第93回アカデミー賞(2021年)ノミネート作品が決定、勝手な予想も
2021年4月26日(日本時間)、
第93回アカデミー賞の授賞式が予定されています。
今の段階ではまだ、日程の本決まりとは言えない状況のようですが(コロナの影響により)、
ノミネート作品は発表されましたので、
サラッと紹介させていただきます。
第93回アカデミー賞
✅ 最多ノミネートはNetflix映画「Mank/マンク」(10部門)
✅ 作品賞、監督賞の最有力候補は「ノマドランド」(3月26日公開)
✅ 2021年4月26日(日本時間)に開催予定
例年に比べると、
色々あって地味な印象を受けるアカデミー賞になっておりますけど、
非常に楽しみな映画賞であることは間違いありません。
結果はあまり出ない、それでもノミネートだけはされるNetflix映画が、
今年のアカデミー賞で足跡を残せるのか?
個人的には注目しています。
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- 1. 第93回アカデミー賞のノミネート一覧
- 1.1. 作品賞(ノミネート)
- 1.2. 監督賞(ノミネート)
- 1.3. 主演男優賞(ノミネート)
- 1.4. 助演男優賞(ノミネート)
- 1.5. 主演女優賞(ノミネート)
- 1.6. 助演女優賞(ノミネート)
- 1.7. 脚本賞(ノミネート)
- 1.8. 脚色賞(ノミネート)
- 1.9. 視覚効果賞(ノミネート)
- 1.10. 衣装デザイン賞(ノミネート)
- 1.11. 撮影賞(ノミネート)
- 1.12. 編集賞(ノミネート)
- 1.13. 美術賞(ノミネート)
- 1.14. メイク&ヘア賞(ノミネート)
- 1.15. 音響賞(ノミネート)
- 1.16. 歌曲賞(ノミネート)
- 1.17. 作曲賞(ノミネート)
- 1.18. 長編アニメ賞(ノミネート)
- 1.19. 短編アニメ賞(ノミネート)
- 1.20. 国際長編映画賞(ノミネート)
- 1.21. 長編ドキュメンタリー賞(ノミネート)
- 1.22. 短編ドキュメンタリー賞(ノミネート)
- 1.23. 短編映画賞(ノミネート)
- 2. 最後に、勝手な予想のまとめ
第93回アカデミー賞のノミネート一覧
第93回アカデミー賞でノミネートされた数、上位の作品は以下の通りです。
第93回アカデミー賞 | |
数 | ノミネートされた映画 |
10 | 「Mank/マンク」※ |
6 | 「ノマドランド」 |
「シカゴ7裁判」※ | |
「ミナリ」 | |
「ファーザー」 | |
「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア」 | |
「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」 | |
5 | 「マ・レイニーのブラックボトム」※ |
「プロミシング・ヤング・ウーマン」 | |
4 | 「この茫漠たる荒野で」※ |
3 | 「あの夜、マイアミで」 |
「ソウルフル・ワールド」 | |
2 | 「TENET テネット」 |
「Another Round」 | |
「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」 | |
「ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌」※ | |
「Collective」 | |
「エマ」 | |
「ピノキオ」 | |
「ムーラン」 |
(※はNetflix映画です)
ちなみに、1部門だけのノミネートをしたNetflix映画を足してみると、
・「ミッドナイトスカイ」(視覚効果賞)
・「私というパズル」(主演女優賞:グレン・クローズ)
・「ザ・ホワイトタイガー」(脚色賞)
・「ファイブ・ブラッズ」(作曲賞)
・「これからの人生」(歌曲賞)
・「ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜」(歌曲賞)
・「フェイフェイと月の冒険」(長編アニメーション映画賞)
・「愛してるって言っておくね」(短編アニメーション映画賞)
・「オクトパスの神秘:海の賢者は語る」(長編ドキュメンタリー賞)
・「ハンディキャップ・キャンプ:障がい者運動の夜明け」(長編ドキュメンタリー賞)
・「ラターシャに捧ぐ 〜記憶で綴る15年の生涯〜」(短編ドキュメンタリー賞)
・「隔たる世界の2人」(短編映画賞)
Netflix映画は、17作品で39部門にノミネートされたという結果に。
ノミネートはされるんですけど、
いざ受賞となるかどうかは、蓋を開けてみないとわかりません。
10部門にノミネートされた「Mank/マンク」、
奇しくも昨年10部門にノミネートされた「アイリッシュマン」と同じ数です。
「アイリッシュマン」は受賞0で終わりました。
「Mank/マンク」はいくつか受賞するのではないかと・・・。
第93回アカデミー賞を勝手に予想してみます。
作品賞(ノミネート)
「ノマドランド」
『ノマドランド』予告編
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 作品賞(ノミネート) |
◎ | 「ノマドランド」 |
