同等でした。
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映画『リカ 〜自称28歳の純愛モンスター〜』キャスト/あらすじ
『リカ 〜自称28歳の純愛モンスター〜』
高岡早紀主演『リカ 〜自称28歳の純愛モンスター〜』
・原作
五十嵐貴久「リカ」「リターン」
・監督
松木創
・出演(役名)
高岡早紀
(雨宮リカ/最恐の自称28歳)
市原隼人
(奥山次郎/警視庁捜査一課刑事)
内田理央
(青木孝子/警視庁捜査一課刑事)
佐々木希
(梅本尚美/警視庁捜査一課刑事)
マギー
(戸田弘之/警視庁捜査一課刑事・主任)
尾美としのり
(長谷川浩二/警視庁捜査一課刑事・係長)
・公開日 2021年6月18日
雨宮リカ役、最恐の女を演じるのは、
すでにお馴染みになりつつある高岡早紀さん。
その最恐の餌食になるのが、今回は市原隼人さん。
「リカシリーズ」を読んできた者として言えることは、
雨宮リカと関わった全ての人間が犠牲者になるのは決定事項、そんな思いで一杯です。
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あらすじ
映画『リカ』あらすじ
マッチングアプリで出会った本間隆雄を拉致し、
姿を消していた雨宮リカ(高岡早紀)。
その事件から3年経ったある日、
ようやく本間隆雄が見つかった。
山中でスーツケースに入った遺体、絶望的な姿で見つかったのが、
3年前に雨宮リカに拉致され、行方不明となっていた本間隆雄。
この事件を受け、
警視庁捜査一課の刑事奥山(市原隼人)は、
潜伏中のリカをおびき寄せるため、
偽名を使い、マッチングアプリでリカを探し出すことに成功。
しかし、
奥山は徐々にリカに侵食されていく。
純粋なドス黒い感情を相手にぶつけるリカ、
そのモンスターにのめり込んでいく奥山。
「やっと会える・・・雨宮リカ」
奥山は最恐の”純愛モンスター”に近づいてしまう・・・。
〜『リカ 〜自称28歳の純愛モンスター〜』〜
五十嵐貴久のサイコ・サスペンス、ホラー要素もある小説「リカシリーズ」、
その中の「リターン」を題材にして制作された映画、
『リカ 〜自称28歳の純愛モンスター〜』。
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2019年版ドラマの後日談
映画『リカ 〜自称28歳の純愛モンスター〜』は、
2019年に放送されたドラマ版のその後を描いた作品になっています。
・2019年版ドラマ「リカ」第2部
(第5話〜第8話まで)
・原作
五十嵐貴久「リカ」
・出演(役名)
高岡早紀
(雨宮リカ/最恐の女)
大谷亮平
(本間隆雄/映画会社に勤めるプロデューサー)
徳永えり
(本間葉子/本間の妻)
稲垣来泉
(本間亜矢/本間の娘)
夏菜
(金沢千秋/映画会社の制作部デスク)
柏原収史
(原田信也/探偵)
武田晋
(佐々木部長/本間の上司)
内田健司
(坂井政司/アシスタントプロデューサー)
藤岡正明
(菅原忠司/刑事)
・東海テレビ:フジテレビ系「オトナの土ドラ」枠で、
2019年11月9日(第5話)〜11月30日(第8話)に放送されました。
この2019年度版ドラマ「リカ」の第2部、
その最終回の後日談を描いたのが、
映画『リカ 〜自称28歳の純愛モンスター〜』です。
大谷亮平さんが演じていた”本間隆雄”の遺体が見つかってスタートする映画ですね。
最終回から3年後のお話となっています。
映画『リカ』を観るなら、
ドラマ版を視聴してからの方が良さそうです。
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原作「リターン」
映画『リカ 〜自称28歳の純愛モンスター〜』の原作は、
五十嵐貴久の「リターン」という小説が基になっています。
ドラマや映画にと、忙しく動き回っている「リカシリーズ」ですが、
原作小説との関わりはこんな感じです。
原作小説(発売順) |
「リカ」 【ドラマ化】2003年「土曜ワイド劇場」/リカ役:浅野ゆう子 【ドラマ化】2019年「オトナの土ドラ」第2部/リカ役:高岡早紀 |
「リターン」 【映画化】2021年『リカ』/リカ役:高岡早紀 |
「リバース」 【ドラマ化】2021年「オトナの土ドラ」/リカ役:高岡早紀 |
「リハーサル」 【ドラマ化】2019年「オトナの土ドラ」第1部/リカ役:高岡早紀 |
「リメンバー」 そのうち映像化? |
「リフレイン」 そのうち映像化? |
「リセット」 そのうち映像化? |
映画版の原作となっている「リターン」は、
「リカシリーズ」として2作目に発表された小説です。
(2013年6月に発売、2015年に文庫化)
「リカ」から10年後の話が「リターン」、
本間たかおの死体が見つかってスタートするお話なのは、映画版と一緒です。
ちょっと経過年数が違うだけですね。
ちなみに、原作小説「リターン」の中のリカがどんな事をしたのか、
ネタバレをせずに書いてみると、
小説「リターン」の中の雨宮リカ
✔︎ リカの仕業と思われる死体が発見
バラバラ、顔のパーツがない状態なのに、死因が窒息・・・、
リカと共に10年間、その状態で一緒に暮らしていた痕跡・・・。