◯ | 「Mank/マンク」 |
▲ | 「ミナリ」 |
△ | 「シカゴ7裁判」 |
「プロミシング・ヤング・ウーマン」 | |
「ファーザー」 | |
「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」 | |
「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア」 |
アカデミー賞の最高名誉賞といえば「作品賞」。
昨年は、
「パラサイト 半地下の家族」が韓国映画として初受賞の快挙、
「ジョーカー」や「アイリッシュマン」に打ち勝って話題となりました。
で今年はというと、
印象的には「ノマドランド」が最有力、次点に韓国映画「ミナリ」といった感じです。
ヴェネツィア国際映画祭の「金獅子賞」、
トロント国際映画祭の「観客賞」、
ゴールデングローブ賞の「作品賞(ドラマ部門)」、
その他の映画賞でもしっかりと結果を残している「ノマドランド」が本命でしょうね。
「Mank/マンク」と「シカゴ7裁判」を比べてみると、
個人的には「シカゴ7裁判」方が面白かったです。「Mank/マンク」を対抗にしておりますが。
監督としてデヴィッド・フィンチャーは大好き、
俳優としてゲイリー・オールドマンが大好きな私ですけど、
「ノマドランド」なんだろうな〜、というのが本音です。
第93回アカデミー賞の「作品賞」、楽しみです。
監督賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 監督賞(ノミネート) |
◎ | クロエ・ジャオ (「ノマドランド」) |
◯ | デヴィッド・フィンチャー (「Mank/マンク」) |
▲ | リー・アイザック・チョン (「ミナリ」) |
△ | エメラルド・フェネル (「プロミシング・ヤング・ウーマン」) |
トマス・ビンターベア (「Another Round」) |
アカデミー賞の「作品賞」と「監督賞」、
だいたいこの2つは繋がっています。ノミネートも受賞も。
昨年は「パラサイト 半地下の家族」が「作品賞」、
監督のポン・ジュノが「監督賞」を受賞、歴史を振り返っても、その傾向は強いですね。
一番素晴らしい映画だと評価されて受賞する「作品賞」と言えますから、
その映画を撮った監督が「監督賞」を受賞するのは、当たり前と言えば当たり前です。
「ノマドランド」を「作品賞」の本命と予想しているので、
必然的に「監督賞」の本命予想はクロエ・ジャオ。
もしクロエ・ジャオ(中国人女性の映画監督)が「監督賞」を受賞したら、
第82回アカデミー賞の「監督賞」を受賞したキャスリン・ピグロー以来、
史上2人目の「監督賞」を受賞した女性監督になります。
・キャスリン・ピグロー(1951年11月27日〜)は、
アメリカの女性映画監督です。
日本で2010年に公開された「ハート・ロッカー」で、
第82回アカデミー賞の「作品賞」と「監督賞」を受賞しています。
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主演男優賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 主演男優賞(ノミネート) |
◎ | ゲイリー・オールドマン (「Mank/マンク」) |
◯ | チャドウィック・ボーズマン (「マ・レイニーのブラックボトム」) |
▲ | アンソニー・ホプキンス (「ファーザー」) |
△ | スティーヴン・ユアン (「ミナリ」) |
リズ・アーメッド (「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」) |
昨年、
「ジョーカー」のホアキン・フェニックスが受賞した「主演男優賞」。
圧倒的な納得感のある賞レースでした。
今年はというと、
世間の大方の予想はチャドウィック・ボーズマンが本命らしいですね。
2020年8月28日、
大腸癌の闘病生活を送っていましたが、家族に見守られながら亡くなったチャドウィック・ボーズマン。
そして、
韓国人俳優、ドラマ「ウォーキング・デッド」のグレン役でお馴染み、
スティーヴン・ユアンがノミネートされている「主演男優賞」。
どうなるか分かりませんけど、
個人的な予想はゲイリー・オールドマンで。
アカデミー賞の「主演男優賞」を死後に受賞した俳優は今までに1人です。
・ピーター・フィンチ(1916年9月28日〜1977年1月14日)は、
イギリス出身の俳優です。
日本で1977年に公開された「ネットワーク」で、
第49回アカデミー賞の「主演男優賞」を死後に受賞しています。
・「助演男優賞」部門では、
「ダークナイト」のジョーカー役:ヒース・レジャーが、
第81回アカデミー賞の「助演男優賞」を死後に受賞。
助演男優賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 助演男優賞(ノミネート) |
◎ | サーシャ・バロン・コーエン (「シカゴ7裁判」) |
◯ | ダニエル・カルーヤ (「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア」) |
▲ | ポール・レイシー (「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」) |
△ | ラキース・スタンフィールド (「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア」) |
レスリー・オドム・ジュニア (「あの夜、マイアミで」) |
ちょっと申し訳ない言い方をすると、
昨年と比べてえらく地味な印象を受けてしまう「助演男優賞」。
昨年は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のブラッド・ピットが、
華々しく演技系オスカー初受賞となった「助演男優賞」。
話題性という点で今年は地味。
誰が受賞しても別に・・と言ってしまうと元も子もないので、
「シカゴ7裁判」のサーシャ・バロン・コーエンを予想しておきます。
昨年、
第92回アカデミー賞の「助演男優賞」の派手さは異常でした。
ノミネートされたのはこの面子。
・ブラッド・ピット「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
・トム・ハンクス「幸せへのまわり道」
・アンソニー・ホプキンス「2人のローマ教皇」
・アル・パチーノ「アイリッシュマン」
・ジョー・ペシ「アイリッシュマン」
大御所の強者ばかりがノミネートされていた「助演男優賞」。
今年のノミネートを地味だと感じてしまうのは、致し方ありません。
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主演女優賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 主演女優賞(ノミネート) |
◎ | フランシス・マクドーマンド (「ノマドランド」) |
◯ | ヴィオラ・デイビス (「マ・レイニーのブラックボトム」) |
▲ | キャリー・マリガン (「プロミシング・ヤング・ウーマン」) |
△ | アンドラ・デイ (「ユナイテッド・ステイツvsビリー・ホリデー」) |
バネッサ・カービー (「私というパズル」) |
「主演女優賞」の大方の予想は、
フランシス・マクドーマンドとキャリー・マリガンの一騎打ちとなっているようです。
個人的には、
「ノマドランド」のフランシス・マクドーマンドではないかと思っています。
仮に受賞したとすると、
「ファーゴ」(日本公開1996年):第69回アカデミー主演女優賞、
「スリー・ビルボード」(日本公開2018年):第90回アカデミー主演女優賞に続き、
3回目の受賞となります。
「主演女優賞」を最多受賞しているのはキャサリン・ヘプバーン。
過去4回の受賞歴があります(男優を入れても、演技系オスカーで最多)。
・キャサリン・ヘプバーン(1907年5月12日〜2003年6月29日)は、
アメリカの女優です。
「勝利の朝」(日本公開1934年):第6回アカデミー主演女優賞
「招かねざる客」(日本公開1968年):第40回アカデミー主演女優賞
「冬のライオン」(日本公開1970年):第41回アカデミー主演女優賞(連続受賞)
「黄昏」(日本公開1982年):第54回アカデミー主演女優賞
助演女優賞(ノミネート)
「ファーザー」
THE FATHER | Official Trailer(2020)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 助演女優賞(ノミネート) |
◎ | オリビア・コールマン (「ファーザー」) |
◯ | ユン・ヨジュン (「ミナリ」) |
▲ | アマンダ・サイフリッド (「Mank/マンク」) |
△ | グレン・クローズ (「ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌」) |
マリア・バカローバ (「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」) |
全く予想が出来ない「助演女優賞」。
ネームバリューだけで言うと、
オリビア・コールマンとグレン・クローズといった感じですけど・・・。
「ミナリ」の韓国人女優ユン・ヨジュンの評価も高いようですから、
結果が楽しみではありますね。
アジア人で初の「助演女優賞」を受賞したのは、
ナンシー梅木さんです。
東洋人として初めてアカデミー賞受賞、
「助演女優賞」をアメリカ人とイギリス人以外が受賞したのも初の快挙でした。
・ナンシー梅木(本名:梅木美代志、1929年5月8日〜2007年8月28日)は、
日本のジャズ歌手、女優です。
「サヨナラ」(日本公開1957年):第30回アカデミー助演女優賞
マーロン・ブランド主演のハリウッド映画です。
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脚本賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 脚本賞(ノミネート) |
◎ | 「シカゴ7裁判」 (脚本:アーロン・キーソン) |
◯ | 「ミナリ」 (脚本:リー・アイザック・チョン) |
▲ | 「プロミシング・ヤング・ウーマン」 (脚本:エメラルド・フェネル) |
△ | 「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」 (脚本:ダリウス・マーダー、エイブラハム・マーダー) |