✔︎ リカと連絡を取ろうしたある男性は、見事に返り討ち
✔︎ 恐ろしく勘の鋭いリカ、刑事の裏をかき、刑事を拉致
✔︎ 捕まった刑事へ愛情たっぷりに、リカの狂気が爆発
✔︎ 雨宮リカは触れてはいけない「最恐の女」
映画『リカ』が同じように描かれているのかどうかは、
視聴していただいて判断してください。
奥山役の市原隼人さんが無事で済むわけはない・・・これぐらいは想像できてしまいますね。
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「リカシリーズ」の時系列
この「リカシリーズ」、
小説の発売順と物語の時系列は一致していません。
一応、時系列をまとめてみると、
「リカシリーズ」の時系列 |
「リバース」 【ドラマ化】2021年「オトナの土ドラ」/リカ役:高岡早紀 |
「リセット」 そのうち映像化? |
「リフレイン」 そのうち映像化? |
「リハーサル」 【ドラマ化】2019年「オトナの土ドラ」第1部/リカ役:高岡早紀 |
「リカ」 【ドラマ化】2003年「土曜ワイド劇場」/リカ役:浅野ゆう子 【ドラマ化】2019年「オトナの土ドラ」第2部/リカ役:高岡早紀 |
「リターン」 【映画化】2021年『リカ』/リカ役:高岡早紀 |
「リメンバー」 そのうち映像化? |
「リバース」というのが「雨宮リカ」の原点のお話で、
2021年にドラマ化された小説です。
ですので、物語の時系列的には、2021年のドラマ版と映画版では、
時間の開きが大きいんですよね。
あくまでも2019年版のドラマ「リカ」第2部のその後、
最終回から3年後のお話となっているのが映画『リカ』です。
原作小説を読む必要はないと思いますけど、
2019年度版のドラマ「リカ」は、映画版を視聴する前に観ておく必要がありそうです。
ドラマ『リカ』、
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おじさんの感想
(極力、0円で視聴するようにしてください)
U-NEXTを利用し、
2019年のドラマ「リカ」、
2021年のドラマ「リカ〜リバース〜」と立て続けに視聴。
その後ようやく視聴した映画、
『リカ〜自称28歳の純愛モンスター〜』。
“ぶっ飛び過ぎた映画”でしたね。
まず、
ドラマ版よりは、
映画版の雨宮リカの方が原作に近い、と感じられました。
ドラマでは描けなかった残虐な描写、
この部分に関しては、映画で映像として描けておりました。
リカの人間離れした異様性と特異体質的な部分も、ある意味、描けていたのではないかと。
そしてラストには、
原作「リメンバー」的要素も多少組み込まれていて、
“雨宮リカの感染”を匂わせる描写もあり、原作を読んできたファンなら「おっ」と感じられるのではないでしょうか。
ただ、
残念なことに“ぶっ飛び過ぎ”・・・。
ドラマ版よりも怪物感を強調したかったのか、
建物の壁をよじ登り、建物から建物へダイブできる雨宮リカを観せられてしまうと、
怪物だとは思えますけど、恐怖感は一切無くなってしまいます。
せっかくのオゾマシイ存在が、笑える存在に・・・。
「シャッ」の掛け声と共にダイブする雨宮リカを観て、
掛け声と共に攻撃を繰り出すK-1の武蔵選手、
「ライダーキック」と声を出しながら攻撃をする仮面ライダーを思い出していたのは、
私だけでしょうか?
「その掛け声、何・・・?」
掛け声だけで、要らない想像をしながら視聴してしまいました。
最後まで観られたから、まぁ、良しなんですけど・・・。
今後がもしあれば、
是非とも、
“ホラー感を強調した雨宮リカの物語”を観てみたいです。
“笑える雨宮リカ”はいりません。
個人的には残念な評価になってしまいましたが、
これはただのおじさんの意見です。
ご自分の目で映画『リカ〜自称28歳の純愛モンスター〜』を観て、評価してください。
もしかすると、楽しめるかもしれませんしね。
映画『リカ』を0円で視聴するなら、
U-NEXTのキャンペーンを利用し600ptを貰い、
399ptを利用するのがベスト、
お金をかけてはダメです
最後に
異様なスピードで現実世界を侵食していく「最恐の女リカ」、
映画界への進出も果たしました。
この進化のスピードをそのまま維持してしまうと、そのうち、
「最恐の女リカ、ハリウッド進出!」、なんて事や、
「最恐の女リカ、海外でドラマ化!」、
なんて事にならないか、勘ぐってしまいます。
ジャパニーズホラーのハリウッド版として描けば、意外とあり得そうですし、
「リング」も悪くなかったですしね。
海外映画版なら、
ちょっと特殊メイクをしたフランシス・マクドーマンドを「リカ役」に。
海外ドラマ版は、
超ロングストレート黒髪にしたアン・ハサウェイを「リカ役」で。
こんな変な想像をしてしまうのも、結局は、
「最恐の女リカ」に触れてきた私自身が狂気に侵食されている、そういう事ですか・・・?。
正直、ドラマ版も映画版も微妙だったと言わざるおえませんから、
ハリウッドに丸投げしたい気持ちもあるとか、ないとか・・・。
侵食された身としては、
“背筋の凍るオゾマシイ雨宮リカの物語”を映像で観たいです。
ではまた。
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