「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア」 (脚本:ウィル・バーソン、シャカ・キング) |
「脚本賞」というのは、オリジナルの脚本に与えられる賞で、
小説などの原作から起こされた脚本がノミネートされるのは「脚色賞」の方となっています。
第93回アカデミー賞の「脚本賞」の世間的な予想、
個人的には全く分かりませんが、
「シカゴ7裁判」か「プロミシング・ヤング・ウーマン」、そんな感じらしいですね。
視聴したし面白かったしという単純な理由で、
「シカゴ7裁判」を。
過去10年間のアカデミー賞の「脚本賞」を振り返ってみると、
「作品賞」との繋がりを感じられる賞となっています(今年は厳しいでしょうけど)。
・「英国王のスピーチ」(日本公開2011年)
第83回アカデミー賞 「作品賞」「脚本賞」を含む4部門で受賞
・「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(日本公開2015年)
第87回アカデミー賞 「作品賞」「脚本賞」を含む4部門で受賞
・「スポットライト 世紀のスクープ」(日本公開2016年)
第88回アカデミー賞 「作品賞」「脚本賞」の2部門で受賞
・「グリーンブック」(日本公開2019年)
第91回アカデミー賞 「作品賞」「脚本賞」を含む3部門で受賞
・「パラサイト 半地下の家族」(日本公開2020年)
第92回アカデミー賞 「作品賞」「脚本賞」を含む4部門で受賞
脚色賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 脚色賞(ノミネート) |
◎ | 「ノマドランド」 (脚本:クロエ・ジャオ) |
◯ | 「ファーザー」 (脚本:クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレール) |
▲ | 「あの夜、マイアミで」 (脚本:ケンプ・パワーズ) |
△ | 「ザ・ホワイトタイガー」 (脚本:ラミン・バーラミ) |
「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」 (脚本:サシャ・バロン・コーエン、アンソニー・ハインズ他) |
小説や舞台劇などから起こされた脚本に送られるのが「脚色賞」。
こちらも個人的な予想は「ノマドランド」。
大方の予想は「ファーザー」との一騎打ちとなっているようですね。
昨年「脚色賞」を受賞したのは、
「ジョジョ・ラビット」(脚本:タイカ・ワイティティ)。
過去10年間のアカデミー賞「脚色賞」を振り返ってみると、
「作品賞」と絡んだ回数はそれほど多くはありません。
・「アルゴ」(日本公開2012年)
第85回アカデミー賞「作品賞」「脚色賞」を含む3部門で受賞
・「それでも夜は明ける」(日本公開2014年)
第86回アカデミー賞「作品賞」「脚色賞」を含む3部門で受賞
・「ムーンライト」(日本公開2017年)
第89回アカデミー賞「作品賞」「脚色賞」を含む3部門で受賞
視覚効果賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 視覚効果賞(ノミネート) |
◎ | 「TENET テネット」 |
◯ | 「ミッドナイト・スカイ」 |
▲ | 「ムーラン」 |
△ | 「Love and Monsters」 |
「ゴリラのアイバン」 |
その年の最も優れた視覚効果(VFX)を使った映画に贈られる「視覚効果賞」。
アカデミー賞の部門の中で、
振り返った際に派手で1番楽しいのはこの「視覚効果賞」ではないかと。
古くは「スターウォーズ」、「エイリアン」、
スピルバーグの作品があったり、「ターミネーター2」、
「マトリックス」、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなど、
観ていて楽しい作品ばかりが名を連ねています。
昨年の受賞は「1917 命をかけた伝令」、
戦争映画が珍しく「視覚効果賞」を受賞しました。
戦争映画だけで振り返ると、
第43回アカデミー賞の「視覚効果賞」を受賞した「トラ・トラ・トラ!」になってしまいます。
(この頃は「特殊効果賞」という賞でした)
今年の予想は自信満々に「TENET テネット」。
クリストファー・ノーラン監督作「TENET テネット」が、
第93回アカデミー賞「視覚効果賞」を受賞したとすると、
3回目となります。
・「インセプション」(日本公開2010年)
第83回アカデミー賞「視覚効果賞」「撮影賞」を含む4部門で受賞
・「インターステラー」(日本公開2014年)
第87回アカデミー賞「視覚効果賞」を受賞
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衣装デザイン賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 衣装デザイン賞(ノミネート) |
◎ | 「ムーラン」 (衣装デザイナー:ビーナ・ダイグラー) |
◯ | 「Mank/マンク」 (衣装デザイナー:トリッシュ・サマービル) |
▲ | 「マ・レイニーのブラックボトム」 (衣装デザイナー:アン・ロス) |
△ | 「エマ」 (衣装デザイナー:アレクサンドラ・バーン) |
「ピノキオ」 (衣装デザイナー:マッシモ・カンティーニ・パリーニ) |
傾向としては、
現代劇よりも少し昔だったり、中世ヨーロッパ風な衣装が受賞している印象のある「衣装デザイン賞」。
現代で作られていない服を、
復刻させた技術力と美しさに与えられるような気がしますね。
ということで、個人的な予想は「ムーラン」。
日本人でこの「衣装デザイン賞」を受賞しているのは、
和田三造さんとワダ・エミさんと石岡瑛子さん。
・和田三造(1883年3月3日〜1967年8月22日)は、
日本の洋画家、版画家です。
衣笠貞之助監督の「地獄門」で色彩指導を担当し、
第27回アカデミー賞「衣装デザイン賞」を受賞しています。
・ワダ・エミ(本名:和田恵美子、1937年3月18日〜)は、
京都出身の衣装デザイナーです。
黒澤明監督作「乱」で衣装デザインを担当して、
第58回アカデミー賞「衣装デザイン賞」を受賞しています。
・石岡瑛子(1938年7月12日〜2012年1月21日)は、
東京出身のアートディレクター、デザイナーです。
フランシス・フォード・コッポラ監督作「ドラキュラ」で衣装を担当、
第65回アカデミー賞「衣装デザイン賞」を受賞しています。
撮影賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 撮影賞(ノミネート) |
◎ | 「ノマドランド」 (撮影:ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ) |
◯ | 「Mank/マンク」 (撮影:エリック・メッサーシュミット) |
▲ | 「この茫漠たる荒野で」 (撮影:ダリウス・ウォルスキー) |
△ | 「シカゴ7裁判」 (撮影:フェドン・パパマイケル) |
「ジューダス・アンド・ブラック・メサイア」 (撮影:ショーン・ボビット) |
「ノマドランド」か「Mank/マンク」なのかと言った「撮影賞」。
Netflix映画が受賞するなら、
「作品賞」よりもちょっとマイナーな賞の方が可能性が高いのでは・・・。
ということで対抗には「Mank/マンク」を。
Netflix映画が「撮影賞」を受賞、過去に1回だけあります。
・「ROMA/ローマ」(日本公開2019年)
第91回アカデミー賞「撮影賞」「外国語映画賞」を含む3部門で受賞。
ノミネートは10部門。
「アイリッシュマン」も第92回アカデミー賞で10部門ノミネート。
「Mank/マンク」も第93回アカデミー賞で10部門ノミネート。
10部門でノミネートされる映画を3年連続で排出しているNetflix。
今年はどうなるでしょうか?
編集賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 編集賞(ノミネート) |
◎ | 「ノマドランド」 (編集:クロエ・ジャオ) |
◯ | 「シカゴ7裁判」 (編集:アラン・ボームガーテン) |
▲ | 「ファーザー」 (編集:ヨルゴス・ランプリノス) |
△ | 「プロミシング・ヤング・ウーマン」 (編集:フレデリック・トラバル) |
「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」 (編集:ミッケル・E・G・ニルソン) |
大方の予想はNetflix映画「シカゴ7裁判」となっているようですが、
個人的に「ノマドランド」で。
なんだかんだ強そうですから。
ここ数年の傾向を見てみると、
歴史的な史実を基にした映画や、実在した人物を描いた実話系の映画が受賞しています。
・「ダンケルク」(日本公開2017年)
第90回アカデミー賞「編集賞」「録音賞」を含む3部門で受賞。
・「ボヘミアン・ラプソディ」(日本公開2018年)
第91回アカデミー賞「編集賞」「主演男優賞」を含む4部門で受賞。
・「フォードvsフェラーリ」(日本公開2020年)
第92回アカデミー賞「編集賞」「音響編集賞」の2部門で受賞。
この単純な流れだけを汲み取ると、「シカゴ7裁判」は大チャンスです。
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美術賞(ノミネート)
「TENET テネット 」
映画『TENET テネット 』スペシャル予告
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 美術賞(ノミネート) |
◎ | 「TENET テネット」 (美術:ネイサン・クロウリー) |
◯ | 「この茫漠たる荒野で」 (美術:デビッド・クランク) |
▲ | 「Mank/マンク」 (美術:ドナルド・グレアム・バート) |
△ | 「マ・レイニーのブラックボトム」 (美術:マーク・リッカー) |
「ファーザー」 (美術:ピーター・フランシス) |
この賞もNetflix映画が頑張れそうな賞だと思いますが、
「TENET テネット」かな〜、という印象です。
「この茫漠たる荒野で」、「Mank/マンク」、「マ・レイニーにブラックボトム」、
この3本のNetflix映画に注目したい「美術賞」ですね。
この「美術賞」には、
過去に11回もの受賞経験がある凄い方がいます。
・セドリック・ギボンズ(1893年3月23日〜1960年7月26日)は、
アイルランド系アメリカ人の美術監督です。
生涯で1000本以上の映画にクレジットされています。
過去、アカデミー賞「美術賞」に39回ノミネートされ、
11回も受賞している人物。
この11回受賞というのは、アカデミー賞全体を見ても、
ウォルト・ディズニーの26回受賞に次ぐ2位の記録となっています。
メイク&ヘア賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | メイク&ヘア賞(ノミネート) |
◎ | 「Mank/マンク」 |
◯ | 「マ・レイニーのブラックボトム」 |
▲ | 「ピノキオ」 |
△ | 「ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌」 |
「エマ」 |
歴史的には新しい部類に入る「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」、
1981年の第54回から始まっている賞です。
過去には、
「マスク」、「ビートルジュース」、「ターミネーター2」、
「メン・イン・ブラック」、「マッドマックス 怒りのデスロード」など、
名の通った作品が受賞している「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」。
去年の受賞は「スキャンダル」。
アン・モーガン、ビビアン・ベイカー、そして、日本人のカズ・ヒロが受賞。
・辻一弘(活動名:カズ・ヒロ、1969年5月25日〜)は、
京都出身、ロサンゼルス在住のメイクアップアーティスト、現代美術家です。
「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(日本公開2018年)で、
第90回アカデミー賞「メイク&ヘア賞」を日本人として初受賞。
(デヴィッド・マリノフスキ、ルーシー・シビックらと共に)
「スキャンダル」(日本公開2020年)で、
第92回アカデミー賞「メイク&ヘア賞」を受賞。
(アン・モーガン、ビビアン・ベイカーらと共に)
音響賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 音響賞(ノミネート) |
◎ | 「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」 |
◯ | 「この茫漠たる荒野で」 |
▲ | 「Mank/マンク」 |
△ | 「ソウルフル・ワールド」 |
「グレイハウンド」 |
第93回から、「録音賞」と「音響編集賞」が統合された「音響賞」。
昨年は、
「1917 命をかけた伝令」が第92回アカデミー賞「録音賞」を受賞しています。
今年、なんとなくの予想ですけど、
「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」ということで。
過去10年で、最も印象深い受賞はというと、
・「セッション」(日本公開2015年)
第87回アカデミー賞「録音賞」「助演男優賞」を含む3部門で受賞。
・「ボヘミアン・ラプソディ」(日本公開2018年)
第91回アカデミー賞「録音賞」「音響編集賞」を含む4部門で受賞。
納得といった感じの受賞でしたね。
歌曲賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 歌曲賞(ノミネート) |
◎ | 「ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜」 曲名:Husavik(フーサビーク) 歌手:モリー・サンデーンとウィル・フェレル |
◯ | 「シカゴ7裁判」 曲名:Hear My Voice 歌手:セレステ |
▲ | 「あの夜、マイアミで」 曲名:Speak Now 歌手:レスリー・オドム・ジュニア |
△ | 「ジューダス・アンド・ブラック・メサイア」 曲名:Fight for You 歌手:H.E.R. |
「これからの人生」 曲名:lo si(Seen) 歌手:ラウラ・パウジーニ |
「歌曲賞」は、その映画の主題歌的なもの、
もしくは挿入歌と言える曲に贈られる賞です。
一応、今年のノミネート曲をYouTubeで聞いてみたんですけど、
個人的な好みの曲は無かったので、なんとなく分かりやすかった曲順で予想しました。
過去の「歌曲賞」を受賞した曲で、個人的に印象深い曲は、
・「トップガン」(日本公開1986年)
第59回アカデミー賞「歌曲賞」を受賞。
「Take My Breath Away/愛は吐息のように」
・「フィラデルフィア」(日本公開1994年)
第66回アカデミー賞「歌曲賞」「主演男優賞」の2部門で受賞。
「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」(ブルース・スプリングスティーン)
・「8 Mile」(日本公開2003年)
第75回アカデミー賞「歌曲賞」を受賞。
「ルーズ・ユアセルフ」(エミネム)
おじさんだとこんな感じですね。
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作曲賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 作曲賞(ノミネート) |
◎ | 「Mank/マンク」 (作曲家:トレント・レズナー&アッティカス・ロス) |
◯ | 「この茫漠たる荒野で」 (作曲家:ジェームズ・ニュートン・ハワード) |
▲ | 「ソウルフル・ワールド」 (作曲家:トレント・レズナー&アッティカス・ロス&ジョン・バティステ) |
△ | 「ミナリ」 (作曲家:エミール・モッセーリ) |
「ザ・ファイブ・ブラッズ」 (作曲家:テレンス・ブランチャード) |
「作曲賞」は主に、
その年に公開された映画で最も優れた映画音楽が使われた作品と、
その作曲者に与えられる賞の1つです。
歌手というよりも、音楽家といった方が受賞する感じですね。
こちらも全く予想が付きませんので、
10部門にノミネートされた「Mank/マンク」ということで。
日本人でアカデミー賞の「作曲賞」を受賞しているのは、
過去1人だけです。
・坂本龍一(1952年1月17日〜)は、
日本のミュージシャン、作曲家、編曲家、作詞家、音楽プロデューサーなど、あらゆる音楽系のことに精通している方です。
「ラストエンペラー」(日本公開1988年)で音楽を担当し、
第60回アカデミー賞「作曲賞」を受賞しました。
(デイヴィッド・バーン、蘇聡と共に)
長編アニメ賞(ノミネート)
「ソウルフル・ワールド」
「ソウルフル・ワールド」本予告編
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 長編アニメ賞(ノミネート) |
◎ | 「ソウルフル・ワールド」 |
◯ | 「フェイフェイと月の冒険」 |
▲ | 「2分の1の魔法」 |
△ | 「ウルフウォーカー」 |
「ひつじのショーン UFOフィーバー!」 |
「長編アニメ賞」にエントリーされていた、
日本の大ヒットアニメ、劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」は最終的な候補とはならず、
ノミネートされたのはこの5本です。
大方の予想は、
ディズニーの「ソウルフル・ワールド」。
2001年の第74回から始まった「長編アニメ賞」、
ディズニーとピクサーのほぼ独壇場となっている賞レースですね。
日本のアニメがこの「長編アニメ賞」を受賞したのは、
1回のみです。
・宮崎駿監督作「千と千尋の神隠し」(日本公開2001年)
第75回アカデミー賞「長編アニメ賞」を受賞。
・過去にノミネートされた作品は以下の通りです。
第78回アカデミー賞「長編アニメ賞」:「ハウルの動く城」
第86回アカデミー賞「長編アニメ賞」:「風立ちぬ」
第87回アカデミー賞「長編アニメ賞」:「かぐや姫の物語」
第88回アカデミー賞「長編アニメ賞」:「思い出のマーニー」
第89回アカデミー賞「長編アニメ賞」:「レッドタートル ある島の物語」
ここまで全てスタジオジブリ作品。
第91回アカデミー賞「長編アニメ賞」:「未来のミライ」
ジブリの異様な強さを垣間見た気がします。
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短編アニメ賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 短編アニメ賞(ノミネート) |
◎ | 「愛してるって言っておくね」 |
◯ | 「Opera」 |
▲ | 「夢追いウサギ」 |
△ | 「Genius Loci」 |
「Yes-People」 |
こちらのアニメ賞は歴史が古くて、
1932年の第5回から「短編アニメ賞」がスタートしています。
なんとなくですが、
Netflixの「愛してるって言っておくね」を予想しておきます。
古い歴史のある「短編アニメ賞」、
過去に1人だけこの賞を受賞している日本人がいます。
・加藤久仁生(1977年4月24日〜)は、
鹿児島県出身のアニメーション作家です。
「つみきのいえ」(日本公開2008年)が、
第81回アカデミー賞「短編アニメ賞」を受賞。
日本人でこの賞を受賞したのは、今のところ、加藤久仁生さんだけです。
国際長編映画賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 国際長編映画賞(ノミネート) |
◎ | 「Another Round」 (デンマーク) |
◯ | 「Quo Vadis,Aida?」 (ボスニア・ヘルツェゴビナ) |
▲ | 「少年の君」 (香港、中国) |
△ | 「Collective」 (ルーマニア) |
「皮膚を売った男」 (チュニジア) |
元々は「外国語映画賞」の名称で呼ばれていた賞で、
昨年の第92回から名称を「アカデミー国際長編映画賞」に変更した賞です。
アメリカ以外の映画で、外国語(英語以外の言語)の映画を対象にしています。
昨年は「パラサイト 半地下の家族」が受賞、
今年は、評価の高い「Another Round」が有力ではないかとの予想です。
過去を振り返ってみると、
日本人の映画監督が2人、この賞を受賞しています。
・黒澤明監督作「デルス・ウザーラ」(日本公開1975年)
第48回アカデミー賞「外国語映画賞」を受賞。
・滝田洋二郎監督作「おくりびと」(日本公開2008年)
第81回アカデミー賞「外国語映画賞」を受賞。
長編ドキュメンタリー賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 長編ドキュメンタリー賞(ノミネート) |
◎ | 「タイム」 |
◯ | 「ハンディキャップ・キャンプ:障がい者運動の夜明け」 |
▲ | 「オクトパスの神秘:海の賢者は語る」 |
△ | 「Collective」 |
「老人スパイ」 |
1942年の第15回から始まっている「長編ドキュメンタリー映画賞」。
昨年の受賞は「アメリカン・ファクトリー」(日本劇場未公開)。
今現在、Netflixで視聴可能となっています。
評価が高いのは「タイム」となっています。
今現在、
Netflixで視聴可能となっている「長編ドキュメンタリー映画賞」にノミネートされている作品は、
以下の通りです。
・「ハンディキャップ・キャンプ:障がい者運動の夜明け」
監督:ニコール・ニューナム、ジム・レプリクト
・「オクトパスの神秘:海の賢者は語る」
監督:ピッパ・エリッシュ、ジェームズ・リード
短編ドキュメンタリー賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 短編ドキュメンタリー賞(ノミネート) |
◎ | 「ラターシャに捧ぐ 〜記憶で綴る15年の生涯〜」 |
◯ | 「A Concerto Is a Conversation」 |
▲ | 「Colette」 |
△ | 「Do Not Split」 |
「Hunger Ward」 |
こちらのドキュメンタリーは、
長さが40分未満の作品に贈られる賞「短編ドキュメンタリー賞」となっています。
1941年の第14回からスタートしている賞です。
何の根拠もありませんけど、
「ラターシャに捧ぐ 〜記憶で綴る15年の生涯〜」を予想。
監督:ソフィア・ナーリ・アリソン
今現在、Netflixで視聴可能となっています。
古い歴史のある「短編ドキュメンタリー映画賞」、
過去に1人だけこの賞を受賞している日本人監督がいます。
・伊比恵子(1967年〜)は、
新潟県出身のドキュメンタリー映画監督です。
1987年度のミス日本グランプリ受賞者。
「パーソナルズ〜黄昏のロマンス〜」が、
第71回アカデミー賞「短編ドキュメンタリー映画賞」を受賞。
短編映画賞(ノミネート)
第93回アカデミー賞 | |
予想 | 短編映画賞(ノミネート) |
◎ | 「プレゼント(The Present)」 |
◯ | 「白い自転車(White Eye)」 |
▲ | 「Feeling Through」 |
△ | 「隔たる世界の2人」 |
「The Letter Room」 |
1931、32年の第5回からスタートしている「短編映画賞」。
ブログでもやっていなければ、
この賞を振り返ることもなかっただろうな、という地味な映画賞です。
まぁ、振り返ったところで、何も分からないんですけど・・・。
昨年の受賞は「向かいの窓」。
監督:マーシャル・カリー、上映時間20分という短編映画です。
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最後に、勝手な予想のまとめ
第93回アカデミー賞のノミネートが発表されましたので、
勝手に予想した結果をまとめます。
第93回アカデミー賞 | |
部門 | 受賞(予想) |
作品賞 | 「ノマドランド」 |
監督賞 | クロエ・ジャオ (「ノマドランド」) |
主演男優賞 | ゲイリー・オールドマン (「Mank/マンク」) |
助演男優賞 | サーシャ・バロン・コーエン (「シカゴ7裁判」) |
主演女優賞 | フランシス・マクドーマンド (「ノマドランド」) |
助演女優賞 | オリビア・コールマン (「ファーザー」) |
脚本賞 | 「シカゴ7裁判」 (脚本:アーロン・キーソン) |
脚色賞 | 「ノマドランド」 (脚本:クロエ・ジャオ) |
視覚効果賞 | 「TENET テネット」 |
衣装デザイン賞 | 「ムーラン」 |
撮影賞 | 「ノマドランド」 |
編集賞 | 「ノマドランド」 |
美術賞 | 「TENET テネット」 |
メイク&ヘア賞 | 「Mank/マンク」 |
音響賞 | 「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」 |
歌曲賞 | 「ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜」 曲名:Husavik 歌手:モリー・サンデーンとウィル・フェレル |
作曲賞 | 「Mank/マンク」 |
長編アニメ賞 | 「ソウルフル・ワールド」 |
短編アニメ賞 | 「愛してるって言っておくね」 |
国際長編映画賞 | 「Another Round」 |
長編ドキュメンタリー賞 | 「タイム」 |
短編ドキュメンタリー賞 | 「ラターシャに捧ぐ 〜記憶で綴る15年の生涯」 |
短編映画賞 | 「プレゼント(The Present)」 |
「ノマドランド」がノミネートされた6部門で受賞、
最多10部門にノミネートされた「Mank/マンク」は3部門ぐらいに落ち着く。
第93回アカデミー賞の主役はあくまでも「ノマドランド」、
そんな感じになるアカデミー賞ではないかと、個人的には思っています。
こんな予想が当たるはずはないので、
暇潰しとして利用して頂けると幸いです。
結果は2021年4月26日(日本時間)に出る予定。
答え合わせを楽しみに待っています。
ではまた。